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TORGリプレイ

『Samurai Overdrive!』

 

第一幕

 
シーン3 訪日狂想曲

 
GM:というわけで皆さんは、ユウイチの輸送機に乗って、ニッポンへ行くことになります。ニッポン上空の様子は、ストームがちょっとあるぐらい。ユウイチさん、〈リアリティ〉チェック。

ユウイチ:(コロコロ)12。

GM:全然大丈夫です。ユウイチ的には、いつもは世界の境界線を越えたら、ストームがばーっとあって、すげぇ大変だったり、〈リアリティ〉チェックに失敗したらポシビリティ削られたりするんだけど、やっぱニッポンは侵略されてないから楽勝だったな、って感じ。

ユウイチ:いや、違う。何もなかったから余計に嫌な予感がする。今までは空が必ず荒れてて、やっと越えられた! っていうのが普通だから、安全すぎて逆に怖ぇ。

GM:あーなるほどね。こんな安全な旅は逆におかしい、と。
 

 ユウイチの不安をよそに、輸送機は滑るように羽田空港へと着陸する。
 

GM:下には報道陣がいて、皆さんのランディングの様子が中継されてます。『今、アイルの特使を乗せた、政府専用機が、降り立とうとしています!』

ディアン:闇影はどこにいる?

闇影:勿論、輸送機の上に立ったままです。さあ、隠形しようか。(コロコロ)6?

ユウイチ:え?

GM:大丈夫ですか? ここで失敗すると、『忍者が乗ってます、忍者が!』って、大騒ぎになりますけど。

闇影:大丈夫。ポシビリティ。(コロコロ)これで〈隠れ身〉25。

GM:『今、アイルの特使が到着しました!・・・何かが見えます。上に』(笑)あれは何だ? って、視聴者が気になったところで。

闇影:すーっとそれが消えていくわけですね。

GM:闇影さん、〈軽業〉で頑張っていただいてよろしいですかね。さすがにランディング中も立ったままはやべぇッスよ。

闇影:いいですよ。(コロコロ)む?

マキシム:やばいんじゃない?

リリアン:振り落とされた?

GM:今あの人は消えてるから、こけても誰も気づかない。

闇影:大丈夫大丈夫。“ヒーロー”使うから。(コロコロ)〈軽業〉19です。

GM:それなら大丈夫です。面白ぇー。なんでこんなトコでカッコつけてるんだ。

闇影:忍者の意地です。

GM:そうすると、タラップが架かって、赤じゅうたんがペラペラペラーって魔法で広がって、みんなが礼服を着て降りてきて、カシャカシャカシャカシャ(シャッター音)。

ユウイチ:リリアンたち、行って。おれ、後から追うから。

GM:すーごい勢いで、生中継。では降りてきた人たち。

リリアンマキシムディアン:はい。

GM:〈魅了〉かな。日本国民の心をどれだけ掴めるかロール!(笑)

マキシム:〈魅了〉低いんだけど。(コロコロ)16。

ディアン:(コロコロ)20! しまった、技能取ってない。ポシビリティ使う。

リリアン:ちょっと待て。

ディアン:(コロコロ)30。+9に、“貫録”3枚積んで26。

マキシム:そこまでするか!

ユウイチ:マキシム、“援助”要る?

マキシム:要らないよ(笑)。16で。

ディアン:“援助”、オレにください。

ユウイチ:じゃあ、ライトアップしてやろう。輸送機で。

闇影:さらに、「おお、すごい。さすがはアイルの・・・」とか言って、姿は消えてて声だけなんですけど、協力行動します。(コロコロ)〈魅了〉で9。

GM:成功なので1上がります。

ディアン:〈魅了〉達成値は、30です。

GM:30?! えーとね、100万人の視聴者が虜になったよ(一同爆笑)。

ユウイチ:後光が差してる!

マキシム:アホか!

闇影:ネット上で、『騎士キターーー!』『後光すげーーー!』

GM:平日にやって来たのに、100万人の視聴者が。

リリアン:つまり、そのほとんどはオバチャンですね。

ユウイチ:おめでとうディ様!

GM:因みに、達成値41まで行くと、日本国民全員(笑)。1億超えるから。というわけで、もう、大喝采でございますよ。

リリアン:よし、ここは一言言うしかないね。「このイケメンどもめ」(笑)

ユウイチ:そういえばリリアンも降りたよね?

リリアン:今日は髪をちゃんと結わって、軍人の制服で、レディ・アン(*6)で出ていくから。(コロコロ)〈魅了〉18。

ディアン:おおー。素晴らしい。

闇影:でも、ストームナイトは5人の筈なのに、パイロットを入れて、4人しか降りてこない(*7)。

リリアン:いや、ソレイユ(*8)がいるから。

GM:小っちゃい子を入れて、これで5人なんだ(笑)。

闇影:あれー? 数は合ってるよな。

GM:と、注目を浴びながら、皆さんは黒塗りのリムジンに乗せられて、官邸に向かいまして、最終的に、ニッポン国の首相と握手ですよ(笑)。「ハイロード相手に、よく頑張った! 感動した!」

ディアン:テンプレだなー。

闇影:ひとりひとりと握手していって、最後に、「こんな小さな子がストームナイトだとは! 感動した!」(笑)周りが、「黙ってた方がいいよね?」

マキシム:アホだ。

ディアン:ところで、いつ話をすればいいんだろう。オレたちが来た、目的は・・・。

ユウイチ:しばらく待てば、向こうから接触してくるんじゃない? とりあえず今を楽しもう。

リリアン:あなたたちは、「美味しいですね」って、喜んでご飯を食べてなさい。

ユウイチ:二枚看板なんだから、頑張って。 裏交渉はこっちの担当だから。

ディアン:あ、ああ。

GM:そんな感じで、食事会的なものも終わって、そろそろ商談というか、メインの話をすることになります。

闇影:ふっと天井見ると、シャンデリアの横で、腕組んで逆さまになって立ってる(笑)。

ディアン:気づかれないように気をつけてね。

闇影:まだ〈隠れ身〉25のままだし、普通の人間じゃ、絶対感知できないよ。

GM:皆さんは茶室に案内されて、お茶を振る舞われます。そうすると、亭主がこんな風に言います。「間もなくこちらに、今回、大口の寄附のお話を出してくださいました、金輪産業のCEO・・・」

ディアン:えっ?!

GM:「金輪龍一氏が、お見えになります

マキシム:マジで?

 
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