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TORGリプレイ

『Samurai Overdrive!』

 

第四幕

 
シーン2 虎視眈々と

 
ディアン:マキシミリアンに【ブレス】。(コロコロ)20、振り足し。

GM:素晴らしい。

ディアン:(コロコロ)かなりよい成功。《敏捷度》4上がる。オレにはこれぐらいしかできないから。

マキシム:サンキュー! 助かる。

闇影:あと、マキシムには応援かけられますけど、私は武道家同士の決闘なんで、いかなる手出しも無用です。

ディアン:「マキシミリアン。闇影。気をつけて」

マキシム:「おう!」

闇影:「うむ」

GM:そうやって、ディが見送ったところに、どこからともなく、ストーン! と矢文が!

ディアン:矢文?

GM:武田くんからです。あ、違うな。武田くんからだろうと思われる矢文です(笑)。

ディアン:ほう。

GM:『やはり、若輩者のわたくしでは、同志たちを止めることはかないませんでした。流血の惨事に、あなたのような高潔な騎士が付き合う必要はありません』という詫び文があって、『いついつどこどこで、決起するなどということは、わたくし申し上げられませんが』

闇影:言ってるじゃないか。

GM:言うことはできないが書くことはできる!(笑)『あなたは関わってはいけません!』

ディアン:ここに来るのか・・・パラン教徒が・・・。

マキシム:ごっちゃごちゃだね。色んな勢力が。

GM:ディは、判定なしで解っていいです。パラン教徒が来るってことは、テロリストを殲滅するために、商安局の奴らが、がっつり来ますよ。

ディアン:・・・!
 

 パラン教徒と商安局が衝突すれば、確実に多くの血が流れる。
 リリアンとユウイチにこの事実を伝え、惨事を未然に防ぐための知恵を借りようと、
 ディアンは織田航空機から提供されたVIP席へ急ぐ。
 

GM:観戦なんかしてらんない! って、VIP席の近くまで来た時に、カツコツカツコツ。

ディアン:リリアンとユウイチが戻ってきたのかと思って、足音の方を見る。誰?

GM金輪龍一ですよ。

マキシム:来た・・・。

ディアン:! どうしよう(*33)!

GM:表情をゆがめている様子を察して、金輪龍一は、「どうされました、ディアン卿。お座りにならないのですか? 貴方の、最も近しき戦士が、今から戦おうとしているのに」

リリアン:濃ゆいおっちゃんやなー。

マキシム:全部知ってるんだよね? やなヤツだねー!

ディアン:一応、正論を説いてみます。これはオレのプライドの問題。「カナワ殿」

GM/金輪:「何でしょう?」

ディアン:「人々の楽しみのために、意味もなく血を流させるのは、間違っている」

GM/金輪:「そうですね。私も悪趣味だと思いますよ」

ディアン:「なら、オダ殿に、カナワ殿から、止めるように言ってもらえないか?」

GM/金輪:「それはできません」

ディアン:「何故だ?」

GM/金輪:「これは彼のビジネスです」

ディアン:・・・・・。

GM/金輪:「そうですね、皆さんの言う、騎士道と、並列に語るのは失礼かもしれませんが、各々に譲れない価値観があり、譲れない道があるということなのでしょう。我々企業人は、他の企業が利潤を追求しようとする行為を、妨げたりすることは、ありません。己の利益が脅かされない限りね」
 

 金輪龍一はいったん言葉を切り、抗い難い魅力を声に込めて続ける。
何か、お役に立てることはありますか?
 

マキシム:この・・・!

ディアン:オレは、リリアンたちの状況を知りません。なおかつ、このままだと、確実にパラン教徒と商安局がやってきて、リングが血の海になるんです。・・・どうすればいい? どうすれば惨事を止められる?

リリアン:全員を〈威圧〉する。

GM:それもできなくはない。因みに、マスターとしては、ジョーカー(切り札)を渡してあげましょうか、って言ってる。お使いになるんでしたら、このジョーカーは切れるカードとして、差し上げます、って。

ディアン:・・・・・。

GM:一方その頃、マキシムと闇影は、リングインします。超カッコイイ!

マキシム:じゃあ俺は、「ディアン、闇影、ユウイチ、リリアン。頼むぞ」みんなのことを思いながら、剣を構えます。

GM:こちらは幻夢斎が、対角線上のコーナーで、目を閉じて立っています。

闇影:私とブランシェットは、コーナーポストの上に立って、2人、おんなじ印を結んでる。すなわち、超練気の印を。

GM:そう、互いに鏡に映したように! 奥義の判定していいですよ。

闇影:はいはい。(コロコロ)

GM/ブランシェット:「貴様の行い自体は、確かに正しい。しかし、我らがアーリア人の秘宝、ゲルマン忍術を、みだりに衆目にさらすことは、許し難し!」

闇影:鼻先で笑いながら、「それが何であろう。人の命に代えはなし!」

GM/ブランシェット:「だが、人の命を守るためにも、真に使うべき時まで取っておかねばならぬはず!」

リリアン:どっちが主人公か判らねぇ。

GM:勿論、どっちも主役面!(笑)

闇影:「力なき正義は正義に非ず。力のみの言動はただの暴力。そして、使われぬ正義の力は、絵に描いた餅よ!」

GM/ブランシェット:「確かにな。絵に描いた餅では腹は膨れぬ。それには同意。だが!」

リリアン:多分、どっちかが言い返せなくなったら、「問答無用!」

GM:バ・レ・た!(笑)口ごもった方が、「最早、是非もなし!」

闇影:言った瞬間に2人の姿がこう、陽炎のように。

GM:勿論同時に、「隠行の術!」って言って消えるから。

ユウイチ:忍者キター!

GM:では、いきます! ここから、ラスト、ドラマチックシーン。

 
NEXT → 試合開始。果たして敵の正体を見極められるか……
 


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