Eternal Smile > Samurai Showdown 『Samurai Showdown!!』 第二幕 闇影:ではですね、いきなり香港の街なかで、ぼんぼんぼんぼん! と煙が上がり。 GM:お! じゃあ、街なかで戦ってます。丁度よかった! リリアン:丁度よかったんかい! GM:どこかでそういう演出はしたかった。香港の大きな通りに、トラムっていう、二階建ての路面電車が走ってるんですよ。 闇影:あー、いいですねー。 ディアン:二階建て電車の上で。 闇影:いや、上じゃなくて、二階建て電車の壁側で(笑)。車の脇に垂直に立って。 GM:停車したら落ちんじゃねーかな、みたいな。向こうは言うわけですよ。「逃がさんぞ芭蕉!」 闇影:「芭蕉? 誰のことかなー?」 GM:「とぼけても無駄だ。用心深かった貴様の、遂に尻尾を掴んだぞ!」 闇影:「尻尾か。俺は獣人ではないんでな、尻尾も、耳も、ないぞー?」(笑) リリアン:やる気満々じゃねーか。 GM:「ふざけた口を聞くのもこれまでだ!」 闇影:「何を言っておる。俺は至極、真・面・目・だ! うはははははは!」 GM:「ふざけおってー!」というわけで、追いかけっこが続いております。 闇影:普通の人には認識されたりされなかったり。 GM:時折、攻撃したり忍術を使ったりした時だけ、声が出るので解る。きえーっ! とか。 闇影:そうやって駆け回って、街のあっちこっちに出没するわけですよ。ということは、まだ見ぬNPCに出会えるチャンスがあるわけです。 マキシム:おおーっ。 GM:なるほど。解りました。何か判定をしてください。 闇影:この場合〈発見〉かな。(コロコロ)低いなー。まず“やり直し”ですね。(コロコロ)20! ディアン:おおーっ!(拍手) GM:来た! 闇影:〈発見〉23ですね。まあこんなもんでしょう。 GM:そんなに出たら、会わないわけにはいかないな。どういう人に会いたいか、希望はありますか? 敵に会いたい、味方に会いたいとか。 闇影:是非、味方に会ってみたいですね。できれば“ロマンス”の相手を(笑)。 GM:いいですよ。そうすると、あなたは、盲目の少女に出会います。白い杖をついていて、肌が雪のように白くて、金髪の美しい少女です。目は、閉じていたり開けていたりしますけども、何も映していないようです。その子が、混雑した街を、別に困るでもなく、歩いています。で、あなたが、高速機動中だったり、隠行している方に、顔を向けています。 闇影:目が見えないにも関わらず、目が合うという状況なわけですね。 GM:目が合った。見えてはいないらしい。でも、あなたが動くと、ちゃんと追ってくる。 闇影:すっと後ろに立って、いや、多分相手のことだから、立った瞬間に、こちらを振り向いて、ニコッと笑うんですよ。それを見て、「ほう。心の目は開いておるか」 GM/カトリーナ:「最初に会った龍は、あなたでしたか。運命のストームナイト。私の名は、カトリーナ・トヴァリシュ(*16)」 ディアン:わーい、カトリーナちゃんだー。 GM:ということで、【使命】を読みます。『あなたは、ロシアから来た盲目の少女である。あなたの【使命】は、未来を変えることである』。 マキシム:え、知ってんの? 有名人? GM:公式NPCです。「はじめまして、闇影さん」 闇影:「我にとっては初めてかもしれないが、お主にとっては初めてではなかろう」 GM/カトリーナ:「はい。あなたを『視る』のは初めてではありません」 闇影:では言いましょう。「これこれこういう場所に、飛行機が停泊している。我が力が必要とあらば、そこで」 ユウイチ:もう、うち、仮設事務所じゃん!(笑) GM/カトリーナ:「解りました。私もそちらへ向かいましょう。・・・もうひとり、まだ行く末を決めていない龍がいるようです。その方にお会いしてから参ります」 闇影:「では後ほど」と行こうとして、もう一回振り返り、「杞憂だとは思うが、道中、気をつけて」 GM/カトリーナ:「ありがとうございます。私はまだ、大丈夫です」
リリアン:私はカフェで、中国茶でも飲みながら、英字新聞読んでる。「一体何だったのかしらねー。こないだの変な忍者は」 GM:飲茶めっちゃ美味い。さすが本場。 リリアン:太らない程度に。 ソレイユ:「だいじょうぶです。プーアルちゃは、しぼうをとかしてくれるんですよ!」 リリアン:「いいこと言うわねー」(笑) GM:カツコツと杖の音をさせながら、ひとりの少女がゆっくりと近づいてきます。 リリアン:私は多分、その子は知らないわよね。 GM:会ったことないです。向こうはあなたたちを、じっと見るような動きをしますけれど、やっぱり、何も見えていないようです。「そちらにいらっしゃるのは、リリアン・シュールさんと、ソレイユさんですね」 リリアン:「んー? 私、貴女に会ったことあるかしら?」 GM/カトリーナ:「はじめまして。私は、カトリーナ・トヴァリシュと言います」 リリアン:ちょっと〈手掛かり分析〉で知ってるかやってみよう。(コロコロ)お、悪い。マイナス10だから8。 GM:8だと、ロシア人というぐらいしか解らない。 リリアン:「んー、私、お名前を伺うのはやっぱり初めてなんだけど、どうして私のことを知っているの?」 GM/カトリーナ:「それは【秘密】です♪」 リリアン:・・・? GM/カトリーナ:「この席、よろしいですか?」 リリアン:「別にどうぞ。空いているから」 GM:座って、「あなたは、ここで何をするおつもりですか?」 リリアン:「何やら賑やかなことになりそうだから、来ただけよ」 GM/カトリーナ:「なるほど。もし、観光でしたら、6月30日に、ここを離れてください」 リリアン:「というのは?」 GM/カトリーナ:「7月1日、ここが、『この世界』であるかどうか、解らないからです」 ディアン:あ、理解した。 リリアン:「んー、なかなか笑顔ですごいことを言ってくれるわねー。それは、これと関係があるのかしら?」って言って、読んでた新聞を畳んで、経済面を出して、机の上に置いてあげよう。 GM:少し間があって、「それもひとつです。ひとつの可能性、サイコロのひとつの目。神は今、サイコロを振る準備をしています」 リリアン:「まぁ、忠告はありがたく聞いておくわ。で、貴女は一体? 何か目的があって、私のところに来たんでしょ?」 GM/カトリーナ:「はい。私は、未来を変えに来ました」 リリアン:「まぁ、随分と言ってくれること」 GM/カトリーナ:「あなたは、未来の不確定要素のひとつです。あなたの意思は、まだ定まっていない。ですから、お話を聞きにきました」 リリアン:「私の心とか未来なんて、私にも解らないからねぇー」くすくすっと笑ってあげましょう。 GM/カトリーナ:「もし、決まりましたら、他の龍と共に、この地をお救いください」 リリアン:「龍ってのが何なのかよく解らないけれども、まぁ、香港だから龍なんでしょうね。とりあえず7月1日が、危険だってことは解ったから、そのことにはお礼を言っておくわ」 GM/カトリーナ:「いいえ。私の力なんて、このぐらいしか役に立ちませんから」 リリアン:「とりあえず、お茶でも飲む?」って、淹れてあげよう。で、フェイドアウト。 GM:因みに、誰かの【秘密】開けたりしませんか? ディアン:そろそろリリアンに、動いてもらわないと、オレたちでは、達成値が足らん。 GM:ではここで、一回シーンを切って、作戦タイムにしましょう。 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |