Eternal Smile > Show Must Go On TORGリプレイ 『Show Must Go On』Epilogue バロン:そもそも、それが目的でしたからね。この街で、みんなと別れる感じですね。 GM:はい。そしたら、みんながあなたのことを惜しんでくれます。あなたの正体を知っても、あなたのことを悪く言う人は誰もいません。 バロン:たとえ、呪いが掛かったこの身体でも、受け入れてくれる! GM:「それが何だって言うんだ。サーカスってのは、曲者の集まりだぞ!(笑)今更お前のような奴がいたって!」「ま、でも、獣をずっと留めてはおけないよな」 バロン:「ストレイドッグは気ままなのさ」 GM:団長さんが奧さんと一緒に、「世話になった。お前さんのおかげで、本当に大事なものを思い出すことができた。これからもサーカスを続けるよ。本当にありがとう」 バロン:「また、縁があったら会おうな!」 GM:「ああ、是非とも。そうだバロン。よかったら、これを着てくれないか。みんなで作ったんだ」と言って、カッコいいジャケットを出します。 一同:おおー。 GM:サーカスの紋様と、獣が、組み合わさったような、ヒーローのトレードマーク入りです。要するに、スーパーマンのSみたいなもの(笑)。 バロン:あー、うんうん、わかりました。着て、バッと裾を払って。 GM:「おー、よく似合うぜ。カッコいいなー!」動物たちとも名残を惜しんでいると、発車のベルが鳴ります。 バロン:「そろそろだな」 GM:「さよならは言わないのがサーカスだ。『では、またの巡業の時に会いましょう!』」そう言って、笑顔で、彼らは旅立っていきます。 バロン:うやうやしく礼をします。 【CAST】バロン・ラジャ GM:お次はソウジ。あなたの仕事は終わりました。あなたもやっぱり、団員を続けないかい? と誘われるわけですが。 ソウジ:「そうだな。それはとても魅力的な誘いではあるが、やはり、俺は自国で、皆に希望を与え、社会体制を変えるべく、活動していきたい、という思いがある」 GM/団長:「なるほど。でかい夢があるんだな」 ソウジ:「ああ。大きな夢だ」 GM/団長:「夢があるのはいいことだ。夢で腹は膨れないが、人生は豊かになる」 ソウジ:「そう言ってもらえると、励みになるよ。ありがとう。そう考える人物が、増えることを願って、これからも俺は活動していくんだろうな」 GM/団長:「それはよかった。でも、こんな話をしたら、退職金も払いづらいなー」 ソウジ:む!(笑) GM:大事なものは金じゃないんだよねー、みたいな顔をされるわけですけども。 ソウジ:「まあ、(咳払いをして)くれると言うならもらっておかないこともない、が・・・」 GM:ツンデレかよ!(笑) ソウジ:く、くぅー! GM/団長:「どこぞの王様が言ってたよ。夢を叶えるためには、ほんのちょっとのお金が必要だ、と」 ソウジ:「そ、そうだな。無駄にせず、大切に使わせてもらうよ」 GM/団長:「うん。きみなら大丈夫だ」 ソウジ:「団長。短い間だったが、このサーカスの一員として働けて楽しかったよ。今までありがとう」 GM/団長:「こちらこそありがとう。スターがいなくなるのは痛いよ」 ソウジ:「きっと、俺より腕のいい軽業師も、そのうち見つかることだろう。じゃあ、元気で」 GM:相棒の女の子がちょっと寂しそうにしてます(笑)。 ソウジ:まあ、多くは語らず去りましょうかね。 GM:そしてあなたの前に、ブラック企業から次の仕事が(笑)。 アン:ブラックキター! ソウジ:く、くぅっ!「い、いや、俺は変える、変えてみせるぞ! 人々に希望を与え、俺はこの社会を変えるんだ!」って、胃を押さえながら。 GM:そして、企業忍者、香川ソウジの戦いはこれからも続くのであった! 【CAST】香川ソウジ アン:多分、あたしのエンディングを先にやった方がいいと思う。場所はロシアで、寝台特急に乗っていて、横のベッドをちらっと見ると、そこには毛布かぶって寝てる、ちょっと逞しい身体つきのオッサンがいるんですよ。
アン:そうすると、ひとりの男に、パーン! って風穴が空いて。 GM:おおー。 アン→宗元:もうひとりの胸から、いきなりドスがグサっと生えて、「寝台特急くらい静かにでけへんのか?!」 ディ:ああー!(合点がいった顔) アン:眼帯つけたオッサンが、ベッドから立ち上がると、寝台特急の壁がバーン! って破壊されて、黒ずくめの奴らが。 GM:一斉に、「「「フリーズ!」」」みたいな感じで銃を突きつけるんですね。 宗元:「止まるわけあらへんやろ。っていうか、そいつら、姉ちゃんの客か?」 アン:「え、あんたの客じゃないの?」 宗元:「まぁ、どっちでもえぇか」 GM:で、一斉に、ガガガガガ! アン:カメラが電車の遠景になって、画面に文字が出る。『シベリア・エクスプレス!』(笑) GM:いいですねー。次はロシアで熱い戦いが始まるのであった! 赤毛のアンの行くところ、常に、真っ赤な炎が吹き荒れる! アン:すいません、別の自キャラ(*19)出しちゃいました。 ソウジ:カッコいい。 【CAST】アン・シャーリー ディ:オレは、女王陛下とトルウィンのところへ戻ります。魔剣の顛末があるから。 ソウジ:電話した時の、あのお偉いさんか。 ディ:ぐるぐるに布で包んだものを、トルウィンに渡して、「盾が、しばらく使えなくなってしまった」 GM/トルウィン:「ああ。だが、よく守ったし、よく耐えてくれたな。まるで、きみの矜持のようだ」 ディ:・・・・・。 GM/トルウィン:「直せば済むことだ。きみが折れたり曲がったり壊れたりしないのと同じように、この盾も、再び、全てを守る盾となってくれるだろう。(ふっ、と微笑んで)よく人々を守ってくれた。そして、かけがえのない多くのものを。ありがとう」 ディ:「トルウィンが、オレの背中を押してくれた」 GM/トルウィン:「きみが思うことを、私が先回りして言っただけにすぎない。きみに本当に必要なものは、きっと揃っていた。それを確認しただけにすぎないよ」 ディ:マスター。実は、オチをつけてほしいんですよ。 GM:ああ、わかりました。「ところで別件だが、手紙を受け取っている。きみの奥さんからだ」 ディ:「えっ?」 GM/トルウィン:「『中継見たよ。あの女の子誰?』」 バロン:はっ!(笑) ソウジ:これは、修羅場の予感。 GM/トルウィン:「『お姫様抱っこなんて、いつ以来かなー』」 アン:ずっと何年もしてもらってないなー、みたいな。 ディ:したよ? GM:したよ。奥さんという魚を釣った時ね(笑)。アーディネイ女王が、「たまにはご家族と過ごすのもいいでしょう。休暇を取ってはいかがですか?」 ディ:「・・・わかった」 GM:ということで、トルウィンの手には、チケットが2枚。 ディ:2枚? GM/トルウィン:「サーカスでも見てこい」(笑) バロン、ソウジ:おおー。 ディ:「女王陛下。トルウィン」 GM:「何ですか?」「なんだ」 ディ:「前にもこんなことがあった気がする。多分、向こうにシャロンがいるだろう!」と言って、壁を指差す。 【CAST】ディアン・オブロー GM:そしたら影で、クスッと笑った気配がして、『Show Must Go On』、終了になります。お疲れさまでした! 一同:ありがとうございましたー!(拍手) 限りなく今に近い未来……… TORG Replay『Show Must Go On』Fin. ---Thanx a lot for your reading! Hope will enrich the world. (→postscript) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |