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TORGリプレイ

『Show Must Go On』

第二幕

 
シーン3 Animals have ears

 
ディ:プレイヤー的にお願いがありまして、オレには、ファラオ暗殺計画を、教えないでほしいんです。知っちゃうと、絶対に団長に食ってかかるからです。

ソウジ:そうですね。ディアンとちょっと話してみて、うん、これは下手に話すと、猪突猛進的な感じで、行ってしまうな、というのを感じました。

ディ:あと、下手をすると、オレがファラオ暗殺の実行犯にされかねない。

アン:または、あたしが疑われそうだね。

GM:そうすると、ここから先は分業制になるわけですね。適材適所、腹芸のできない人は置いといて(笑)、できる人で対応する。

バロン:ああ、なるほどなるほど。

ソウジ:香川くん的には、最初にアンさんに話すんじゃないかな。一番自分と似てる感じですし。

ディ:だったらオレ、シーン外で、荷運びの手伝いしてるよ。

ソウジ:アンさんを呼んで、ディアンに聞こえないように、「かくかくしかじかで、こういう話があったから、そのつもりで、調査をしてほしい」と伝えましょう。

GM:アンは、逆に、罪を被せられそうだな、とか、利用されそうだな、ってニュアンスは受け取って構いません。

ソウジ:話に乗るフリをして、より深く内情を探る、みたいなやり方も面白そうですね。

ディ:ただ、欠点は、アンが向こうに取り込まれちゃうと、情報交換が難しくなったり、自由に動けなくなる。

ソウジ:そこはバロンに、「オーブラザー!」って、親しげに近づいてもらえばいい。どっちの側に行っても違和感なさそう。

バロン:Yeah!(笑)

GM:因みに、“アイデア”カードがあるので、ブレイクスルーが欲しくなったら、「何かわかりませんか?」って訊いちゃって構いません。

アン:であれば、本来の暗殺方法が知りたい。我々が来たのは偶然ですよね。

GM:ですです。

アン:本来、何を使うつもりだったのか。どっちにしても、あたしじゃないっていう証拠をいつでも示せるようにしとこう。後々、暴き立てるために。

ソウジ:うーん、団長クラスじゃないと知らない情報っぽいですね。

アン:隠れて話を聞くとかだったら、〈隠れ身〉使えませんか? 〈隠れ身〉は13ある。

ソウジ:18あります(笑)。

GM:そうね。こっちプロ。《敏捷度》高いし。

ソウジ:あと、GMが密輸うんちゃらの話を出してきたってことは、絶対そっちが何らかの形で繋がってて、最終的にまとまるんだろうから、そっちも調べないと。ね、GM!(笑)

GM:な、何かな? 確かTORG初めてでしたよね?

ソウジ:ああ、こんなところに“アイデア”という素敵なカードが! 僕困ってるんですよー。

GM:僕も今困ってるんですけど(笑)。使ってもいいですよ。ただ、“アイデア”はパーティリソース的なものなので、使う場合は、何を訊くか、パーティで相談するといいと思います。というわけで、ガタンゴトン、ガタンゴトンと、列車は進んでいきます。次に動きたい人はいますか?

バロン:じゃあ、少し時間が戻ります。ちょうど、猛獣使いのグレイとソウジが話そうとしてるところで、「お、ニンジャヒーロー!」と思って、後ろからついて行きます。そして、こっそり話を聞きます。「お、ヤバびー!」(笑)

ディ:ノリが軽いな。

バロン:「つまり、積み荷の中に、何かあるんじゃない?」というわけで、後ろの車両に向かいます。

ディ:バロンに気づいて、どこへ行くんだろう、とそっちを見る。

アン:ディアンに、「荷運びは終わったのかい? 疲れただろう。水でもどうだ」中身は酒です(笑)。

ディ:グラスをもらって、ごくっ、と飲んだ瞬間に、「!?」目を回して、アンにしなだれかかる。ぐだーっ

アン:「ああ、はいはい。よっぽど疲れたんだね。水一杯でこんなになるなんてね」

GM:舟を漕ぐというか何というか、列車と同じ方向に揺れ始めました(笑)。

アン:自分が寝転んでた椅子に寝かせて、水にタオルを浸して、絞ったタオルを額に乗せて、そのまま傍に座る。「・・・まさかこんなに弱いとはね」(*6

バロン:「ヒーローもお疲れか。よっしゃ、俺がヒーローになってくるぜ!」

GM:後ろの車両には、団員が家族ごと暮らしている、居住スペースもあれば、動物のカーゴスペースもあります。ゾウとかライオンとかトラとかクマとかがいます。

バロン:Oh、今日も臭うぜブラザー!

GM:その人(?)たちはですね、あなたが通ると、おとなしくなります(笑)。『あ、どうも先輩!』みたいな空気を漂わせます。

ソウジ:『先輩、ちーっす、ちーっす!』

ディ(睡眠中):実は動物の世話係なのかも。

バロン:そうですね、グレイよりマブダチかもしれません。〈発見〉で、荷を調べてみます。(コロコロ)ひゃあああー!

GM:大丈夫、1でも別にリンクは切れたりしません。

ディ(睡眠中):ポシで振り足しか、“やり直し”カードか。

GM:別の方向性でいく手もありますよ。探してみたけどわかんなかった、じゃあ、話聞いてみるか、って。

ソウジ:ちーっす、ちーっす言ってる子たちに聞いてみる。動物の前だと、さすがに、油断するでしょうし。

GM:もし動物と話すんだったら、〈獣化〉で振ってみてください。

バロン:話せちゃうんですか!

GM:その代わり、ここで1を振ると、リンクが切れます。

ソウジ:いや、2連荘で1はないですよ。大丈夫大丈夫。

バロン:これ、フラグっぽいです。頼むぜー。(コロコロ)1だ!(笑)

GM:いぇーい、フラグでしたー!

アン:自分で言わなきゃいいのに!

ディ(睡眠中):そうだった、1は伝染するんだ(*7)。

GM:暗ーい感じが消えて、なんか、生きてるっていいな! みたいな、明るい気持ちになってきたよ!

バロン:こ、これがヒーローか!

アン:ポシビリティとか使えないんだっけ。

GM:使ってもリンク切れは打ち消せないです。“やり直し”カードは可です。

バロン:・・・“やり直し”する。

GM:ホントに心配だったら、1ポシ使ってバブルを張るといいよ(笑)。

ソウジ:いや、さすがにない、と思いたいですが。

バロン:(コロコロ)4。

ディ(睡眠中):1じゃなければセーフです。

バロン:ポシで振り足します。(コロコロ)うわー!

GM:すごいですね。4回振って1、1、4、1。

バロン:10扱いだから、14。〈獣化〉達成値15。

GM:では、言葉が通じるようになりました。向こうは所詮、普通の動物なので、ゾウとかライオンとかが、あなたに平伏して、『な、なんでしょうか?』

バロン:『ようブラザーズ。ここいらで、物騒なものを何か見なかったか?』

GM:『物騒なもの?』って言って、動物たちが一斉にあなたを見るんですけど(笑)。

バロン:『No! 俺じゃねえ、俺じゃねえ』

GM:『そうなんですか。実は、別のコンテナに、新入りが乗ってまして』『確か、hong kongってところから・・・』

ディ(睡眠中):今、hong kongって言った!(笑)

GM:『僕たちとは違う、スター選手みたいのが来てるらしい』『ファラオ用のサプライズなんだってー』『助っ人外国人ってやつ?』

バロン:New boy! Oh yeah!

アン:もしかしたら、映画だと、美女に対して、おとなしくなりそうなヤツかな。

ソウジ:な、なんか、状況がよく読めてないんだけど。

GM:『あと、クラウンの中に、ひとり、すげぇ剣呑な奴がいるんですよ』

ディ(睡眠中):ナイフ投げのジャック?

GM:それとは別ですね。『全然目立たないようにしてるんですけど、マジでやばい』

バロン:やばいクラウンと、ニューブラザー。

GM:『荷物からも、なんかイヤーな感じがするー。人間は気づいてないけど、どうも落ち着かなくってさー』あと、ゾウが、『すごい火薬の匂いがします』(笑)

ソウジ:しかも、ただの火薬じゃなくて、「すごい火薬」。

アン:待てよ。・・・中から動物出して、襲わせた後、列車ドーン。

バロン:うん、ありげな感じですね。

GM:『団長さんのところには、お客さんが来てるみたいです』

バロン:みんな色々見てんなー。

GM:『僕たちの前で、何の警戒もしないんですあの人たち(笑)。このぐらいでいいっすか?』

バロン:『サンクス、ブラザーズ!』

ソウジ:先輩の役に立っちゃった!

GM:先輩ちょっと怖いけどかっこいいッスよねー。そういう感じ。

バロン:オーケー。意外と色々聞き出せましたね。

ソウジ:人間とは別の視点でわかった感じですね。

GM:(アンに)なんか、急に動物たちがパオーン、パオーン言い出した。

アン:ああ、なるほど。多分ミスターは動物と話せるんだね。

 
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