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TORGリプレイ

『Samurai Showdown!!』

 

第一幕

 
シーン3 シノビ飛び込む水の音(その2)

 
GM:ってことで、ユウイチと、リリアン。メタ的に、プレイヤーレベルの視点で、中の様子が変だぞ、までは解る。

ユウイチ:では、変だぞ、動かそうかな、とした瞬間、エンジンが止まる。あれ? エンスト? 今までなかったのに。

GM:あなたは気づきます。飛行機に、細工がされてて、すぐに飛び立てなくなってた。ほんのちょっとしたことなんだけど、例えばプラグが外されてたとか。

マキシム:ひどいなそれ。

ユウイチ:げ! じゃ、急いで修理に入るか。

リリアン:そしたら、何が起こってるのか、状況を見ようか。なんかボーンと音がして、チャイナ野郎がいて、上から降ってきた奴がいて、忍者は水に落ちるし(笑)。

ユウイチ:うん、いつものこと。

リリアン:そうね。こう、眉間を押さえて、「・・・バカばっか」(笑)

ユウイチ:それで終わりかー!

マキシム:そんな冷静なんだ。

リリアン:で、冷静に〈手掛かり分析〉。降ってきたのは何だろなー。(コロコロ)18。

GM:とりあえず人間型のものが2体で、ひとりは、隙が全くなくてよく解らない。もうひとりは、浅黒い肌をしていて、耳が尖っていて。

ディアン:あ、解った。

リリアン:ダークエルフってこと?

GM:アイルエルフは、みんな浅黒いんです。男も女も、良いも悪いも。

マキシム:あ、そうなんだ。

GM:同時に、そのエルフが、人間とはちょっと思えない動きをしながら降りていったのが解ります。あんなに人って飛べるんだっけ?

リリアン:ロボットってこと? でもストームナイトならそれぐらい動けるのもいるよね?(闇影を見て)

GM:えーと、そうだな、無理やり身体を動かしているような印象。筋繊維がぶちぶち切れる音がした。

リリアン:強化されてますね。それが降りていった。なんか物騒ねぇー。で、隣のソレイユの反応は?

ソレイユ:「おねーさん、おねーさん! ニンジャさんがかわにおちました!」

リリアン:ポンポンと頭叩いて、「いつものことよ」(笑)

ユウイチ:そうね。

GM:ヒーロー側終了です。悪役側、さくっといきましょう。忍者たちは、「水中戦ならば、貴様も素早い動きはできまい!」と言って、一斉に、動き始めます。水面に出る時は、貴様が死んで浮かぶ時だと思え!

リリアン:さあ、かつて12体のドムが3分でやられたことがあります。今回、何分で6体の忍者がやられるんでしょうか(笑)。

GM:1ラウンド10秒ですからね。では、6人で一斉に、旋風脚! 高速回転し、周囲の敵全てをなぎ倒す奥義です。

闇影:はい、どうぞー。

GM:水中でぐるぐるぐるー。この渦の中で貴様は死ぬのだー!(コロコロ)因みにこれ、喋らないと出ないから喋ってるよ(笑)。

リリアン:さすがナイル。

GM:ポシビリティを使います。

闇影:それは打ち消しておこうかな。

GM:活劇の法則。

闇影:それも打ち消しておこう。

GM:ういっす。〈武道〉26。

リリアン:なんか、とんでもない数字が飛び交ってるぞ。

闇影:1超えましたね。25しかないんだな。

GM:いぇーい。6人がかりでしたからね。24ダメ。

ユウイチ:初めてのダメージ。

闇影:24は痛いなー。鎖かたびら着てるんで、10抜けです。

GM:10抜けでポシビリティ能力者だと、1レベル負傷K4。1レベル負傷までなら、実はあんまり問題ない。

闇影:もらっときましょう。

ディアン:すごい。闇影さんに傷を負わせた。

GM:「ふふふ。我ら選抜された忍、貴様が来ることを察知して、忍んでおったのだ(*11)!」というわけで、6つの渦巻きが、合わさって巨大な渦巻きになり、闇影さんを飲み込んでいきます。

マキシム:うわー。

闇影:上で、船がぐるぐる回転して、ウー・ハンが目を回してるわけですね。

GM:ウー・ハンは、姿を消しています。船は2つに折れて、ズブズブと沈んでいきます。

ユウイチ:それはやばいな。

GM:この渦が広がっていくと、近くの船も危ないでしょうね。では、残る敵2体。ひとりは、無防備になってる奴を、刺すか。

ディアン:マスター。名誉の法則を使います。自分を疾風にして、積極防御。

GM:はい。来たよ。

マキシム:やっぱすごいな、〈名誉〉。

ディアン:(コロコロ)1だ。リンク切った。

マキシム:ええーっ?

GM:よっしゃー。後は当てるだけですね。特攻急所攻撃。(コロコロ)ポシビリティを使います。

ディアン:・・・消す。

リリアン:いかん、どんどんどんどん、小宇宙が高まっていくぞ(*12)。

ユウイチ:ペーガサスファンタジー♪

リリアン:このままいくとこの人、神様殴り倒しそうです。だって、鎧はない、剣は打ち破られた。もうこれ以上ないくらい小宇宙が燃え上がってる。

GM:命中とダメージはちょっと待ってね。・・・何となく、葛藤はあるのです。でもいいや。

リリアン:ディの弱点はそこだったのか。リンクを切ると大変なことに。

GM:常に〈名誉〉でブーストされてるから、関係する行動で1振ると、全部切れちゃう。

ディアン:武器は何を持っていますか?

GM:日本刀です。刺したらスイッチ入れる予定ですけど。電撃刀ってやつですね。

闇影:電撃、とうーっ!

GM:命中は30。28ダメージ。

ディアン:《耐久力》と17差。4レベル負傷KO5です。

GM:死ぬ。

ディアン:ポシビリティと“ドラマ”を使って軽減します。1レベル負傷だけもらって、ショックはゼロ。

GM:あ、ごめんなさい、当たった瞬間に、電撃刀のスイッチ入れるから、負傷がもう一段階増えます。

闇影:だから、5レベル負傷KO5。

ディアン:ギリギリ平気だ。負傷とKOを消して、1レベル負傷2ショックで立ってる。

GM:絵面的には、あなたを貫いて、金輪まで届いたとします。あなたが身体を張って止めなければ、死んでたな、っていうやつですね。刺されてまず、ちょー痛かった。だが、まだ! ってところで、スイッチ押されて、バリバリバリバリバリーッ!

ディアン:「ぐ・・・っ!」

 
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