Eternal Smile > Samurai Overdrive 『Samurai Overdrive!』 第二幕 闇影:「なるほど。では、ここで別れるのが良かろう。だが、汝が正義を行いし時、力が足らぬなら呼んでくれればよい。そう、一言、夜空に向かって我が名を!」 マキシム:はは! ディアン:オイシすぎる! GM:「あと、もうひとつ。近々、御前試合という、陰惨な催しが行われると聞きます」ちょっと言葉を濁しながら、「同志たちが、不穏な動きをしています。東京ドームには近寄らない方がよろしいかと」 闇影:ゆっくり首を振りながら、「それは無理だ。我が仲間があれに出る。この国の、真の姿を見極めるために。そして、己が力を試すために。我にはそれを、見捨てることはできない。でなければ、我が義が立たぬ!」 ユウイチ:ヤバい、今日は主人公だ。 GM:いや、みんなボール持ったら主役だからね、言っとくけど。脇役面なんか許さないよ? リリアン:え、ごっつあんゴールだけで充分です(笑)。 闇影:「だが、できれば我は、汝の仲間と、角突き合わせたくはない。互いに正義を名乗る者がために」 GM/武田:「同志たちの、やろうとしていることは、もしかしたら愚行かもしれません。しかしわたくしにはそれを、愚行だと切って捨てることもできません」 闇影:「愚行? それを決めるのは我ではない。それを決めるのは、我らの心の奥底と、はるか未来の人々のみ」 GM/武田:「そうでしょうね。全ての行いは、歴史という証人によってのみ裁かれるものなのでしょう」 ディアン:カッコいい・・・。 マキシム:カッコいいな。 GM:彼は目を伏せながら、「パランの御名において、お二方に祝福があらんことを」 闇影:「我が武道の開祖の名において、汝らの武運長久を祈らん」 GM:と言って、【ブレス】。 ディアン:あ! オレ、〈信教〉が違うから、かけないで?(笑) GM:ディは聖印下げてて、見ればわかるから、ディには言うだけ。気持ち的なエール。闇影には、具体的に効果。(コロコロ)+4を、好きな能力値に放りこんでいいです。 闇影:《敏捷度》ですね。〈武道〉基本値が27になりました。 マキシム:すげー。 GM:とはいえ、今日中ぐらいですけどね。そんなに長く続くわけじゃないから。 ディアン:「タケダ殿」 GM/武田:「は」 ディアン:「あなたのおかげで、オレの、迷いは晴れた」 GM/武田:「わたくしなどの言葉が、あなたの迷いを取り除けたならば、それは、重畳なることです。何かあるなら、おっしゃってください。答えられることであれば、お答えいたしましょう」 闇影:すいません。ここまで彼と話したんで、私は、気持ちのクリアをしようと思います。 GM:はい。いいタイミングだと思います。 ディアン:オレも、迷いが晴れたって、早まってセリフ言っちゃいましたけど、判定していいですか? GM:いいですよ。気持ちのクリアは、《知覚》判定で、難易度は自分自身の《知力》です。成功度がさっきの成功度以上ならリセットされます。 マキシム:さっきの〈魅了〉は、36だっけ。 ディアン:36を、闇影の〈意志力〉と比較すると、26差(成功度26)です。だから、《知覚》で、《知力》を26上回ればいい。 闇影:《知覚》10、《知力》9だから、+25出せばいいわけか。 マキシム:+25、出せるか? GM:闇影がやるのは、かなりきつい。ディアンがやるなら、勝ち目はありますよ。さっきすっげぇ抑えたから。 ディアン:オレは、さっき〈意志力〉31まで持っていったので、5差です。《知覚》9で、《知力》8を、5上回ればいいから、達成値13でクリア。(コロコロ)ポシビリティを使います。(コロコロ)20出た! 一同:おおー。 ディアン:達成値18です。 GM:超えましたね。では、金輪龍一に会ってから、あなたの中にずっとあった違和感が、払拭されました。もし、ニッポンの裏街の様子を見なかったり、武田と話していなかったら、恐らくこのまま、いい面ばかり見続けて、もしかすると金輪龍一に心酔していたかもしれない、っていうのも自覚しました。 ディアン:・・・・・・。 マキシム:他の3人は心酔しきっちゃってるね。 GM:はい。 ユウイチ:いやー、有り難い有り難い!(笑) ディアン:こうなったら闇影にもクリアしてほしいな。ちょっとばかりきついけど。 闇影:+25だからね。 ディアン:オレは、名誉の法則で全員に活力を与えることができます。カードが1枚増えます。 闇影:ちょっと頑張ってみっか。まず自分に対して、心を鎮めて、奥義・超練気。しゅうぅぅぅー。(コロコロ)〈武道〉ロール成功。というわけで、高揚しました。 リリアン:武闘派2人が目覚めようとしている。ドキドキ。そしてこんだけ筋肉馬鹿が目覚めてると、やっぱり腹黒リリちゃんでいなきゃいけないのね。 GM:こんなに物欲にまみれてて、今更「おれはしょうきにもどった!(*23)」とか言われても(笑)。もらうモンだけもらっといて、あんた! 闇影:(コロコロ)まず16。超練気の分、(コロコロ)28。ポシビリティ使う。(コロコロ)“ドラマ”2枚。(コロコロ)75。これでストップかな。 ディアン:マスター。“リーダーシップ”で、闇影にカードを2枚渡して、4枚まで補充します。 GM:はい。ではリーダーシップ的な言動をお願いします。 ディアン:闇影の目を見て、「闇影。オレは、闇影と、タケダ殿の言葉で目が覚めた」“ヒーロー”来た! 闇影:交換してもらって振ります。(コロコロ)90。 GM:90ですか。すさまじいですね。 闇影:90ってことは、ボーナス+21。“アクション”で+3して24。1足りない。 ディアン:1足りないのか! あ、名誉の法則の活力で全員1枚! GM:この場合の全員ってのは、その場にいる2人、になると思います。1枚ずつひいてください。 闇影:“貫禄”が来た。“ひらめき”が欲しかったな。 ディアン:“緊急行動”。うー、残念。 GM:惜しい! やはりそれだけハイロードの呪縛は強いということです。 ユウイチ:ま、この次だね。 闇影:ああー、しまった! さっきの【ブレス】! ディアン:気持ちのクリアする前に、《知覚》にもらっとけばよかったですね。 闇影:《知覚》にもらってれば成功だった。 GM:ま、しょうがない。ということで、シーンは戻ります。闇影は一瞬、あれ? って思ったけど、金輪様、いえーい! っていう状態のままです。ディは、金輪龍一が闇影たちを〈魅了〉したことに気づくんだけど、闇影からすると、「何で俺はこんな目で見られなきゃいけないんだ」です。そんな2人の様子を見ていた武田くんは、「どうされましたか?」と、ディに訊きます。 ディアン:「ニッポンにおいて、正義とは何だ?」 GM/武田:「それは、今のニッポンということでよろしいか」 ディアン:「あなたの知るニッポンが、他にあるのなら」 GM/武田:「私が知る、ニッポンという国はひとつ。私が知っているニッポンという国は、利潤こそが正義です。私が来た時からそうでしたから」 ディアン:「来た時から」は、言いました? GM:「来た時から」は・・・おおー! マキシム:あー、言っちゃった。 ディアン:プレイヤーはこれを狙ってたんで。さっきから。 GM:うん! 僕がプレイヤーでも、こういうプレイは大好きなので、しょうがないな! よし! 口を滑らしたんだと思います!(笑) ディアン:「来た、時?」 GM/武田:「!」 闇影:ぎくうっ! GM:(コロコロ)貝になります。「喋りすぎてしまったようです。これ以上一緒にいると、間違いなくお二方もテロリストとして追われる身となります。ですからわたくしは、そろそろ去らねばなりません」 ディアン:「それは、タケダ殿が、外から来たことと、関係があるのか?」 GM/武田:「あると言えばあり、なしと言えばなしでございます。これ以上は申せません」 リリアン:おさらばで御座います。 ディアン:それ言ったら死んじゃう(*24)じゃん! GM:「では、お二方の道が、善き道であらんことを」そう言って、彼は、静かに去っていきます。 ディアン:武田の背中を見ながら、「彼は、アーディネイ女王陛下と同じく、地球の外から来た人間だ」 GM:ようやくあなた方を見つけたSPが、えっちらおっちら近づいて来ていると思いねえ。 闇影:「それがどうかしたか? もしかすると、我も、外の世界から来た人間かもしれんぞ」 ディアン:・・・・・。 GM:といったところで、色んな暗雲が立ち込めつつ、第二幕終了になります。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |