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TORGリプレイ

『Pandora』

 

第一幕

 
シーン5 Simultanées!

 
マルセル:戦闘ルールの復習ですね。

GM:本当は、カードは自分の行動後に場に出すんですけど、今回は1ラウンド勝負と言ったので、1枚ずつ出してから始めることにします。

勇人:事前に身構えたりする時間があった、ってことで。

GM:(出されたカードを見て)互いに“アドレナリン”。やる気満々だー(笑)。では始めます。スタンダード。ヒーロー先攻、悪役後攻。

勇人:マスターマスター。この2人の心意気に応えるんだったら、ドラマチックだと思う!

GM:そうだね! 失礼。ドラマチックシーンです。ヒーロー萎縮。2人とも振り足し1回不可能。

マルセル:お互いの剣気がぶつかり合ってる状態だな。

GM:かっこいいー。推奨行動は〈間合い〉/〈威圧〉。

神崎:いや、〈間合い〉も〈威圧〉も、やらないよ、そんなの!

マルセル:じゃあ、お互い、様子を見合うかな、と思ったら、完全に武器を抜きにかかったので、俺は、深くため息をついて、顔を覆い、うつむく(笑)。

勇人:一応、テクニックとしては、複数回行動で〈間合い〉してから攻撃すれば、相手を技能なしとかにして、殴ることができます。

神崎:そんなせこい真似したくない。

マキシム:しないしない。

GM:先攻後攻はないので、《敏捷度》順かな。

神崎:《敏捷度》13です。

マキシム:うん。神崎の方が早い。

GM:マキシムは、積極防御をするかしないか。ただし、すると反撃できない。

マキシム:積極防御なんか、しないでしょ(笑)。

神崎:因みにどうする? ダメージの扱いは。

GM:え? ノーマルルールで。

勇人:当てないで寸止め処理とかしないの?

マキシム:俺は寸止めすると思うよ。

勇人:まあ、ポシビリティで消せばいいんだけど、問題は、どんだけダメージが出るか、僕も読めない。

神崎:とりあえず、攻撃しますね。うら!(コロコロ)7。マイナス2なんで、“アドレナリン”を使うよ。これでプラス1扱い。俺の〈武道〉基本値は、妖刀使ったので(*15)24。剣匠(*16)の効果で27。プラス1がついて28。

GM:すげー!

マキシム:あっ、ぴったしだ。

GM:“アドレナリン”1枚使って、回避できます。

神崎:おおっ!

マキシム:すごい一撃が来たから、かろうじて、剣で、ぐぁーっ! って受ける。

神崎:俺は、そのグレートソードだと、この一撃は避けられまいと思ったんだけど、ガキン! と防がれて、愕然とする。「こいつ! ホントに強い!」と言って、あなたの攻撃を待ちますよ(笑)。

マキシム:俺も、一歩飛び退いて、「神崎・・・面白い奴!」

マルセル:「(勇人に)こりゃあ、駄目かもなー」(笑)

勇人:とりあえず僕は、マキシムさんがちゃんと、ホームの柱の位置と、自分の位置を考えて、振ってくれることを祈るのみ、なんですけど。あなたの剣のサイズ、解ってますよね?

マキシム:〈白兵戦〉で攻撃。(コロコロ)良くはないな。9。マイナス1で、“アドレナリン”の分で3上がって、30。

神崎:おー、さすがにそれは当たるね。

マキシム:一応、寸止めはする。

マルセル:あー、負けを思い知らされたね。

神崎:ま、しょうがないしょうがない。ユーソリオンと斬り合ったことがあるような人間と、立ち合って、負けたんだったら、この負けは名誉の負傷だよ。次勝つための。

GM:神崎さんの《耐久力》はいくつですか?

神崎:アーマー着て、全部で15。

GM:1レベル負傷K3ショックダメージ。ポシビリティを使えば無傷で済みます。

マキシム:ええーっ? ポシ使わせちゃうのか。

神崎:だとしたら、ポシビリティは使わないで、ここは敢えて、傷を受けときましょう。ばさっと斬られて、「さすが、高名な方だ。いや、マキシミリアン殿。お見それしました」って、妖刀を収めましょうか。

マキシム:「こんな鋭い攻撃を受けたのは、相棒以来だな」

神崎:「まさか、あなたの剣が、それほどまでに速く、なおかつ、熱いものだとは思わなかった」って言った後、頬か何かで、血を拭いますよ。「うーん、少し休まないとな。終わったぞ」と、2人に言います。

マルセル:待合室にある自動販売機で、ごとん、ごとん、って飲み物を買って、2人に渡して、「気は済んだか」

神崎:「ああ、充分だ。これだけの立合いができたんだ。俺の今回の報酬は要らない」

マキシム:「嵐王寺、面白かったぞ。こんなすごい斬撃が来るとは」

勇人:「よかったですね。ああ、その飲み物、フランスの味らしいですよ」

GM:すごい、ぞんざいだ!

勇人:因みに文句を言いながらも、僕も、男の子なので、ちょっと頬が紅潮しています(笑)。

マルセル:そんな感じで、全員の交流が終わった、と。

GM:では第一幕終了です。ポシビリティの補充は皆さん1点ですが、サイドストーリーが発動している、神崎さんとマキシムにはもう1点ずつ差し上げます。

神崎:“仇敵”のサイドストーリーで敵が現れるかと思ったけど、マキシミリアンか! まさか、手合わせしてみることになるとは思わなかった。

勇人:熱いですね。この展開は燃える。

GM:ここでマキシムに質問です。あなたは妖刀大戦に参加しますか?

マキシム:斬神刀って、妖刀なのか?

GM:広く言えば。

勇人:そんな設定は欠片もないんだけど、後付け設定が優先だから!

マルセル:むしろ、妖刀として登録される、くらいの(笑)。

勇人:僕らのうちの誰かが、「妖刀大戦シナリオ作りました!」って言ったら、確実に声が掛かります。

マキシム:あ、もう是非是非。

GM:了解です。

 
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