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TORGリプレイ

『Samurai Overdrive!』

 

第四幕

 
シーン3 鏡像との戦い(承前)

 
2ラウンド目

GM:悪役先攻、ヒーロー後攻。推奨行動〈攻撃〉/〈挑発〉。悪役側の行動ですが、急に暗転したことで、100人のうちひとりだけ、戸惑います。本人!(笑)

闇影:あ、そうかそうか。忍者は、暗闇関係ねぇから。

ディアン:最悪だこいつ!

ユウイチ:とりあえず、ふっ飛ばしちまえば?

マキシム:うん。こいつひとり片付ければ。

GM:あとは雇われ忍者だから、消えるよ(笑)。

闇影:それ以上命を賭ける必要なくなるからね。

GM:ってことで、ブランシェットは再び、〈発見〉。(コロコロ)あー、全然ダメ。

闇影:こっちも〈発見〉です。(コロコロ)ここで“ドラマ”カードを切りましょう。(コロコロ)〈発見〉が、24。

GM:見つかりました! 23でした!

ディアン:よし!(拍手)

リリアン:終わったな。

GM:99人の忍者は、本体が動かないので、動きを合わせる都合上、動けません(笑)。

マキシム:じゃあ、攻撃で、えーと、血を流しちゃまずいんだよね。

リリアン:鞘ごと殴りゃあいいじゃない。東京ドームだから、ホームランしてあげたら?

マキシム:もはやこいつ、斬り捨てる必要もない。(コロコロ)ポシ使いましょう。

GM:どうぞ!

マキシム:(コロコロ)〈白兵戦〉で38。

GM:確認しますけど、ひとり? 100人?

マキシム:もう、ひとりでいいね。剣の鞘でぶん殴ります。33ダメージ。

リリアン:愛妻パワーだ。

GM:ん! ホームランだね(笑)。

ディアン:どこまで飛んでった?

GM:あなたのいる、レフトスタンド観覧席まで!(笑)弾丸ライナーですよ。

リリアン:士道不覚悟ぉー!

マキシム:「お前の剣は曇っている。お前に剣を振るう資格はない!」

GM:どがーん! って叩きつけられて、壁にめり込みます。

ディアン:驚いて、カナワ殿の表情を思わず見ちゃうけど。

GM:金輪龍一は、涼しい顔をしています。99人の忍者は、「契約、完了っ!」

闇影:「散っ!」ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅん!(笑)

リリアン:そしたら、ここで“アイデア”を使おうか。ゴスポグ侍たちに、敵対行動を取らせないようにして、あたしたちが試合会場に入る方法を、GMが出してくれるはず。

マキシム:結構無茶だね。

リリアン:それを三行でヨロ。

GM:えーと、「あの人を/殴らせれば/いいんじゃね?」(笑)

リリアン:確かに、あたし用の敵だから、殴られれば弱い筈ね。とりあえず、ソレイユのモノフィラメント・ウィップ(*35)が炸裂するってことで。

ディアン:なるほど。

GM:じゃ、それで。ウィップぅー! ぴーん!「おねーさん、ひっさつしごとにんです!」(笑)

リリアン:「あんた、いつの間にテレビ見てたの? 夜遅くにやってる番組なのに!」

GM/ソレイユ:「だって・・・だってみんな、ソレイユをひとりぼっちにするんだもん。ということで、おねーさん、いってきてくださーい」

マキシム:強ぇ。

リリアン:「私は恐ろしい妹を持ったもんだわ」って言いながら、中に入っていってあげよう。

ユウイチ:おれは?

GM:そうすると、ぷるるるーっと電話が鳴って、『カゲヤマ様カゲヤマ様。飛行機の搬送が終わりました。屋形船と一緒に浮いております。サービスで、一発試射していただけますけど(*36)、いかがですか?』

ユウイチ:いやいやいやいや!(笑)

闇影:ダメージ基本値32だからね。

マキシム:ふっ飛ばしてくれるね。

ユウイチ:ええーっ?!

闇影:大丈夫。ミサイルじゃないもん。レールガンって、通常砲扱いだから。

ユウイチ:おれたちは?

リリアン:射線からずれれば大丈夫だって。

GM:〈砲門〉技能はあなたの数値を使っていいですよ、ユウイチさん!

リリアン:あれだよね、同じ社内でもめても、売り上げ上がった方が勝ちだからね。

GM:一発ぐらい、全然全然! これで虜になってくれれば!

ユウイチ:じゃあ、せっかくだから〈砲門〉で。とう!(コロコロ)+3で、達成値18。

GM:避けないから当たるんだけど、ダメージ次第かな。

ユウイチ:ダメージは32+3で、35。

GM:こんだけいっぱい遮蔽物があるけど、まぁ、無理だな。貫通した! どぉーん! バチバチバチバチー。

リリアン:おおー。

GM:『いかがですか? 我が社の商品は』

ユウイチ:「最高でーす!」(笑)

リリアン:ハマりやがった。

GM:『これからも、とある金輪のレールガン、よろしくお願いいたしまーす!』

闇影:唯一問題があるとしたら、使うたびに、〈リアリティ〉チェックしなきゃいけないことだね。

ユウイチ:使うことがあればね。使う時にはみんなからちゃんともらうから。

GM:ってことで、行動してない人はいるかな?

ディアン:金輪龍一に、「ありがとう。相棒を、祝福してくる」と言って、背を向けて、階段を下りて行きます。

GM:はい、わかりました。では、金輪龍一はニヤッと笑って、「なるほど」と。みんなの様子を何となく察してる風で、その代表としてディの背中を見ながら、「あれが、ユーソリオン卿を退けたストームナイトか。面白い」

ユウイチ:お、おれらはやってないからな?

GM:きみたち全体を指してるから。要するに、抵抗勢力にも骨のある奴らがいるな、みたいな言い方。
 

 凄まじい轟音とともに、変電装置が撃ち抜かれ、東京ドーム中に警報音が鳴り響く。
 非常照明の下、慌てて立ち上がったジェイク・ノリは、すぐに落ち着きを取り戻す。
「でも、こっちの方がオイシいわ! あそこのしょっぱい試合よりは!」
 

マキシム:結局最後はそれか。

闇影:悪かったなー、しょっぱくて!

GM:違約金が欲しいくらいよ! あの闇影とかいうの!

闇影:我らの速度についてこれぬお前たちが悪い!

GM:ひどいことを言うな!(笑)というわけで、非常照明になって、観客が出口に向かって誘導されている最中に、金輪龍一がリターンキーをたん、と押すと、最後の仕掛けが出て参ります。
 

「せっかくのイベントがめちゃめちゃです。ああー、企画部の人が可哀想に」

 
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