Eternal Smile > Show Must Go On TORGリプレイ 『Show Must Go On』第二幕 アン:計画の詳細を聞きたいから、団長のところへ行って、話に乗ったフリをしよう。 GM:そしたら、部屋の前で止められて、「おお客人、何しに来たんだ?」 アン:「実は、路銀を稼ぎたくてね。いい取引があったら教えてもらいたいんだよ」 GM:「おっ。ちょっと待ってろ」
アン:〈発見〉で振ってみます。(コロコロ)1。リンクは切れないですよね。 GM:マスターのお勧めは、立ち去ろうとする客人に、敢えて、声を掛けちゃう。 ディ(睡眠中):もしくは、“アイデア”を使って、この人が誰か教えてもらう。オレの読みだと、こいつはメビウス本人だと思う。 GM:(息を吸い込む) アン:そうか、抵抗勢力をぶち殺す気か! ソウジ、バロン:ああー。 アン:“やり直し”使います。(コロコロ)15。ポシビリティ使おう。 GM:・・・消します。 アン:ほうー。消すなら、“ドラマ”。 GM:はい。2点目以降は無理です。2点消せるのはハイロードだけです。 アン:(コロコロ)25。+8で達成値18。 GM:お! そうすると、見えてるはずなのに、顔がよくわからないです。正体隠蔽系の、コミックパワーか超能力か、ギズモって呼ばれる不思議なアイテムを使ってるんだと思います。 バロン:正体を隠している。 GM:男性で、とにかく只者ではないことはわかります。恐らく高級なギズモを使っているから、高い地位にある存在なのは間違いないです。
アン:「いや。知り合いに似てた気がしたが、あたしの勘違いだったようだ。すまない」 GM:「ああ、あるものですね、勘違いは」 アン:「ああ、まったくだ」 GM:「私も、噂に聞いた、赤毛の美しい方かと思いましたよ」 アン:「ああ、よく言われる」
GM:緊迫した空気がフッと緩み、周囲の音も戻ってきます。奥から、シルクハットを被ったちょび髭の団長が、「姐さん、仕事を探してるんだってね」 アン:「ああ」 GM:で、あなたを部屋に入れて話を始めるんですけど、ファラオの前で射撃の妙技を見せてほしい、なんてことから始まって、明らかに、あなたの値踏み的な、汚れ仕事はできますか、みたいな流れになっていきます。 アン:ニヤリと、凄みのある笑みを浮かべて、「あのショックトルーパーどもの車が爆発したのを見たかい?」 GM:ゴクッ、って唾を飲む音がします。 アン:「言ったはずだ。安いものにこれは使えない、って」 GM/団長:「それは保証する。でかいヤマだぞ。うまくいきゃあ、御殿が建つ。(小声で)こんな苦労ばっかりの商売ともおさらばだ」 アン:なるほど。 GM:実際に提示された金額は、口止め料も含むにしたって、ちょっと景気のいいゼロの数です。 アン:こう言おう。「全て成功報酬でいい。だが、あたしだって、神様じゃあない。しかるべきコースじゃないと、変なところに当たっちまう。そこはきちんと教えてもらいたい」 ディ(睡眠中):つまり、どこから狙おうと考えてるかを聞いて、実現性があるかどうかを見極める感じですか。 アン:あるかどうかもそうだし、どこで計画を止めるか。 GM:〈説得〉もしくは〈魅了〉で振ってみましょう。なければ《魅力》になります。 アン:技能はないな。《魅力》は10で、(コロコロ)19。+6なんで、16。 ソウジ:高い。 GM:話に嘘は感じませんし、あなたのことを信用しているようです。団長は、見た感じ小悪党で、揺れてる風ではあります。ナイル帝国には、善と悪の間で揺れてる人がたまに存在します。で、「闇のフォースはいいぞー」とか言うと(笑)、フォースの暗黒面に落ちることがあるわけですね。本性がわかってると、善悪どっちの立場にも、誘惑ができるんですよ。 ディ(睡眠中):なるほど、善への誘惑はありだな。 GM:彼は今、悪の策略をしていますが、同時に、自分たちは良いことをしているんだ、「ファラオを倒せば、帝国が滅んで、良くなるんだ」とも言うわけですよ。それは、あなたへの言い訳でもあるし、自分への言い訳でもある。 バロン:・・・・・。
GM/団長:「言うならば商売道具ごとおさらばで、俺たちも死んだことにすりゃあ、追われることもない。でもできれば残したいから、姐さんのスナイプでバーンと決めてくれりゃあ、ほら、厄介はないって寸法だよ」 アン:「なるほどね」 GM/団長:「この辺りから狙うのはどうだ?」 アン:「ああ、それだったら仕損じはない」と言いながら、十中八九、返り討ちに遭って終わるパターンだなあ、と思う。 GM:うーん、ちょっとこれは生きて帰れないんじゃないかなー、って気がする。一見やれそうだけど、これでやれるんだったら、世界が10個も滅びねぇよ(*8)。 アン:むしろ、これが通じないからハイロードなんだよな。ただ、多分ここで説得しても、意固地になるだけなので、計画を遂行不可能にしてから、光り輝く人に、アイルのご威光を見せつけていただいた方が、改心するんじゃないか、と思わなくもない。 ディ(睡眠中):へ? GM:話してる感じ、罪悪感は持ってるけど、使命感みたいなのもあって、お客さんとか、サーカスの団員も大事にしたいけど、苦労ばっかりだし、こんな仕事しても何になるんだ、みたいに感じてるところもある。 アン:「途中で観客を逃がすかい?」 GM:ビクッ! ってして、目を泳がせて、「あ、いや、できればそうしてぇが」 ソウジ:あー、いいな、完全な悪人ではない感じ。 GM:列車が突っ込んで来た時に、爆発さえしなければ、乗せて逃げることができます。 アン:早めに爆薬をどうにかすればいいか。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |