Eternal Smile > Samurai Showdown 『Samurai Showdown!!』 第二幕
リリアン:やることはただひとつ。一体、7月1日に何が起ころうとしているんだろう、っていうのと、金輪が来るって言ってるけど、何のために来るんだろう、っていうのを調べる。 ディアン:プレイヤー知識として、教えてもオッケーですか? それとも判定を必要としますか? GM:ゲーム的に言ってしまうと、キャラクターは知らない筈の情報だから、少なくとも、これを知っていそうな人に訊くしかない。 リリアン:っていうか、〈手掛かり分析〉をしたい。金輪の手の者が来ているのならば、いわゆる戦闘員的な、戦闘するために来ているのか、もしくは式典の方に動員されてるのか。 GM:それだったら判定オッケーです。どうぞ。 リリアン:(コロコロ)6なのでポシ。(コロコロ)24。〈手掛かり分析〉26。 闇影:すげー。 GM:難易度「考えたくもない」を超えた(笑)。まず、金輪の手の者かどうかは、確証を得ていない状態だけど、明らかにニッポンのヤクザとか、商安局員とか、忍者とか、そういった武装勢力が、香港に大量に導入されています。あと、銀行関係の警護が、どこも死ぬほど厚い。 リリアン:銀行を警備してるのがそいつらってことね。なるほど。 GM:ちょっと過剰なくらいの警備状況ですね。ATMの近くにも、張り付いてますから。 リリアン:ATMに張り付いてる? ちょっと変な気もするけど、ニッポンでは普通なんでしょ、それは? 闇影:すいません、出ていいですか? ユウイチ:あ、おれも出たいな。 闇影:じゃあ、いつの間にか同じ席に座って、飲茶しながら。 ユウイチ:「美味いッスねー♪」 闇影:「ここの小籠包がなかなか絶品でな」と言って、ハフハフ食ってる。 リリアン:「って、あたしが頼んだのに、なんであんたらがそれ食べてんのよ! GM:ソレイユちゃんが、「だめですよー、しはらいは、ユウイチさんですからね?」 リリアン:「ったく、何を考えてんのよ、一体」と言って、〈手掛かり分析〉で忍者の【秘密】を抜きにいこう。(コロコロ)+4、22。 GM:超えました。では【秘密】を。 リリアン:(内容を読んで)「・・・それで、結局いつもの面々が集まってるってわけ?」 闇影:「左様。で、貴公の疑問についてだがな、とある世界のスティリーは、ATMなんだよ」 リリアン:「ATM? ATMから、なんか変なものが湧き出てくるってこと?」 GM:侵略者たちは、杭を打って、世界と世界を隔てる三角形のバリアーを作っています。その杭はスティリーと呼ばれていて、世界によって違うんですけど、ニッポンテックのスティリーは、ATMの形をしてるんです。 リリアン:ATMを3つ置くと、その中の三角形が自分のゾーンになっちゃうってこと? GM:そうです。ATMだったら、あちこちに置いてあっても不自然じゃないし、ATMを壊そうとしてる奴らがいれば(*21)、犯罪者だからやっつけてもいいよね! 闇影:しかも、予備として複数並べてても、全く違和感がない。 GM:金輪龍一は、この日のために準備をしていたので、香港中に金輪のATMが建っています。勿論、本物も偽物も、混在しているので。 闇影:どれが本物のスティリーだかさっぱり解らない。 GM:これはトップシークレットなので、闇影ですら、本来は知らない筈です。知らない筈なんですけど、何故か知っています。【秘密】に書いてある、・・・に関連して、知っている。というのが、今すっぱ抜いたリリアンには解ります。 マキシム:まだ、みんなには公表しないんだ。 リリアン:うん。 闇影:「香港の危機というのは、まずそれだ。もうひとつの危機は、もっと質が悪くてな」 リリアン:「もっと質が悪い?」 闇影:「それは、全員揃ってから、彼女に訊いた方が早かろう」 GM/カトリーナ:「そうですね。確かに、皆さん揃ってから、お話をした方が、手っ取り早いとは思います」 リリアン:「じゃあ、私の泊まってるホテルに来る?」 ユウイチ:「いや、それよりはおれの飛行機の方がいいんじゃないか。ちょっと、リリアンにも訊きたいことがあってね」 リリアン:「盗聴されてるかもしれないでしょ」バカにしたような口調で言って、ばっと席を立ちましょう。「会計しに行ってくるわ」 ユウイチ:あー、ちょっと待って。今回なかなか絡んでこないのが気になったんで、リリアンの【秘密】をすっぱ抜こうと思ったんだけど。 リリアン:いいよ。 ユウイチ:(コロコロ)〈発見〉16。 GM:ぴったり成功。抜けました。 ユウイチ:見せろー。(内容を読んで)うん、今ここでオープンにするより、直接みんなの前で言ってもらった方がいいかな、と思う。 GM:カードだけは、公開しておきましょう。リリアンのサイドストーリーカードは、“疑惑”です。だからみんなは、リリアンは何を考えているんだろう、何を考えているんだろう、って。 リリアン:GMの想定さえ無視してるよね。 GM:でも結果的に、疑惑プレイだったので、僕は文句は言いませんでした。 ディアン:オレは“個人的利害”です。 闇影:“人物誤認”。 ディアン:あ、解った! マキシミリアンは“仇敵”だ。 マキシム:(苦笑) GM:というわけで、みんなが合流するシーンを作りましょう。
GM:カトリーナは、まずユウイチに、「改めまして、よろしくお願いします」 ユウイチ:「貴女が、我々に協力してくれるという人なんですね?」 GM/カトリーナ:「互いに、協力することになっています。あなたも龍のひとりですね」 ユウイチ:「まあ、そういうことになるんですかねえ」 GM:「そちらにいらっしゃるのが、ディアン・オブローさんと、マキシミリアンさんですね。はじめまして。カトリーナ・トヴァリシュです」と、見るでもなく言います。顔は、便宜上向けているだけ。「ところで、あなたの飛行機には、隠されたものがあるので、後で外しておくといいですよ」 ユウイチ:「あー、とりあえず、わざと外さずにおいたんですが、そろそろやばいですかねえ」 GM/カトリーナ:「足取りを追うなら、構いませんが、爆弾は外した方がいいと思います」 マキシム:ダメじゃん。 ユウイチ:「あー、最悪特攻して自爆! っていうのも」 GM/カトリーナ:「コストが掛かりすぎかと」(笑) ユウイチ:「せっかく、調べてくれる人も、一緒になってくれたんで。ねえリリアン」 リリアン:「あたし? 爆弾を?」 闇影:技術アクシオム、あなたが一番高いんだから。 リリアン:「まったくもう・・・」 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |