Eternal Smile > Samurai Overdrive 『Samurai Overdrive!』 第一幕
GM:「はじめまして」彼は流暢な英語で言います。 ユウイチ:じゃあわたしは、日本語で答えましょう。「はじめまして」 GM/金輪:「金輪産業CEO、金輪龍一です。(隣を示し)こちらは、織田航空機社長の織田です。皆さん、ようこそニッポンへ」 ディアン:「ストームナイト、ディアン・オブロー。あなたと面会できて、嬉しい」 リリアン:成長したねー。こんなことが言えるようになったんだー。 闇影:ちょっと前までは、片言で、相手ぶん殴ることしかできなかったのに。 GM/金輪:「お噂はかねがね。皆さんの、ご高名は聞き及んでいます」 ユウイチ:うん。偉業だってやっちゃったしね。 GM:隣で、織田さんも「あ、私もです」と。この方も、一流企業のトップではあるんですけど、その上の、超超一流、トリプルSみたいな人がいると、どうしても影が薄くなる感じ。何となく腰巾着っぽく見えてしまうのは仕方がないところかな。皆さん、〈発見〉をお願いします。 ユウイチ:はーい。(コロコロ)13。 マキシム:〈発見〉19。 闇影:“ひらめき”交換しましょう。後ろでぼそっと、「見えるものだけが全てではない」 マキシム:「・・・そうだな」“ひらめき”使っときます。+3されて、22。 GM:はいはい。ではマキシム、金輪龍一の存在感の強さを感じながらも、あなたがふっと気になったのは、金輪龍一の隣の、織田社長の目が、時折常軌を逸した動きをしていて。 マキシム:ん? GM:あの人は何か、おかしいんじゃないのかな? ディアン:目がおかしい。 闇影:頭がおかしい。 GM:正確に言うとそっち。この人は精神に何かしらの異常をきたしてるんじゃないのかな、と思った。 マキシム:操られてる感じとか? GM:わかんないけど、この人の精神状態は、普通ではないと思った。 ディアン:ただ、今は誰にも伝えられないからね。自分の心に留めておくしかない。 マキシム:・・・・・。 GM:そんな話をしながら、金輪龍一は、「皆さんのようなストームナイトの、ご支援ができることを、光栄に思います。今後とも、よろしくお願いいたします」1、2、3、4、5。 マキシム:何すんだ? ディアン:賄賂をちらつかせての〈説得〉か。 闇影:あ、すいません。私、その場にいないことになってる。 GM:〈隠れ身〉いくつですか? 闇影:25。 GM:・・・対象は5人! 闇影:ははははは! 見破ってんのか! GM:何故かというと、私の〈発見〉は、基本値で27あるからです。 リリアン:そうだろう、そうだろう。さもありなん。 マキシム:〈意志力〉で抵抗するんでしたっけ? GM:そうです。〈意志力〉もしくは〈魅了〉、なければ能力値としては《魅力》で抵抗です。いきます。「私は、皆さんとうまくやっていけたらいいと思っています」嘘です(笑)。「支援をしたいと思っています」賄賂です。はい、+6(*9)。 闇影:うーむ。 GM:(コロコロ)ポシビリティを使います。 マキシム:打ち消す。 GM:(にやり)ポシビリティを使います! 闇影:うわーっ! ディアン:ダークネスデバイスの分か! マキシム:俺が打ち消す。 GM:えー、2点は消せません! ユウイチ:ああ、そっかー。 GM:皆さんには、何が起きたか解らないけど、これがハイロードの恐ろしさです!(コロコロ)はい、まわった。 ディアン:きついなー。 マキシム:達成値はいくつですか? GM:5人狙いだから8下がります。でも、ボーナスが6ついてるから、マイナス2♪ 今、出目だけで、53♪ マキシム:ええーっ?! GM:〈魅了〉達成値は、36。 ディアン:36・・・。抵抗するだけしてみていいですか? GM:勿論です。これで、今後の皆さんの、金輪龍一に対する感情が決まります。圧倒的にやられると、忠実になっちゃうんですよ。「すみませんがお願いします」って言われたら、何でも言うことを聞いちゃう。 マキシム:じゃあ、俺も抵抗しとかんとな。 GM:ただ、この数値は凄まじいから、かなり頑張らないと抵抗できない。 闇影:いや、抵抗しなくてもいい。後で、気持ちのクリアで逆転を賭ける! GM:そうですね。1回〈魅了〉されてぽわーんとなったんだけど、後で落ちついて考えるとおかしくね? っていう風に、感情をリセットするルールが一応あります。 ユウイチ:じゃあ、そっちに賭けるか。 GM:ただ、それをするにも、何らかのきっかけが必要です。だって、ずっとカリスマだと思ってた人を、そう簡単に、おかしいとは思わないでしょ? 今、皆さんにとって、彼は非常に魅力的な人物に映っています。 闇影:今の時点ではね。 ディアン:(コロコロ)20だ!(コロコロ)ポシビリティを使う。(コロコロ)33。 マキシム:俺も、ポシとあと、“ヒーロー”で振り足します。 GM:どうぞ。 ディアン:“ドラマ”を使います。少しでも達成値を高くして、疑う余地を残したい。 GM:はい。全員がぽわーんとしちゃうのはまずかろう、という判断は正しいと思います。 リリアン:いや、GMがそう思ってるだろうから、敢えて全員でぽわーんとしてやろうかと(笑)。 ディアン:(コロコロ)43。誰か“ひらめき”持ってないですか? 闇影:持ってない。その代わり、「おや、どうかしたのか?」と後ろで言って“援助”。 ユウイチ:“ひらめき”ある。そっちに送ろう。 ディアン:ありがとう! 交換してください。 マキシム:“アクション”と“だめ押し”で+6します。全部カード使っちゃう。〈意志力〉30。 ディアン:〈意志力〉31。5差だとどうなりますか? GM:金輪龍一に対する元々の感情が、忠実・好意・中立・反感・敵対のどれか、ですね。 マキシム:俺はどっちかと言えば、反感を持ってるから。 GM:きみは、反感でいい。ディは? リリアン:ハイロードだと知らないんだったら、基本的に中立じゃないの? ディアン:オレもそう思う。中立です。 GM:中立スタートだと、こっちが勝つんだよねー(笑)。ってことで、ディは、疑う余地はあるけど好意。マキシムは反感のまま。他の3人は忠実。究極的に言うと、死ねって言われれば死ぬレベル。 闇影:一番解りやすいパターンが、ショックトルーパーのDr.メビウスに対する行動が、忠実です。あれと同じ。 リリアン:・・・面白いじゃないか。
リリアン:「いいえ、こちらこそ。でも、よろしいんですか?」 GM:「どうぞどうぞ。これは、私の名刺です。何かありましたら、金輪産業まで、ご連絡ください」と言って、名刺を渡してくれます。持ってると、金輪産業からの協力が得やすくなる、と思ってください。受け取らないって人以外、全員に渡します。 ユウイチ:まあ、受け取るでしょうね。素直に。 GM:「これは、もうひとりの方に」(*10)とは言わずに、1枚多く出します。 リリアン:受け取っておいて、ふっと、思い出したように、「ところで、女王陛下からは、貴方様に色々とご支援をいただけると伺ってきました。そのことも含めて、今回お話いたしますか? それとも、実務の方とお話するのがよろしいでしょうか? お忙しいお立場でしょうし」 GM:ああ、心地良い返しだ。彼は、「お気遣いありがとうございます。細かい部分は実務者協議でよいでしょう。ただ、やはりビジネスは、実際に顔を合わせてからでないと。今は、電子メールですとか、テレビ電話ですとか、色々便利なものがありますが、最後は、懐に相手を招き入れてのやり取りが、必要だと私は思っています。では、詳細は織田の方から」と言って、隣を見ます。そうすると織田社長が、約束手形的なものを渡してくれます。金額的には数十億単位(笑)。 リリアン:すごーい。 ディアン:ユウイチに、「金貨、ではないのか?」 ユウイチ:えーと。 GM/金輪:「運ぶのが大変でしょう。金貨ですと」 ディアン:「ユウイチは、大きなヒコウキで来ている」 ユウイチ:「金貨で言ったらそれこそ、うちの飛行機一隻じゃ足りません。いやー、有り難い有り難い!」 GM:「時間ですので、失礼します。また後日、お会いできたらいいと思っています」と言って、彼は、傍らに置いていたラップトップコンピュータ(*11)を持って、退出します。 リリアン:これまた渋い。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |