Eternal Smile > Reply Reply 『Re:Re』 第一幕
GM:ではディオルド。舞台はリビングランドです。霧深きジャングルの中、あなたは、ユウイチというレルムランナーの支援を受けて、リビングランドにおける作戦行動に入るところです。ここの部族を仕切っている、ユキ姫様の陣頭指揮のもと、バラク・カーに対する一大反攻作戦を決行する、ということで。 ディオルド:ユキって、戻ってきて族長に収まったんだ。 GM:彼女は結局、 日本には帰らずに、ここでやっていくことになりました。いつも通りの格好で、「わたしの名をしっているかー! わたしはストームナイト族の族長、ユキである!」と。因みに、副官に収まっている、クールビューティのあやめさんは、前回のラストで、ディオルドに両腕をぶったぎられまして、シオンというテンプル騎士に紹介されたサイバー医師によって、サイバーアームを着けてますけれども、接続部分の傷はそのままにしてあります。そういう風にね、ディオルドに忠告されたので。自分の過ちを忘れないために。 ディ:腕を使うだけで4ケース矛盾(*2)? GM:勿論です! 頑張ります。 ディオルド:そんなところで頑張らなくていいのにー。 GM:4ケースなんぼのもんじゃい。ダイスさえ振らなければ(笑)。 ディ:ある意味、ユキより男前だ。 GM:で、ユキ姫がみんなの士気を高めた後、輸送機の中で、あやめが具体的な作戦指示を出します。ユキ姫は、本命かつ囮で、真の本命部隊は、ディオルドが属するグループで、敵の守っている、宝を奪ってきてほしい、と。正確に言うと、この近くにコアアースのハードポイント(*3)があって、半径1m、直径2mほどの土地なんですが、そこを奪うことによって、尊い足掛かりを築くことができるだろう、と。 ディオルド:なるほど。拠点を守っている兵士を蹴散らして、 そこにユキ姫が、「ここはあたしのっ!」って言って、族の旗をどんと立てればオッケー(笑)。 GM:あやめは流麗かつ華麗なビジネス口調で、「リビングランドの人たちに、難しいことを言っても解らないから、この作戦が精一杯です」と話してくれます。 ディオルド:「シンプルな作戦ほど、効果的というものですよ」 GM:「あなたの卓越した身体能力と判断能力に期待します。私は見ているだけで、手は出しません」出せば4ケースだから(笑)。 闇影:【ヒーリング】でくっつくじゃん、腕なんか。 GM:くっつくんですけど、それはそれで、なんか違う、という話でね。 アンドレ:妙なこだわりがあるな。 GM:というわけで、あやめが「今からそこの火種に火を点けますから、3つ目まで燃え尽きたら、皆さん飛行機から飛び降りて戦ってください」みたいな話をして、みんな一斉に、「うぉぉー!」「ラナーラ様の加護ー!」って言いながら、 ノーロープバンジーをかますわけです。何人かは着地に失敗して、「きゃっほー! ラナーラ様痛いっすー」「痛いの上等ー!」あー、士気くじけねぇな、この軍隊(笑)。ユキ姫も楽しそうに、白い特攻服をたなびかせながら、突っ込んでいきました。 ディオルド:では、眼下の戦いを見ながら、「よう、ユウイチ、外の世界は最近どうなのよ?」 GM/ユウイチ:「うーん。戦況は、正直、私たちが押してるくらいのつもりだったんですけど、仲間と連絡が取れなくてねー。私の知っているだけで、居場所が判らないのは、リリアンだろ、マキシムだろ、あとはピカル(*4)もか」 ディオルド:「グループで行動してたわけじゃないんだろ? それは珍しいな。パーティが丸ごとひとつ、しばらく消息を絶つというのは、よくあることだが、個別で消息を絶つ、というのは、そうそう・・・」 GM/ユウイチ:「まあ、心配は心配ですけど、どうせみんな元気で帰ってきますよ」 ディオルド:「だといいんだがな」 GM:「不安なことを言わんでください。おっと、そろそろ降下ポイントに着きますよ」そうするとあやめが、「では、御武運を祈っています」 と言って、扉を開けて。 ディオルド:・・・ノーパラシュート? GM:だからここはリビングランドだって言ってるでしょ。パラシュートなんて持ってくるのも持って帰るのも大変なんだから、飛び降りられる人しか連れてきてないんだから。私の作戦にミスはありません(笑)。 ディオルド:狼だって、痛いんだよ? GM:でも、通常攻撃無効でしょ?(笑) ディオルド:いや、まぁ、そこは、人としての礼儀を守らないと。 GM/あやめ:「時間です」 ディオルド:蹴り出されました。「ワオーン!」 (笑)
GM:そこには、古いマックがちょこんとあって、小さいストームが渦巻いています。周囲は、普通の床。後ろの方には配線も繋がっていて、どっから電気持ってきてるんだか判んないけど、ちゃんと電源が入っています。 ディオルド:じゃあ、すたすたすたっと近づいて、こう、寄っかかりながら、「ワオーン!」 闇影:いや、ワオーンっていうより、〈獣化〉は解けてるんじゃないか? 純正エリアだから。 GM:そしたら、向こうから仲間が寄ってくる気配と、『ユー・ガッタ・メール』という声が。 ディオルド:「こいつ、喋るぞ!(笑)・・・あやめ呼んできてくんない?」 GM:で、何通も、『メールが届きました』『届きました』って言われて、うるさいな、と思ったところで、あなたの獣の本能が、警告を発します。霧の中に、危険なものがいる。 ディオルド:親玉出現か? GM:正直、視界は良くないんですけど、今まで出会ったものとは異質な何かである、という感覚を得ます。肉を押し潰すような、グシャッ、グシャッという音が、次々と響き、それがどんどん迫ってきて・・・というところで暗転します。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |