Eternal Smile > MOMO Can Survive 『MOMO Can Survive』第三幕 球太郎:それ、聞きます? 不可抗力なら運命として受け入れられますが、選べるとなると、これ、悪魔の選択ですね! 本当に選べるなら、ランですけど。 GM:(苦笑) 球太郎:いや、お話的に劇的なのはモモの怪我ですけど、リビングランドに放り出されて、ただでさえ危険で、治療手段もないのに、怪我なんてさせられないです! GM:お返事を聞いて、反省しました。“ヒーロー失敗”は、ヒーローがピンチに陥りドラマチックになるために使うべきであって、ストーリーを左右すべきものではなかった。 球太郎:そうだったんですね! よかったー。 GM:失敗の結果がストーリーに影響する“ヒーロー失敗”もアリだとは思うのですが、ランが助からない(死亡する)ことが確定するので、後味が悪くなっちゃうんですよ。 球太郎:やはり、マスタリング次第、シナリオやノリ次第で解釈は広がるのですね! うーん、トーグのマスタリングをやってみたくなっちゃいます。 GM:使い方はもう少し考えます。さて、戦闘シーンの演出ですが・・・。 球太郎:ここは、球太郎からコマンド入力しますので、裁定をお願いします。何ラウンドか入力しますが、勿論コマンドキャンセル上等です。 まずは、バットを構え、打撃で削りにかかります。一塁打! 二塁打!! 三塁打!!! GM:では裁定。ドラマチックシーンはヒーロー側不利です。攻撃は「肉を切らせて骨を断つ」という感じになります。バットの一撃目は白刃どりでかわされます。二撃目はランの腹に深々と決まりますが、頭突きで反撃されます。三撃目には逆に懐へ入り込まれ、脇腹に痛みが走ります。 球太郎:「くっ!」 GM:ここで“ヒーロー失敗”、傷を負って不利になっていただきましょう。 球太郎:はい、頂戴いたしました! では、脇腹の痛みをものともせず、さらに一撃を加えようとして・・・“ヒーロー失敗”! 出血が思った以上にひどく(*17)、急速に体の力が抜け、バットを取り落としてしまいます! モモ:「球太郎さんっ!」 GM:血に飢えた狼は嗤っています。「もっとだ! もっと俺を楽しませろ!」 球太郎:「すまねえな、お前と遊ぶのはちょっと無理そうだ・・・」大量の出血で、霞む視界。およそ普段からは考えられない呟きが、口をつきます。 GM:動けない球太郎に、必殺の爪が迫ります! ここで、モモが、球太郎の前に出てくる展開を希望します! やめれ、ゆーとろーがぁ! 危なかたい!! 自分を守ろうとしているモモも、モモを殺そうとしている狼も、全てが、ぼやけていく。 こんな形で・・・失うなんて・・・いやだな・・・。 モモの記憶を取り戻して、いるべき場所に返す。その日まで守り抜くと誓った。 GM:ランの眼中にはあなたしかありません。モモに危害を加えるつもりはないようです。なので、あなたをかばって仁王立ちしたモモに、「そこをどけ小娘。死にたいのか」 球太郎:その言葉を聞いた時、まるで、知らない町で旧知の友に会った時のように、球太郎の心に光が灯ります。 単なる殺戮機械なら、モモの命はとうに終わってる。 モモ:「いやです。球太郎さんを傷つけないと約束してくださるまで、どきません!」 モモ・・・。 ずっとついてきてくれたモモ。 その日が来たら、納得してサヨナラ? ・・・んなわきゃねえ・・・! 「んなわきゃ、ねえんだよ!!」 球太郎:瞳に、完全に昭和の炎が戻ります! そして、ここからパンチに繋ぎたい! その小さな、あまりにも儚い体に、巨大で、あまりにも獰猛な爪が迫る! あわや少女を貫く寸前、邪悪な爪はピタリと止まります。 球太郎:そう、“敵方失敗”の使用を宣言します! GM/ラン:「なん・・・だ、これ、は・・・?」 球太郎:そして、隙ができたところに、“ドラマ”を使用し、残った力をかき集めて、パンチを叩き込みます。 「豪速球・怒(ど)ストレートパンチ!! 目ぇ覚ませ、バカヤロウ!!」 GM:戦闘終了。モモといちゃつくパートの演出は丸投げ(笑)。 球太郎:ええー! それって、ヴォルフが起きるまでいちゃつき放題ってやつですかやだー! しかし、そんな場合ではないので、シンプルに行きます! "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |