Eternal Smile > Pandora 『Pandora』 Epilogue
マキシム:改めて神崎をねぎらう。「やったな、神崎」 神崎:「いや、さすがに、俺のポシビリティだけじゃダメだった」 GM:ふーっ、ふーっ! 勇人:敵だと思っています(笑)。 神崎:「よせ。こいつは敵じゃない」 GM:しゅん。尻尾を縮めて。 勇人:可愛い。 神崎:「みんながいたから、この絵は取り戻せたんだ。ただ、手に入ったのはいいが、こんな大きなもの(*27)を持って旅はできないし、それに、これは、やはりパリにあるべきだ」というわけで、レジスタンスのメンバーに言います。「是非、ルーブル美術館の、皆の見えるところに、掲げてください。この絵が、あるべきところにあることが、全ての希望に繋がるはずです」 勇人:「そうですね」 マルセル:「神崎、感謝する。これによって、恐らく、戦況は変わるぞ」 GM:偉業を語る判定をやっていいです。コアアースの人だから、〈説得〉に+2して振ってください。 神崎:難しいなー。〈説得〉、俺高くないのに。 GM:難易度は、ここにいる人の中で最も高い《知力》。《知力》が一番高いのは? 勇人:実は僕、12。 神崎:(コロコロ)9。ポシビリティ使います。(コロコロ)“貫禄”使ってちょうど20。 GM:お見事です。「あんたたちの物語を、未来永劫語るぜ!」 神崎:ぱん! と壁を叩いて、「この絵を見たら思い出してくれ。ラ・マルセイユーズ。革命の状態から、市民たちは、貴族制を破壊し、共和制というものをもたらし、自由と博愛を世界に伝えたんだ。それがフランスの精神だ。この絵は、間違いなく、あなたたちの未来に、同じ姿をもたらすだろう。だから、ジャン・マルローには負けるな!」 マキシム:おおー。 マルセル:静かに頷いてます。 神崎:と言った後、最後にですね、「マルセル。もう、許されたんじゃないか?」 GM:・・・・・。 マルセル:それに関しては首を横に振ります。「違うな。俺はここで、お前という男の介添人となって、このパリに希望をもたらすことができた。だが、俺の横を、いまだ、悲しみや痛みが通り過ぎていく。俺は、俺が歩む限り、俺の後ろに、悲しみや痛みを通さぬために、旅を続ける。それが俺の贖罪だ」 神崎:「そっか」と言ってから、「・・・馬鹿野郎!」と一発殴りましょうか。 マキシム:ああっ! GM:殴った! 神崎:「お前はすごいことをしたんだ。それだけは、否定するな!」 マルセル:「俺に、何かを否定する権利などはない。そしてこれは、俺だけが成したものではない。俺が、肯定も否定もする必要はないだろう。全ては神が決めることだ。神が、ここまで導いてくれたのだから、つまり、神はそれを望み、それを許したということだろう」 神崎:「お前の全てが許されたわけじゃないが、それだけは、許された。今お前はそう言ったんだ」 マルセル:「悪いな。少しは解っただろう。俺も大概に頑固なんでな」と言った後、屈託無く笑います。 神崎:「へっ。(手を振って)なかなか、痛いじゃねーかよ」(笑) マキシム:ははははは! マルセル:《筋力》いくつでしたっけ。 神崎:《筋力》? 11。 マルセル:実は10なんで、近いガタイはしている。「今日は宴だ。パリの民よ、騒ぐといい」 (→NEXT) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |