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TORGリプレイ

『RESCUE』

 

第三幕

 
シーン4 Judgment(その2)

 
6ラウンド目

GM:悪役先攻、高揚。よし、萎縮が消える!

闇影:はい、“イニシアチブ掌握”です。

GM:了解しました。今のは流して、引き直し。(カードをめくり)えええっ?! そんな馬鹿な!! 悪役逆転負け、後攻だよ!

闇影:よしっ!

マキシム:やったー!

シュア:そりゃ、どう考えてもトルウィンを見ちゃったからでしょ(笑)。多分、詠唱が途切れたんじゃないかな。

GM:うん。火球がかき消えました。「俺が、俺が、予言を止めるのだ! 俺自身の手で!」とか言って、取り乱しております。

闇影:ヒーロー側先攻なんで、私は、充分な警戒をしながら地下の方へ下りていきます。煙がもくもくとして、中でどうなってんのかな、今。

GM:じゃらっ、じゃらっと鎖が鳴り、「おい、お前、何を!」「動くな!」っていう声と、足音がします。

闇影:足音は何人分ぐらいか判りますか?

GM:2、3人かな。

闇影:では駆け下りてそのまま、「シュトゥルム・ウント・ドランクぅーっ!」(*22

GM:〈武道〉でどうぞ。

闇影:(コロコロ)まず1人目、〈武道〉32。2人目・・・。

GM:もういいもういいもういい!(笑)すっ飛ばされた!

闇影:えー、私の疾風怒濤の攻撃が終わると、煙が晴れてですね、傷だらけでボロボロになったディアンと、それ以上にズタボロの状態で地面に倒れてる連中の姿が。

マキシム:ほうー。

GM/ディアン:「闇、影・・・、あまり、やりすぎるな・・・」

シュア:わ、ディはこの期に及んで人の心配か。さすがだな。

闇影:「なに、生きていれば充分だ」と言って、ゆっくりと近づいていって、このラウンドは終わりです。

GM:次の方どうぞ。

シュア:【シフト・ポシビリティ】を使おうと思います。

GM:グループパワー起動ですね。まず〈リアリティ〉判定をしてください。

シュア:はーい。(コロコロ)15で成功です。

GM:そしたら、参加する人は1ポシずつ出してください。

闇影:すいません、私、上の状況がわからないんで、参加できないです。

シュア:全然いいです。闇影さんはむしろ、ポシビリティを温存してください。僕はパワーの維持しかできないけど、2人の行動に対して、一緒にダイス振るんで、出目が良かったら使ってください!

セバス:推奨行動は何?

GM:〈トリック〉/〈威嚇〉です。

シュア:今のところ、〈トリック〉も高かったし、〈威圧〉も高かったし、〈挑発〉も高かった。

GM:ユーソリオン、魔法使いだからね。

シュア:そろそろ、相手の弱いところを見つけるために、〈間合い〉とか試してほしいかな。カードはもらえないけど、逆転負けなんで、押せると思うんですよ。

セバス:じゃあ、先に【ブレス】(*23)でマキシムの《敏捷度》上げちゃおうか。よっこいせ。(コロコロ)10、振り足し。(コロコロ)15。

GM:《敏捷度》が3上がりました。

セバス:あとはよろしく。因みにさ、逆転負けってことは、技能なしってことだよね?

闇影:いや、技能なしではないです。

シュア:単純に、何らかのトラブルが起きて、今だと呪文詠唱が破棄された。

GM:そりゃ呪文の詠唱止まるでしょ、トルウィン出てきたら。自分を殺すという予言の相手だもん。できすぎだよー。“イニシアチブ掌握”、絶妙のタイミングで使われたなー。

闇影:ふはははははは!

セバス:まだ俺んトコに2枚あるんだよねー。

GM:ええっ?!(笑)

マキシム:じゃあ〈間合い〉、基本値17になったから、やってみるか。(コロコロ)まわった。24。

シュア:僕も振りまーす。とう!(コロコロ)ポシ使います。(コロコロ)28まで行きました。

GM:では、出目28を使ってください。

マキシム:28だと+9。〈間合い〉26。

GM:通った!

シュア:よし、技能なしになったぞ!

マキシム:相手の脇をすり抜けて、後ろから剣を突きつける。「化けてやがったか!」

GM:「ちっ!」振り向いた。

シュア:振り向いたんですね? 〈トリック〉。『馬鹿め、後ろにトルウィン卿だっ!』

マキシム:うまい!

GM:トルウィンに背を向けるなんて! ですね。

シュア:(コロコロ)元々〈トリック〉は高いから、19。

GM:成功!

セバス:来たねー。

GM:1回ハメられると弱いんだってばー。

シュア:これは、ハメます! 申し訳ないけど! ドラマチックシーンで相手逆転負けとか、まず出ないもん。

GM:ユーソリオンは、マキシムに注意を取られてトルウィンに背中を向け、さらに振り返ってマキシムに背中を向け、ヴァイキング2人はまごまごし、「あっ、族長じゃなかったのに族長になった!」

闇影:馬鹿だなー、こいつら。

GM:無機質なスケルトンは、がっちゃがっちゃと、マキシムを殴るよ。(コロコロ)16。

マキシム:全然通んないッス。

シュア:「今のマキシムには当てられないよ。ね、お爺ちゃん」

セバス:「んー、わしの【ブレス】のおかげじゃのう」

 
7ラウンド目

セバス:“イニシアチブ掌握”。

GM:前のラウンドが維持されました。ヒーロー先攻、悪役逆転負けです。

一同:いえーい!(笑)

マキシム:ぼっこぼこにしてやるぜ!

闇影:複数回行動。ディアンの縛めを叩き斬って、そのまんま、〈疾走〉で入口まで戻ってきます。

GM:ディアンは?

闇影:肩貸しましょうか。

GM:《筋力》判定。ディアンは《耐久力》11で、鎧を着てますから、難易度17でお願いします。

闇影:(コロコロ)ちょっとつらいな。

GM/ディアン:「闇影。オレはここから、自分で出られる。お前は、先に、行ってくれ」

闇影:それを聞いて、「すまん!」と言って走り出します。〈疾走〉達成値19なんで充分到着できますよね。

GM:大丈夫じゃないかな。ただし、ドア開けるのは次のラウンド。

闇影:入口までですね。オッケーです。

シュア:僕は【シフト・ポシビリティ】維持。ノーベル賞メダルを握りしめながら、「大丈夫、いける!」

セバス:推奨行動は〈トリック〉と〈威嚇〉だよね。〈威嚇〉の方が基本値高いから、威嚇射撃しまーす。当たったらラッキーぐらいで。(コロコロ)わ、気合い入ってねぇー。

GM:因みに、このラウンドが終わるとユーソリオンの技能なしは解けます。

シュア:だから、誰かが技能なしを維持しないといけない。でないと、どんな反撃を食らうか判らない。

セバス:とはいえ、出目4だったからなー。マキシム、頑張りたまえ。

マキシム:じゃあ、〈トリック〉で、剣で足をなぎ払う。「トルウィンを見てから、てめぇの足がフラフラしちまってんぞ。どうしたんだ?」(コロコロ)17。+4だから、〈トリック〉16。

GM:技能なし維持。ユーソリオンはたたらを踏みました。

闇影:それでも技能なし維持しかできないところが、えげつないよな。

シュア:押せ押せムードの割に、実は薄氷の上なんですよね。

GM:悪役側、ユーソリオン逆転負け2回目。さてどうしよう。

闇影:勿論、キャレドンに消えてもらうべきですよね!

GM:あ、キャレドンに行動させるの忘れてた。

シュア:キャレドンも、逆転負けを食らってるわけですから、何らかの理由で動かなかった、っていうのもアリだと思います。一番理想的なのは、キャレドンが改めて死ぬ、っていうのが(笑)。

GM:飛びながらバランスを崩して、墜落してしまった、とかですね。

闇影:目の死んだキャレドンが、海の中であっぷあっぷしてるわけですね。

GM/ユーソリオン:「ちっ! だが、まだ俺には!」

シュア:『大丈夫、あれは死んでる。飛んでたのがおかしいんだ』

 
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