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TORGリプレイ

『RESCUE』

 

第三幕

 
シーン4 Judgment(その1)

 
 新たに現れたヴァイキングは、ストームナイトをあざ笑い言い放つ。
「奴はとっくに死んだ!」
 

シュア:・・・えーと。

GM:と、いう〈トリック〉(笑)。

セバス:おおー。

シュア:もしそれが本当だった場合、確実にぶった斬られるっていうのを、解ってて言ってんのかな、こいつ。

GM:(コロコロ)ぷははは! すごい出目だね。

セバス:1。

GM:マイナス12でなおかつ3人狙いだから、〈トリック〉17。

シュア:高ぇ! ま、僕〈トリック〉18あるんですけどね。

闇影:(小声で)マイナス12で17って・・・。

マキシム:積極防御します。(コロコロ)15。+2で〈トリック〉15。

セバス:積極防御。(コロコロ)19。+6だから、21。カード1枚おーくれ。

GM:あ、そうだね。セバスは防御成功です。マキシムは技能なし。今の一言を、あなたは半分信じかかってます。

マキシム:「何っ?! ふざけるな!!」って言って、じゃあ、飛び降りちゃいます。

シュア:止めます。「待ってマキシム! そんなわけないじゃん」いくら何でも喋る方が早いはず。「安い挑発だよ。大丈夫。ホントに殺してるんだったら、俺たちの前に死体を晒しているか、アンデッドになったディが、出てきてるよ。ね?」

GM:・・・・・。

シュア:『どこのどなたか知らないけど、闇の使徒には、自己紹介の風習はないのかな。特にヴァイキングみたいな蛮族だと』

GM:ふん、と鼻で笑って、2回目の行動で、マキシムを〈挑発〉。「そこの戦士、どうした? 族長がお待ちかねだぞ」

マキシム:〈挑発〉かー。乗りそうだよね。

セバス:今技能なしでしょ?

GM:うん。(コロコロ)〈挑発〉27。

セバス:高っけー!

マキシム:《魅力》は8なので、19差。

GM:プレイヤーズコール。降りろ。

マキシム:うわー。かーっときて、飛び降りちゃうね。「ふざけやがって!」

シュア:その瞬間、はいみんな、作戦開始ー(笑)。「あ、トルウィン卿は、ご自身の判断で動いていただいて結構です。できる限りサポートしていただけると有難いですけど」

GM/トルウィン:「しかし、ユーソリオンがまだ、現れていないではないか!」

セバス:「ですから、貴女はまだお待ちください」

シュア:「ただ、血気にはやった彼を助けたいと思ったら、降りていただくのは、別に構いません」

GM:あとですね、地面から、スケルトンが1ダースほど現れます。

セバス:ほう。じゃあもう、ユーソリオンは近くにいるね。

シュア:多分、これを使役できる距離にいて、状況は見てるでしょう。魔法の水晶球で見てるか肉眼で見てるかは知りませんが。

GM:次のラウンドいきます。ここからドラマチックシーンです!

 
4ラウンド目

GM:悪役先攻、ヒーロー後攻。推奨行動〈間合い〉/〈威圧〉。悪役側、ヴァイキングは、降りてきたマキシムを〈白兵戦〉で攻撃します。(コロコロ)低いな。20。

マキシム:技能ないんだよね、俺。積極防御しかないな。(コロコロ)ポシ使おう。(コロコロ)よし、〈白兵戦〉21。かしーん!

GM:受け止められて、ニヤリと嗤った。

マキシム:「てめぇ、何者だ?」

GM:「俺の顔を忘れたか?」

マキシム:えっ?

GM:「まあいい。気付く前に殺してやる」

シュア:なんか、思い出してあげないと失礼な感じですよ。

マキシム:ホントだよね。恨み買いすぎててよく解んない。色んな奴と斬り結んでるから。

セバス:そうだねー。

GM:1ダースのスケルトンは、あばら骨抜いて、投げてきます。12本。(コロコロ)頑張ったよ。18。

シュア:当たりません。「その程度じゃ、俺とスカイウォーカーには当てられないね!」

闇影:むかーしのアクションゲームみたいだ(笑)。横スクロールの。

GM:ヴァイキング2人が、萎縮も逆転負けも消えて、マキシムに攻撃。(コロコロ)当たらない。

シュア:こいつらは正直雑魚なんで、あの、強敵っぽい奴を削ってもらえれば。

GM:(コロコロ)キャレドンのブレスもはずれ。ヒーロー側どうぞ。闇影から。

闇影:人が来る気配はないようなので、集中します。超練気。(コロコロ)4はダメだな。ポシビリティ。(コロコロ)成功しました。5ラウンドの間、高揚します。

セバス:じゃあ、そこの、俺の顔を忘れたか! のヴァイキングを、〈威圧〉しようかしら。『名も名乗らぬ奴は去れ!』(コロコロ)24。

GM:効かないです。

シュア:24で効かない。最低でも25、ってことですね。

GM:マキシムは積極防御ずみ。シュア。

シュア:〈間合い〉で、動きを見せて、上を警戒させて隙を作ります。(コロコロ)うわ、しょぼい! 流します。

 
5ラウンド目

GM:ヒーロー疲労。2ショック受けてください。悪役後攻、推奨行動は〈攻撃〉/〈挑発〉です。

マキシム:攻撃か。丁度いいや、殴っちゃえ。

闇影:ヒーロー先攻ですね。不信行動。(コロコロ)超練気の分振ります。(コロコロ)成功しました。「ふん。こんなまやかし、我に効くものか!」ばーんと地面に降りて、今どの辺にいるんだ自分?

GM:下り階段の中ほどです。

闇影:ではそこから、下を窺いながら、合図代わりの煙幕玉を落として、コロコロコロコロ・・・と転がしていくところで終わりですね。

シュア:〈挑発〉します。『思い出してもらえないって、可哀想な人ですね。名乗った方がいいと思いますよ?』(コロコロ)〈挑発〉18。

GM:通らない。

マキシム:マジで頑張ってくれー。2人が揺さぶってから、最後、攻撃するから。

セバス:俺も〈挑発〉しよう。『礼儀も知らぬ可哀想な奴め!』(コロコロ)おお、20!

シュア:素晴らしい!

セバス:(コロコロ)28。ポシ使おうかな。

GM:打ち消します。

セバス:〈挑発〉達成値22。

GM:通らないです。

マキシム:こいつ強ぇな。

闇影:いや、精神系が強いだけかも。

マキシム:〈白兵戦〉でいきます。(コロコロ)22。

GM:当たらない。

セバス:つーか、ユーソリオン以外でこれってやばくね?

シュア:これは一流どころじゃない、超一流ぐらいの数値ですね。こんな強い奴いたっけ? って感じです。

GM:・・・シュア。不信していいよ。

シュア:ああ、そういうことか!(コロコロ)ポシビリティ使います。

GM:これは打ち消せるのかな?

闇影:自分に対して不利益になることだったら、打ち消せる筈です。

GM:自分の正体を見抜かれるのを防ぐために、打ち消せますよね。でも、いいや。使ってください。

シュア:(コロコロ)〈意志力〉21。

GM:こいつの顔に、5日前あなたが見た顔が、ダブって見えます。

シュア:ソーフィン・ブヤーニの顔、ってことでいいんですか?

GM:はい。彼は、【ディスガイズ・セルフ】(変装)の魔法を使って、姿を偽っています。彼こそが、ユーソリオンです。

マキシム:ユーソリオンか!

セバス:そりゃ強ぇわな。

シュア:さすがに苦笑するしかないなー。そのまま言っちゃいますけど、「トルウィン卿。あいつです」(笑)

GM:「「なにっ?!」」って、ハモるよきっと。ユーソリオンの声とトルウィンの声が。

闇影:正体を偽る。騙す。うーん、不正っぽいですねー。

シュア:ただ、こいつにトルウィンへの強迫観念にも似た恐怖症があることからすると、どう考えてもトルウィンにびびって隠れてただけなんですけど(笑)。うわ、超カッコ悪いぞユーソリオン!

GM:「トルウィン、トルウィンだと?!」ユーソリオンは、トルウィンの顔を見て、「おのれ、こんなところまで! 予言の成就などさせぬぞ!」と、【オルタード・ファイアーボール】(*21)の詠唱を開始します。

マキシム:大層な名前の魔法だな。

GM:(コロコロ)命中達成値37。詠唱中なので、まだ撃てないけど。

セバス:詠唱ってさ、どうやって止めればいいの?

マキシム:例えば攻撃当てたら止まるとか。

闇影:いや、止まらない。詠唱はこのラウンドで終わるから、次のラウンド、自動命中。積極防御すれば別だけど。

セバス:“敵方失敗”要る?

シュア:必要な時には、お願いします。

 
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