Eternal Smile > Reply Reply 『Re:Re』 第三幕
GM:悪役先攻、〈トリック〉/〈挑発〉。ヒーロー後攻。推奨行動〈威嚇〉/〈トリック〉。 闇影:どうぞ、敵側行動です。 GM:ではスラッチェンは、翼を広げつつ、猛烈な勢いで旋回して、急速に動いて、一瞬姿を消したかのように。 闇影:〈トリック〉ですね。 GM:はい。因みに、僕んトコのルールで、カードをがっつり持っていかれることになるので、気をつけてくださいね。 ディ:手札も持っていくんですか? GM:持っていきますよ。場札から優先して持っていきますけど。(コロコロ) ディオルド:消します(笑)。 GM:ありがとうございます。ま、ポシビリティ使うのは確定ですからね。4人に対して、〈トリック〉32。 ディ:32? GM:はい。〈トリック〉高いッスから。 アンドレ:うえー。 闇影:積極防御します。(コロコロ)ポシビリティ。 ディ:積極防御します。(コロコロ)ポシ使います。 闇影:19だと、13差? 逆転負けまでいってるなー。せめてもうちょっと下げないと。 GM:技能なしなら1枚、萎縮なら2枚、逆転負けだったら3枚、持っていきます。 アンドレ:じゃあ、俺はそのまま、場札の“敵方失敗”を使うんで、“計画”で回収してちょうだい。 ディオルド:はーい。回収して“敵方失敗”使います。 GM:解りました。2人は防御成功ですね。 闇影:ええい、仕方がない。見せ場宣言。“ヒーロー”で振り足し。(コロコロ)達成値25までいったから、7差。萎縮ですね。 ディ:“ヒーロー”使います。(コロコロ)35。“ドラマ”でさらに振り足します。(コロコロ)よし! 目が良かった。達成値23。萎縮で、カード2枚取られちゃうんですが、取られる前に“奮起”使います。突風を受けて、一瞬、スラッチェンの姿を見失ったけれど、「風は、すぐオレたちに向く!」 闇影:おおー。いいですね。 ディオルド:すぐそこにいるんだけどね(笑)。こっちには見えてるから。 アンドレ:“敵方失敗”だからね。 GM:ニヤッと笑って、「所詮そよ風さ」
ディオルド:さて、我々の手番になったが、見せ場宣言を全員が使い切っていて、行動できるのは2人。 GM:はい。しかも。 ディオルド:スラッチェンはまだツルツル。体勢も崩れてない。我々で体勢が崩れているのが2人。 闇影:ですね。 ディオルド:というわけで、私は、“正体”カードを使って、ゴーントマンのエージェントだっていう設定にして、「お前の行動は筒抜けだ」って言おうかな、と思ってるんですけど。 ディ:えーっ?! エージェント? ディオルド:幸いワーウルフですし。「何故俺が、お前の勢力からも、オーロシュの勢力からも、狙われていると思う? 真実(*20)を知っている者だからだ」 GM:あー、なるほど。それは彼のアキレス腱なので、そのラインで押せば、付け入る隙はあると思います。ただその辺は、かなり知覚過敏のところなので、話の持って行きようによっては、逆切れしてピンチになるかもしれない、というのを警告しておきますね。 ディオルド:待てよ、“正体”だから、言った通りになっちゃうんだよね、設定がね。 GM:はい。口から出任せではなくなります。これが“疑惑”とか、“人物誤認”ならよかったんですが。 ディオルド:そっかそっか。じゃあ、「ヒューストンまで一直線だぜ!」みたいな勢いの、脱出経路と高速移動手段を持った“知人”が来てくれる方がいい? ディ:うん、その方が有り難い。 GM:ただ、この場で理想的なのは、“逃走”カードだから、“知人”だと逃げる手段を確保することはできるけど、逃げるタイミングを誰かが稼がないと、多分、逃がしてくれません。 ディオルド:(アンドレに)ほら、2人行動した後に、イニシアティブ決めるでしょ? ドラマチックだから、敵が先攻の可能性が高いんですよ。で、次の攻撃、多分耐えられないです。 GM:そうですね、ちょっと悪役に有利か、あなたたちが不利だったら、ひとりふたり持っていく自信はありますね。 闇影:相手がスラッチェンじゃなかったら、1、2ラウンド我慢して反撃、ってできるんだけど、基本値が高いからな。我慢しているうちに殺されかねん。 ディオルド:2ラウンド保たせるのは、かなり絶望的だと思うんです。 GM:ここでマスターが残酷な宣言をすると、スラッチェンは、小手調べしかしていないので。 アンドレ:うーーーん。 ディ:“アイデア”を使って、この場を切り抜ける方法を訊いてみる? 闇影:なんかねー、後でものすごく困りそうな気がするんで、ここで“アイデア”はあんまり使いたくないのよね。 ディ:なるほど。 アンドレ:奴は今、何のために来てるかって言ったら、資格を狙ってるんだよね。じゃあ、ここに用がなくなるには、どうすりゃいいか。 ディオルド:基本的には、スラッチェンに、他にもっと重要な事項ができたと思わせることだね。 闇影:重要な事項ならあります。ゴーントマンの復活です。スラッチェンにとって一番困るのは、ゴーントマンが復活して、地位を奪われることです。 アンドレ:でも、それをどういう風に奴に知らせるか。 ディ:〈トリック〉でハッタリをかます? もしくは〈説得〉? GM:数値で勝負するんだったら、ひとりにカードを集中するしかありませんが、多分その戦術を取る力はあなたたちにはないですね。 ディオルド:爆発力が出せないんだよね。見せ場宣言使い切っちゃってるから。やるなら最初だった。 GM:はい、そうです。 闇影:手詰まりか? GM:手詰まり、とまでは言いませんが、手持ちの道具を、どう使えばいいか、の段階ですね。 アンドレ:手持ちの道具って何がある? GM:“正体”1枚、“知人”1枚、“アイデア”1枚、“自己犠牲”1枚。 アンドレ:えー、俺、ここで散るか?(笑) 闇影:いや、ちと待て。“自己犠牲”は最後の手段だから。 GM:プラス、“ドラマ”が数枚ですね。これが物理的な道具です。あとは、コリン、というカードも実はあるんですが。 アンドレ:っていうか、コリンに何ができるかすら判んないからね、今。 GM:彼は、見せ場宣言もカードも何ひとつ使っていませんが、きみたちのパーティの仲間ではないので、この状況で使う気はありません。最初の混乱を止めただけでも御の字です。 闇影:みんなで説得したからね。 GM:あの説得のおかげで、希望の法則を使ったので。あれがなかったら、ヒーロー混乱のままで敵が突っ込んできて、酷い目に遭っていた。 ディオルド:とりあえず、スラッチェンを退去させるか、このままトンズラかの、二択なんだよね。 アンドレ:トンズラだと、最終的に、俺が“自己犠牲”でしんがりをやるしかないと思うんで、あんまり選択肢としては考えたくない。 闇影:いや、“知人”カードを使って乱入してもらって、そっちがスラッチェンを引き受けてくれている間に、離脱する、っていう方法があります。ホントは、レルムランナーを“知人”で呼んで、航空機で突っ込んでもらって、そのまま我々を引き上げてもらうのが、一番簡単なんだけど、この場を先送りにするだけなんで、ヘタすると、次の戦闘が二面作戦になっちゃう。 GM:まぁ結局、この場を切り抜けないと次がないワケで、今回は逃げて、リスクが高くなっても、次に備える、というのはアリです。 闇影:でね、あんまり長時間、ここで闘ってても、相手の思うつぼなんです。私としては、今、先行してる奴に追いついて、頭を抑えたいのよ。 アンドレ:っていうか、頭さえ抑えればいいんだよね、こっちとしては。 GM:その通りです。 ディオルド:先行している奴にゴールされちゃうと、負けだから・・・。 闇影:どうせだったら、我々をヒューストンへ連れていってくれる“知人”を呼ぶのが、一石二鳥ですかね。 GM:後で追い掛けてくるかもしれないけど、それはもう、織り込み済みで、覚悟してやるしかない、かな。 ディオルド:よし、ワンリスクを覚悟しましょう。“知人”を使って、ここから脱出させてくれる知人を手配します。 GM:逃亡と移動を兼ねる形の知人を呼ぶ、と。解りました。この場合、レルムランナーのシュアくんだろうな。他人のキャラを使うわけにはいかないからね。そうすると、高速輸送機っていうのかな、居住性とか貨物性とかをスルーして、高速で飛べる乗り物が、上空から接近してきます。機銃を乱射しつつ、「みんな、避けて!」みたいなことを(笑)。 ディ:危ない危ない。 闇影:ムチャクチャやな。 GM:ドカーン! とぶち込んで、教会の屋根に大穴を開けて、丁度そこに、ハシゴのついたフックを垂らして通りすぎるので、飛びついてください。僕はテクノデーモンの前で乗り降りとかする度胸はありません(笑)。 闇影:そりゃそうだろうね。 GM:「これ掴んでー!」ということで、〈格闘〉か〈軽業〉で判定してください。高速で突っ込んでくるから、難易度18。 闇影:〈格闘〉ってことは、〈武道〉でもいけるわけですね。 GM:勿論〈武道〉でもいいです。 アンドレ:あ、そっか、俺+2で足りるんだ。 GM:そう。あなたは【ブレス】で《敏捷度》が上がってるから、かなりぬるい。 ディ:達成値23。 アンドレ:達成値25。ポシなしでいったよ。へへ。 闇影:えーと、達成値24ですね。 ディオルド:達成値20だ。ドキドキ。 GM:そうするとみんな一斉に、フックとかハシゴとかガッ! って掴んで、「急速離脱する! Gに備えて!」みたいなことをシュアが言って、フルスロットルでその場を離れます。 ディオルド:耳がキーンとする。 アンドレ:逃げられるの? GM:逃げたいなー。追ってこないでねー。いくぜ、俺の〈航空機操縦〉!(コロコロ)ポシビリティを使います。まぁいいよ、使って。 闇影:自分の行動に対するポシビリティなんで、消せませんしね。 GM:(コロコロ)ほらダブル! アンドレ:ほおー。 GM:出目46! 追うスラッチェン。(コロコロ)振り足しやがったこのバカ!(コロコロ)11(笑)。 ディ:振り足しただけ。 GM:危ねぇー! とりあえず、一瞬、超ヤバかったんですけど、何とか逃げ切って、戦闘終了になります。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |