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TORGリプレイ

『Re:Re』

 

Epilogue

 

 「この世界は滅びてしまう。ならば何故、過去に戻って書き換えてはいけないのか?」
 ――アーサーの問い。
 「彼らは彼らの、僕は僕の世界で、世界を救うために頑張る」
 ――アーサーが戦いの中で導き出した答え(Re)。
 「どうせ世界は滅びてしまう。ならば何故、僕の両親はこの世界に僕を産んだの?」
 ――コリンの問い。

 「世界は、滅びるものではない。未来に繋がるものだ」
  ストームナイトがコリンに伝えた想い。それこそが答え(Re:Re)。
 

GM:それではエンディングです。リビングランドのレジスタンス村に、コリンを返すと、ロレーヌとヴェルムが大喜びで迎えてくれます。「ホントによかった。ありがとう、ありがとう!」あー、お父さん親馬鹿なんだなー、っていうのが、観客全てに伝わる感じ。

闇影:親馬鹿じゃなかったら、サイバー教皇領に乗り込んだりしないだろ(笑)。

GM:この人はね、消されかけていた奥さんに一目惚れしちゃって、信仰と過去の全てを捨てて、この女さえいればいいや! って言って駆け落ちしたら子どもができて、以下略みたいな生き方をしているので。

アンドレ:素敵だね。

ディ:熱いね。

GM:一方、ヒューストンでは、ウー・ハンと、スラッチェンが、向かい合って、互いに言うわけですよ。「何だか、似た匂いを感じる」(笑)

闇影:あれですね、漁夫の利を得ようとして、逆に散々あしらわれて馬鹿にされている、同類の匂いですね。

GM:そう。しかしこいつは敵だ、戦闘開始! まー、スラッチェンが勝つわけですが。倒れたウー・ハンは、「これで勝ったと思うなアルよー!」と言って、何故か背中から羽が生えて。

闇影:〈知識(犯罪王)〉(*24)使って、ロケットブーストでぶわーっと飛んでいっちゃう。

GM:「ワタシがストームナイト以外の奴に負けるなんてありえないアルー!」キラーンとなるのを見て、スラッチェンが、あれ? って顔をして、「ちっ。今のは殺せた筈だが」(笑)そこからばーっとカメラが遠ざかりつつ、個別エンディングに入ります。
 


 
ディ:オレからやっていいですか? ソレイユのところに、リリアンを連れて帰ろうと思います。

GM:そうですね、リリアンたちは、別の空間に隔離されていたようなモンだったので、‘名づけざるものの端末’が倒されたら、解放されて戻ってきました。

ディ:「無事で、本当に良かった」

GM:「あたしとしたことが、先手取られちゃったわ」リリアンは、自分たちが狙われる理由にも、大体見当がついて、警告を発しようとしていたんだけど、その矢先に捕まってしまったらしく。

ディオルド:中の人がいたらなー(笑)。

GM:うん。中の人がいれば、こんなことにはならなかった、というのが、リリアンのセリフでした。別にドジ踏んだわけでも何でもなく、参加してないからっていう理由だけなんで。

闇影:多分、ホントに悔しがってると思う。

ディ:「ソレイユは、本当にリリアンのことを心配していた。できれば、これからは、近くに出掛ける時でも、一緒に連れて行ってあげてくれ」

GM:リリアンはそれを聞いて頷いて、ソレイユは、肉親がいなくなるのにすごく敏感な子なので、大喜びしています。「やくそくをまもってくれたんですね! ありがとうございます!」

ディ:「当たり前のことを、しただけだ」そういえば、ソレイユは、どれくらい事情を解っているんだろう。ただ単に、閉じ込められていたリリアンが戻ってきた、だけの理解なのかな。

GM:時間がどうしたこうしたっていう、詳しいことはよく解らないけれど、とにかくその、コリンって子が、異世界からやって来て、みんなを救ってくれたんだ、っていう理解ですね。「そのあかちゃん・・・コリンくんが、しあわせになるといいですね」

ディ:「きっと大丈夫だ。10年先か、もっと先か、わからないけれど、いつかオレは、コリンに会いに行く」

GM:ニコッと笑って、「そうしてあげてください。ソレイユも、コリンくんにあいたいな」
 

【CAST】ディアン・オブロー
---バーバリアン戦士
 

GM:ストームナイト族の村では、戻ってきた勇者を歓待する儀式とか、そういうのがあって、ユキが、「生きていてよかった。勝ててうれしい」と。相変わらず、人生楽しそうです。

闇影:人生楽しくなかったら、ケタ・カルズの信者終わりだから。

GM:「つらいことも、苦しいことも、悲しいことも、ぜーんぶ生きてるってことだから、生きてるってすばらしい!」と。その横であやめさんはクールに、「お疲れさまでした」

ディオルド:テンションが違う。

GM/あやめ:「これからも、よろしくお願いします。早速ですが・・・」

ディオルド:あれだね、ジャングルの中の直径2mのハードポイントで、あやめさんがキーボードをカチャカチャカチャってやって、画面を指差しながら、俺の方に喋って、俺がこう、頷いて走り出して、ふと見上げると星空、みたいな感じで。

GM:あー、そうですね。その星空のように、あなたは、地球の一粒の可能性として、これからも輝くことになります。
 

【CAST】ディオルド・ループガル
---ワーウルフ
 

闇影:それからしばらくして、世界のどこかで、悪漢に襲われている親子がいるわけですよ。もうダメだと、お母さんが子どもをかばった瞬間に、悪漢が吹き飛ばされて、目の前に私が、黒い影が立ってるんです。

GM:「わあっ!」

闇影:その子どもに、静かに頷きかけて、悪漢の方を向いて、「シュトゥルム・ウント・ドランクぅーーー!」(笑)そうすると、ボウリングのピンのごとく、連中がばばばばばばば! と吹き飛んでいくんですね。

GM:蹴散らされたところで、お母さんが、「あなた、お名前は?」

闇影:「我が名は闇影。正義のために生き、正義のために戦い、正義のために死ぬ誓いを立てて、今、ここにいる。安心してください。連中に、明日はない!」

アンドレ:おおー。

GM:そして、また再び、黒き影は、正義のために飛ぶのであった。

闇影:「とぉっ!」とか言って飛んで、何故か昼間だったのに、真っ暗になって、月明かりに黒い影が浮かび上がるわけです。

GM:あー、いいですねー。
 

【CAST】闇影(ダークネス・シャッテン)
---ザ・ニンジャ
 

アンドレ:同じく、その何ヶ月か後に、懲りもせずに前線でがっつんがっつんやって。「まだまだだぁー!」とか言いながら、突っ込んでいく。

闇影:スラッチェンと戦った時に比べればー!(笑)

アンドレ:あれに比べればまだマシだー!

GM:色んな意味で強くなったアンドレは、戦火の中を駆け抜けていくのでした。

アンドレ:いぇーい。
 

【CAST】アンドレ・ド・モンバール
---元ホスピタラー
 

GM:最後に、時空の狭間からあなた方が去った後。
 

霊体となったコリンは、しばらく空間を漂い、
やがて、同じように時の流れの中でたゆたう、ひとりの青年の存在に気づく。
コリンのよく知っている、理知的な瞳をした青年。
「アーサー?」

「何してんの? 未来に帰ったんじゃなかったの?」
コリンの問いに対し、アーサー・リゲルは訳知り顔で頷く。
「そうか、キミも来たのか。今、帰る途中なんだよ。・・・いい冒険をしたみたいだね」
「は?」
「僕ができなかったことを、仲間たちと一緒に、キミはしてきたらしい」
「どうしてそんなことがわかんの?」

「だって、ほら。キミの後から、ポシビリティが流れてくる」

そう言って、アーサーが示した先には、
地球から未来世界へ向かって伸びる、ポシビリティ・エネルギーの架け橋があった。
ストームナイトたちが偉業を起こしたことによって、
地球に蓄えられた「希望」という名のポシビリティが、未来世界へ繋がったのだ。

「さあ、そろそろこの『永遠の一瞬』が過ぎる。一緒に僕らの時間へ帰ろう」
「は? 何言ってんだかわかんねーよ! 説明しろよこのバカ、バカ、バーカ!」
憎まれ口を叩きながらも、コリンの胸の内には、異なる想いがあった。

父さん、母さん、そして、みんな。
この世界に、僕を存在させてくれて、ありがとう。
 

GM:といったところで、三部作完結編セッション、『Re:Re』が、終了になります。お疲れさまでございました。

一同:お疲れさまでしたー!(拍手)
 

 限りなく今に近い未来………
 今夜、あるいは明朝、さもなければ来週……ほんの少しだけ未来の物語
 

 TORG Replay『Re:Re』 Fin.

---Thanx a lot for your reading! I wish your hope will come true!
 

(→postscript
 


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