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TORGリプレイ

『Re:Re』

 

あとがき

 
 最初に言っておく!
 シーンタイトルは、かーなーり電王の歌の歌詞から着想を得ている!

 
 ・・・失礼いたしました。「Reから始まる三部作」完結編、お楽しみいただけましたでしょうか。
 プレイしたのは、現在生後9ヶ月の息子ベベ太がお腹の中にいる頃。ベベ太の実年齢がコリンへ追いつく前にラストまでアップすることができて、ホッとしました。
 

・世界はひとつじゃない

 TORGの世界設定には、「マルチバース」という考え方があります。「物語の舞台となる多元宇宙(コズムバース)は、GM(ゲームマスター)の数だけ存在する」という考え方です。次にどんな事件が起こるか、NPCがどんな運命を辿るか、それらは全てGMの自由。各GMによって異なる展開を見せるコズムバースは、一種のパラレルワールド的存在となっています。
 また、多少拡大解釈になりますが、ストームナイトの活躍次第で、コズムバースの「未来が分岐する」こともあるのかなーと思います。物語ラストでのコリンのセリフは、それを踏まえたものです。願わくば、コリンとアーサーが帰り着いた未来世界が、希望の灯で照らされていますように。
 

・大いに反省

 以下、ちょっぴり後ろ向きな感想が続きます。言い訳じみていてお見苦しいですが、ご容赦のほどを。

 今回のセッションは、体力的に非常にきついものでした。妊娠のせいで体力の最大値が下がっていることに加え、予定よりも大幅に展開が遅くてプレイ時間が延びてしまったためです。疲れで判断力が鈍り、意思決定に余計に時間が掛かる・・・という悪循環。とりわけ、中盤で窮地に陥った際には、対策を比較的すぐ思いついたにも関わらず、全員で合意して行動宣言するまでに、相当長い沈黙と逡巡がありました。原因は100%私です。もっときちんと頭を働かせていれば! ご一緒した皆様、本当にすみませんでした。

 上とも関連しますが、今回私は、ディをプレイしていて、致命的な判断ミスをしました。中盤の山場・スラッチェンとの対決です。当初GMは、「敵わない相手だから逃げた方がいいよ?」とぶっちゃけるつもりだったそうです。しかし実際には、戦うか否かはプレイヤーに委ねられました。そして、私は、「ロードローラーで草木を踏み潰す」という比喩を、「放置すれば無抵抗の人まで巻き込む気である」という風に解釈し、ディの口から「逃げるわけにはいかない」と発言させてしまいました。
 正面から立ち向かって戦った結果は、ご覧の通り。死者が出なかったことと、何とか離脱する手段が残っていたことは幸いでした。仲間を、人々を「守る」ためにストームナイトをやっているディが、仲間を窮地に追いやっているんですから、まったく、お恥ずかしい限りです。
 

・伝えたい想い

 以上二点に加え、録音機器のトラブルや、育児・仕事の多忙による時間不足もあって、プレイヤー的にもリプレイ的にも必ずしも満足のいく出来ではありません。それでもこの作品を皆様に読んでいただきたかったのは、作品に込められた深いメッセージ性ゆえです。
 

 『世界は滅びるものではない。未来に繋がっていくものだ。』
 

 とりあえず、今後のディのテーマは、「若い世代のストームナイトを育てる」ことに決定ですかね(笑)。

 なお、さすが三部作完結編だけあって、今回のストーリーには、色んな要素が詰め込まれていました。ヴェルムとロレーヌ、ユキとあやめとの再会は、同じキャラを使い続けている私にとって、感慨深いものでした。シュレーディンガーの猫の話も懐かしかったです。その反面、以前のプレイに参加している(又はリプレイを読んでいる)ことが前提で話が進んでしまい、初顔合わせのキャラにとっては厳しかったかも・・・。読者の皆様、よく判らないNPCがおりましたら、是非とも『REWRITE』『RELIVE』『LIBERTY』で復習を!
 

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
 しばらく充電したら、また地球を救いに戻ってきます。
 その時まで、皆様に可能性(ポシビリティ)のご加護がありますように。
 

2008.08.17 しゃあみ・拝
 


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