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TORGリプレイ

『Open Mind』

第二幕

 
シーン4 Open Mind

 
GM:“ロマンス”流しちゃいますか。今からカトリーナが、ジョシュアに、あの方(宗元)のことを話そうかと思ったんですけど。

ジョシュア:残念。

GM:しょうがない。では、皆さん合流しました。

裕人:ちょっと車、ボロボロになってる。

ジョシュア:自分は皆さんが行動している間に、買い物をしていました。まず、カンテラと油。

GM:はい。

ジョシュア:あと、ロープと、杭。それを打つためのハンマーを、予備で、最低5本。

イリス:すごく、冒険者みたいだ。

ジョシュア:あとは毛布ですね。水は、ひとり頭3日分くらい持つ。

GM:〈説得〉で振りましょうか。後で「こんなことがあろうかと」と言っていただくために。

ジョシュア:(コロコロ)やったー、16。3+14で、17です。

GM:この辺はジョシュアの独壇場ですね。闇市場だと、高そうな気がしますけれども。

裕人:うまいこと値切りましたね(笑)。

ジョシュア:「とりあえず、これだけ用意してきた」

裕人:「す、すごい」

イリス:「ですね」

GM:いくつか確認です。目的地までの運転手は。

ジョシュア:私ですかね。買い物を済ませた後、ゆっくりしていて、そんなに疲れてないから。

裕人:じゃ、寝てまーす。

宗元:因みに、運転席のシートには、血がべったり。

イリス:あっ・・・。

宗元:ダッシュの時に、5ショック食らったので。

GM:ジープにはどういう並びで座りますか? 荷物を積むとキツキツですけど。

裕人:あ、うちが助手席に座りまーす。

GM:安全なところ(*8)取ったね。チッ(笑)。

イリス:カトリーナちゃんが、真ん中?

GM:後部座席の真ん中にいて、左に宗元、右にイリス、ですね。砂の中を走るので、〈地上車操縦〉で、1回だけ判定してもらっていいですか。

ジョシュア:(コロコロ)17。4+10で14、“ひらめき”使います。17。

GM:途中にちょっと、流砂っぽいところがあったんですけど、無事に越えました。

イリス:えーとね、走りながら、【アウェイ・サイト】飛ばして、武装した人が近くにいないか、見ときたい。

GM:判定どうぞ。そうですね、確かにカトリーナは、同じ地形を見つけたら、教えてくれると思います。

イリス:てい!(コロコロ)14ですね。難易度は超えた。

GM:今のところ、同じ方向を目指している人はいない。うまく先んじられたようです。

イリス:それをジョースターさんに伝える。「今のところ、大丈夫」

ジョシュア:「解った。油断しないでくれ」

GM:しばらくすると、「あっ」という声をカトリーナが上げて、一方を指差します。

ジョシュア:じゃあ、誘導してもらいましょう。

GM:ジープは、砂に埋まりそうになりながら、遺跡の入口らしきものの前に止まります。カトリーナはふっと、目を伏せて、「私たちは、正しい道を進んできました。ここが、運命の場所です」

イリス:自分も同じビジョンを前に見たんで、ここだね、って感じで頷きます。

裕人:その声に起きます。「あ、着いたんだ」

GM:ああ、だいぶ時間が経ちましたね。そろそろ日が沈む頃かな?

裕人:やったー、やったー、ヒャッハー! ローブのフードを取ります。バッ。

GM:カトリーナが、裕人の方をじっと見てる。

裕人:気づかない振りをして、「じゃあ、行きましょう、行きましょう」

ジョシュア:カンテラに火を。考古学者だったら、たいまつが絵になるんだけどね(笑)。

裕人:てーててってー♪(レイダース・マーチの節回し)
 

 地下迷宮を進む5人に、様々な危険が襲い掛かる!
 猛毒を持つコブラ、怪力を誇るマミー。ロープで滑り降りる深い谷。
 侵入者を閉じ込めようとする石扉、通路の向こうから転がってくる大岩。
 

GM:カトリーナは誰が背負った?

一同:(宗元を指差す)

宗元:ですよね(笑)。

裕人:「どっせーい!」って言いながら、全部避けたりとか、トラップを、バキィッ! って壊したりとか。

ジョシュア:や、ヒーロー役がいると楽だわ。

宗元:おかしいな、ただのヤクザなのに。

GM:すっかりヒーローですよ。カトリーナにとって。決定的なセリフをさっき言ってくれたので。

裕人:「あー、ちょっと疲れたなー」

GM/カトリーナ:「貴方でも、疲れることがあるのですか」

裕人:・・・・・。

ジョシュア:なんかすごい、失礼なこと言われた気がしますね(笑)。

裕人:自分としては、痛いところを突かれてる状態なんで、「うーん、まぁ、疲れるさ。ははははは」

GM/カトリーナ:「それでも、貴方はいつも、前向きですね」

裕人:「そうなるしかないからさ」

GM:というやりとりがあったりしながら、皆さんは、かなり深くまで潜ってきました。行き止まりに、石版と、神の姿を描いた壁画が見えます。

裕人:と一緒に、ヒエログリフも。

GM:書いてある。

宗元:「またえらい、難しい文字やのう」

GM:広い部屋です。その部屋の入口で、カトリーナは足を止めます。次の一歩を、踏み出せずにいる感じです。

イリス:「どうしたの?」って素直に聞こう。

ジョシュア:「罠があるのか?」

GM/カトリーナ:「いいえ、罠は、ありません。視ましたから」

裕人:ふーん。

GM/カトリーナ:「次に何が起こるのかが視えれば、対策を練ることができます。そうやって、今まで私は国家のために働いてきました」

イリス:・・・・・。

GM/カトリーナ:「私は、エタニティ・シャードが、見つかったその場所で、命を落とします。ですから皆さん、私が死んだ後、それを持ち帰ってください」

一同:!!
 

 
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