Eternal Smile > Samurai Showdown 『Samurai Showdown!!』 第一幕
GM:その後ろから、一斉に「忍っ!」って奴らが。 マキシム:忍者が来るんだ。 闇影:いや、喋りながら出てきたから、ナイル忍者(笑)。 GM:ボーンと音がして、「何だ、花火が落ちたのか?」みたいな騒ぎになったら、舳先に闇影さんが立ってて、その周囲に、デザインは違いますが、明らかに忍者! 忍者! 何の疑いもなく忍者だ! という感じの人が6人、すたすたすたすたすたすたっ、と立つわけですよ。 リリアン:じゃあ、鉢金に忍とか書いてあるのか。 GM:下忍の「下」って書いてある(笑)。 ディアン:音がすれば、窓の外を見るよね。マキシミリアンが抜こうとした時に。 GM:そうするとウー・ハンが、「わはははは! 闇影!」 ディアン:ウー・ハン? 闇影? GM/ウー・ハン:「目には目を、忍者には忍者を! さらに、人数は6人アル。忍者が6人。貴様はたったひとり!」 マキシム:わけわかんねぇ。 闇影:じゃあ、ニヤッと笑って、手を、くいくいっ。 GM:おー、いいですねー。それと同時に、ディとマキシムは、上空から、ものすごい殺気を感じます。 ディアン:! GM:屋形船が、橋に差し掛かったところで、上から、2つの黒い影が、マントか何かを利用して、バサバサバサーッと降りてきます。で、2体とも、あなた方のいる船に入ってきて、ひとりは、何となく、金輪を狙おうとしてるんじゃないかなー、と。 マキシム:・・・・・。 ユウイチ:アンノウンが2体。 GM:では、戦闘開始します。僕のハウスルールで、スタンダード戦闘に関しては、手札から直接出して、まとめて使って構いません。 GM:スタンダード、ヒーロー先攻、逆転負け! ディアン:えっ?! GM:悪役後攻。推奨行動〈間合い〉/〈威圧〉。逆転負けですので、何らかの不利なトラブルが起きます。小さいものだったら、例えば銃がジャムったとかですけど、戦闘開始早々、皆さんにとって不利なアクシデントが起きることになります。これを変える方法は、2つ。“イニシアティブ掌握”というカードを使うと、改めて引き直すことができます。もうひとつ、コアアースのストームナイトの特殊能力に、希望の法則というのがあって、“イニシアティブ掌握”と同じ効果を、一幕に一回、使うことができます。 ユウイチ:ただ、この後の展開次第では、まだ、使わないで残しといた方がいい気もするんだ。 ディアン:はい! ここでの逆転負けは、どんなのがオイシいかな、と考えたんですけど。 リリアン:オイシいのかい!(笑) ディアン:金輪龍一に、怪我してもらえませんかね。 闇影:あの人、怪我しないぞ? この程度じゃ(*8)。 ディアン:「不利なアクシデントが起きる」ですよね。オレは、もし金輪龍一が負傷したら、その時点で、彼の人命救助を最優先にするので、マキシミリアンに、両方の敵を相手にしてもらわなきゃならないことになります。 マキシム:ええーっ? ディアン:ただ、変えてもらった方が、安全ではある。どうしよう。 ユウイチ:とりあえず、一回ぐらいは不利になっとかなきゃダメだよね? ディアン:うん。 闇影:俺もいいよ。 リリアン:これこそ、真の逆境だ。 GM:おおーっ! みんなカッコいいなー。 ユウイチ:はい。みんな逆境ほしいらしいんで、逆転負けそのままということで、いいんじゃないッスか? GM:解りました。ちょっと考えます。とりあえず、ヒーロー側先攻なので、基本的には《敏捷度》順ですが、思いついた人からで構いません。 闇影:では、私はですね、6人の忍者と、爆発で足を滑らせて、水没。どぼーん! リリアン:ははははは! GM:あー、なるほどね。そしたらじゃあ、ウー・ハンが、「ふふふ、ワタシが何の備えもしていないと思ったか!」カチッ、ドカーン! 闇影:そんな感じでいいです。 GM:次の方どうぞ。思いつかなかったら、行動手番を失った、でいいと思います。 ディアン:逆転負け状態でも、推奨行動をやって、成功すれば、カードはもらえますか? 闇影:もらえます。逆転負けと推奨行動は別に考えればいい。 GM:そうですそうです。 ディアン:では〈間合い〉。素早く動いて、狙ってきた相手から、金輪龍一をかばうように立ちます。 マキシム:かばうのか。なんでそーいうことすんだよ。 ディアン:(コロコロ)1だ。 闇影:ははははは! なんて楽しい! ディアン:よかった、リンクは切れない。危ねぇー。 GM:では、プラスアルファで逆転負けの効果を入れましょう。ただかばっただけ、になった。 ディアン:構いません。 GM:前には立ったけど、足を滑らせたのか、たまたま船が揺れたのか。 ディアン:オレ、浴衣だもんね。いつもの鎧の感覚で飛び出したけども、ただの浴衣の男が、仁王立ちしてるだけ。 GM:マキシムにも、ディが無防備になってしまった、というのが解ります。 リリアン:リンクが切れたらただの浴衣ガイジンか。まぁでも、聖闘士は裸になってからが本気(*9)だし。 ユウイチ:うん。 闇影:そうそう。聖衣をばーんと弾き飛ばしてからが、本気。 GM:絵面カッコいいんだけどなー。 マキシム:ディアンは、襲ってきた奴から、金輪龍一をかばってるんだよね。ってことは、俺は横から、金輪龍一を刺せるよね(*10)? ディアン:えっ?! GM:(意地悪な顔で)うん、刺せるかもねー。ディが仁王立ちになってるから、ディをどうにかすれば、手を出せるよー。 マキシム:あー、そうなんだ。じゃあ、逆転負けの効果で、俺は、金輪龍一に特攻かけようとしたけど、ディアンが前に立ったのを見て、躊躇してしまった、ってことでどうですか。 GM:なるほどね。じゃあ、ディは解るよ。あなたがかばわなかったら、こいつ、殺ってたな、って。 ディアン:何故マキシミリアンが、こっちに向かってくるんだ? マキシミリアンの顔を見る。 マキシム:じゃあ、叫ぶよね。 ディアン:黙れ。ここは何も言うなお前。察しろ! 空気読め! マキシム:「どけ、ディアン!」 GM:どけ、ディアンって言いましたよ? マキシム:俺は、殺るとは言ってないよ? GM:そうですね!(笑) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |