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TORGリプレイ

『REWRITE』

 

第二幕

 
シーン4 大脱出!(承前)
 

マキシムを地上に残したまま、ユウイチの飛行機は離陸体制に入る。
 

GM:〈航空機操縦〉、どうぞ。

ユウイチ:これで1振ったら、シャレになんないから、皆さん、成功することを祈ってくれ。

:大丈夫だ、ここで1振れば俺みたいになれるぞ(笑)。

ユウイチ:いや、前回やったからいい。(コロコロ)10。

マキシム:よっしゃ!

ユウイチ:(コロコロ)18。28! +9で、達成値28。

GM:そうすると、操縦席からは見えないんですけど、煙の向こうに、誰かがいて、杖をぐるっと回して、ファイアーボールなんかが飛ぶんですけど、飛行機が、入れ違いで飛び出します。

一同:おぉー。

ユウイチ:そしたら後ろのカーゴの部分を開けて、マキシムに飛び乗ってもらおう。「早く乗れ!」

GM:ではマキシムは〈疾走〉で。

マキシム:(コロコロ)18。〈疾走〉は持ってないから、《敏捷度》と足して、15。

GM:15だと、ちょぉっと届かない。

ディアン:“援助”する。手を差し伸べる!「マキシミリアン!」

マキシム:じゃあこっちも、「ディアン!」って叫んで、引っ張ってもらう。

ユウイチ:ファイトー!

:一発ぁっつ!(笑)

GM:では、いつかの借りを返すかのように、伸ばされたお互いの手が、しっかりと繋がれ、あなたを引っ張り上げます。

マキシム:危ない危ない。

ディアン:演出として、その時に、腕の傷痕、まだ消えていない傷痕が見える。

GM:ああ、なるほど。じゃあ少しズキッとするけど、しっかり手を握り返して、引っ張り上げると。

ユウイチ:そしたらば、引っ張り上げたのを確認して、少しずつカーゴを閉めながら、一気に加速掛ける。

GM:もう一回〈航空機操縦〉振ってください。

ユウイチ:(コロコロ)15。+2ですから、達成値21。

GM:ぐは。そりゃでけえ。では、下の方から、「逃がすな!」とか、そういった色んな声が飛ぶんですけど、凄まじいスピードで、嵐の中を突っ切って。

ユウイチ:一言捨て台詞として、「人を小馬鹿にした態度はよくないと思うよー」と言ってやろう。

GM:とりあえず、天候不良が幸いしたのか、すぐに追撃がかかる様子はなさそうです。はい。
 

「ラーゲ隊長。奴らが、飛び去りました」
イギリス軍の兵士が、杖を持った男の前で踵を合わせて報告する。
「見れば判る。そのようなことは、いちいち報告しなくても結構だ」
ラーゲと呼ばれた男は、兵士を一瞥もせずに冷たく言い放つ。
「だが、まあ、問題はあるまい。そのぐらいは、誤差の範囲だ」

一方、飛行機の中では、光が無事リンク回復をすませ、生来の輝きを取り戻す。
その横で、ディアンが誰に聞かせるでもなく呟く。
 

ディアン:窓から下を見ながら、「何故、オレたちは、狙われた?」

マキシム:じゃあ隣で、「少なくとも、奴が関係あるんだろ」ちらっとアーサーを見る。

ディアン:「いや、わからない。オレは・・・さっき、犯罪者と呼ばれた」

マキシム:・・・・・。

ユウイチ:・・・うーん。

:「何ぃっ、犯罪者だと! 一体どういうことだ。君は、正義の人じゃなかったのか?!」

ユウイチ:えー、かくかくしかじか。

GM:要するに、ディアンが、魔剣に魅入られて、アイル政府に反逆して城を占拠して、反政府活動を行った(*12)、というようなことがあったんですよ。

ユウイチ:ま、あの程度で、犯罪者呼ばわりするのはね。

:いや、今、話聞いた感じでは、すごい犯罪者だよ。

GM:ものすごい犯罪者だよ? アイルだから目をつぶってくれてるけど。

ユウイチ:そう? 別に城の一つや二つで。

マキシム:とりあえずディアンに一言だけ。「お前は善いことをしたんだ。そんなことは忘れろ」

ディアン:「・・・・・」

:「法というものは確かに、みんなを守るルールだが、そのルールも、時には人を傷つける道具となることがある。今の君は、その、人を傷つける道具となった法に、裁かれた者なんだ」

ディアン:なんか、わかんなくなってきた(笑)。

ユウイチ:でも、言ってることは良いことだ。

:「君の心が輝いているのを、僕は知っている! そして僕は、僕は、君を信じてる!」って言って、涙を滂沱ー(笑)。

ユウイチ:「また泣いてるよ」

GM:そうするとですね、教授の助手が、「感動しましたー!」(光にタックル!)

ディアン:えぇっ?

ユウイチ:「ほら、もう、お前ら2人で抱き合ってろ!」

GM:よく見るとね、柔らこくって、暖かくって。女の子ですね。

ユウイチ:おおー。

:大丈夫、“ロマンス”カードが出てないから。まだ平気。

マキシム:女の子の助手なんだ。

GM:おにゃのこです。

ユウイチ:ま、おれは知ってんだろうけどな。

GM:でも、前の助手は男だったような記憶がある。

ユウイチ:あれ?「えー、教授、ちょっといいかな」

GM:教授はですね、おもちゃを見つけた子どものようですよ。アーサーの身体の文字を見ながら、嬉々として、「うぉー! ほー! ほー!」とか言って。

ユウイチ:「教授、いつものあいつはどうしたんだい? あの助手くんは」

GM:そうすると教授は、全然聞いてないんですけど(笑)、助手がですね、「あー、あの、私、代わりましたー」(ぴしっと敬礼!)

ユウイチ:ぴしっ?

GM:「よろしくお願いしますー」

:うわ、“警戒”カード(*13)欲しいー!

GM:名前は、もう便宜上、判り易いので、「ジョシュって言います!」(笑)

マキシム:わっかりやす!

:ああもう、名前の由来からして、大丈夫。

GM:ビジュアル的には小さいグルグル眼鏡掛けてて、当然取るとな(笑)。

ユウイチ:「(毒気を抜かれ)ま、よろしく」

 
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