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TORGリプレイ

『Samurai Showdown!!』

 

第一幕

 
シーン4 呉越同舟

 
 川岸に救急車が駆けつけ、金輪龍一とディアンを病院へ搬送する。
 

GM:金輪さんは、意識があるのかないのかは、正確には判りませんけど、ディが手を握ると、やっぱり、握り返してきます。

マキシム:じゃあ、俺も一緒に。

GM:乗り込む前に、扉が目の前で閉まります。救急隊員が、「あなたは怪我人ではないようなので」と。剣の柄に手が掛かっていましたが、あなたはふっと何かを思い出し、手が止まります。

マキシム:そうですね。襲ってきた奴の目が頭に浮かんで、思い留まります。

GM:ということで、マキシムも、雑踏の中に、姿を消していきます。
 

 救急車の車内で、目を覚ました金輪龍一は、ディアンに告げる。
 彼もこの後、中国との商取引があって、香港へ渡る予定なのだ、と。
 

ディアン:「その身体で、どうしても、カナワ殿が行かなければならないのか?」

GM:頷いて、「私にも、やらなければならないビジネスというものがある。守ってくれた件については、礼を言うよ。ありがとう」

マキシム:・・・・・。

ディアン:「オレは、オレの手の届くところの、生命を守ることが、使命だから」

GM/金輪:「素晴らしい。私は、きみのような人が好きだ。きみと同じ時代に生き、こうして話ができることを、誇らしく思うよ」

マキシム:ムカつくなー。

ディアン:「・・・カナワ殿」

GM/金輪:「何かな?」

ディアン:「あなたは、オレに、隠していることがある」断言します。前回、オレは気持ちのクリア(*14)に成功して、彼がオレたちをはめようとしていたことを、知っているからです。

リリアン:うむ。

ディアン:「あなたを、狙う、存在に、心当たりはないか?」敢えて、核心からちょっとずれたことを訊きます。

GM:そうすると、笑いながら、「ありすぎて見当もつかないね」

闇影:うん、そう言われるよね。

ディアン:・・・・・。

GM/金輪:「私は、ただ正当にビジネスをしているだけなのに、恨まれることがある。きみが正しいことをしていても、剣を振るう日々が終わらないのと同じことだよ」

ディアン:「オレの闘いは、無駄ではない。オレはそう信じている。いつか、この日々が終わる、と」

GM:「そうだね。おかげで私も救われた」と言って、金輪さんはあなたに、香港でもよろしく頼むよ、みたいな話を始めました。

ディアン:それは、無理だ。オレはアイルの代表として、式典を成功させなくてはいけないから。

GM:勿論、空いている時だけで構いませんよ。金輪さんだって、政府関係者に顔の効かない立場じゃないし。因みに今回の香港行きは、金輪系列の大きな銀行を、香港に設立するため、だそうです。

闇影:・・・・・(ディアンの顔を見る)。

ディアン:ギンコウ・・・(闇影と顔を見合わせる)。

GM:はい。銀行を設立する、って言ってます。既に準備は進んでますよー。

闇影:色んな意味で(笑)。

GM:ATMもいっぱい建てて、あとはもう稼動を待つばかり。ただ、通貨の切り替えとかもあるから、返還が無事に終わってからにしましょう、と。だから、7月1日に、稼動します。

ディアン:・・・・・。

GM:株価も上がってますよ。いい感じに。

ディアン:オレは、カブは、よくわからない。ユウイチは、喜ぶかもしれないが。って、どうしようー。そういうことかー。

GM:ではここで第一幕終了です。全員1ポシと、【秘密】に入っているサイドストーリーカードの分、合計2ポシビリティ差し上げます。

 
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