Eternal Smile > Samurai Showdown 『Samurai Showdown!!』 第四幕
GM:金輪龍一は、「すごい騒ぎになってきたね。安全なところに避難した方がよさそうだ。すまないが、しばらく守ってもらえないかな? この機に乗じて、暗殺者でも来たら大変だ」とディに。 マキシム:・・・・・。 ディアン:何も言いません。 GM:であれば、彼は言葉を引っ込めて、「では、この場はお願いいたします」 ディアン:「どこへ行く?」 GM/金輪:「ちょっとあちらへ。避難させていただきます」 ディアン:これで行かせちゃうと、オレたちが追いかける口実がない。今、行動を起こすしかないのか。
マキシム:「お前が本物か偽物かは解らない。ただ、お前を行かせたら、この香港がなくなってしまう」 GM:よろしいんですか? ご家族のことは、という顔をします。口には出さない。 マキシム:うん、解る。「俺はこの戦いでは、私情は挟まない」 GM:ディの方を見ます。守ってくれますよね? って顔。 マキシム:すっごいイヤだな! ディアン:(深呼吸して)みんな。オレはここで、全力を出す。 リリアン:勝負賭けるのね。 ユウイチ:何をしたいんだい? ディアン:見せ場宣言。“モノローグ”。 GM:そうですね。それなら止められます。カードの効果で、判定も何もなしに止められるんで。 ディアン:ここで、【秘密】を話しても(*29)構いませんか? GM:いいです。クライマックスですから。 ディアン:「カナワ殿。オレはあなたから、オレの頼みを聞いてもらった見返りに、あなたの生命を、暗殺者から守ってほしいと、頼まれた。オレは、隅田川の上で、あなたを、暗殺者から守った。これで、お前との契約は果たされた! 今のオレは、この香港を、我が物にしようとする、ハイロードと戦うストームナイト、ディアン・オブロー! オレは、マキシミリアンと共に、お前に挑戦する!」と言って、“リーダーシップ”でマキシミリアンに2枚! 一同:おおーっ! GM/金輪:「何の証拠があって、私をそのように、誹謗中傷なさるのです?」 ディアン:「お前は、オレと、オレの仲間を、甘い顔で、たぶらかそうとした。御前試合の時、お前は、お前の会社の者に、マキシミリアンと戦うように仕向けた。そして・・・」 リリアン:『っていうか、理由なんて要るの?』って叫んであげましょう。『あんたたち、バカなバーバリアンなんだからさ、目の前の奴がムカついたら、殴ればいいのよ』 闇影:ひでぇ。 リリアン:『あんたたちの感情が、証拠でしょ? ムカつくことされたんだから、好きなだけ暴れちゃいなさい!』 闇影:『そう。正義に理由なし!』 ユウイチ:うわー。 リリアン:強いから正義じゃない。正義だから強いんだ! 闇影:何を当たり前なことを。 GM:それに応えるように、後ろから声がします。「証拠が欲しければ、僕が生き証人です!」 マキシム:宮本か。 GM/宮本:「No.0634。宮本です」 ディアン:金輪龍一に、「お前は、宮本を知っている」 GM/宮本:「はい。僕は直接顔を合わせる立場ではありませんでしたが。・・・あなたのような、企業のトップからすると、僕は塵芥以下の存在かもしれない。でも、僕はあなたを知っている。僕はこのストームナイトたちを知っている。僕や、あなたが、異世界から来たことを知っている!」 マキシム:じゃあ、俺も付け加えて、「お前は、俺の家族、俺の故郷、ニッポンに住む沢山の人たちを、傷つけた。そして、大切なものを沢山奪った。俺はお前を許さない」 GM:金輪龍一は薄く笑って、「まあ、そう来る可能性も考えていましたよ」指をパチン、って鳴らすんですけど、誰も出てきません。 ユウイチ:あれ? GM:その頃、式典会場の裏手で、天使を模したレリーフの施された盾を持った男が、ニッポンの有象無象たちの積み重なった前に立っています。 マキシム:あっ! GM/アーク:「我が名はアーク。今は、ひとりのストームナイト。歪んだ想いに凝り固まった、俺の頭をぶん殴って、目を覚まさせてくれた奴に、借りを返しに来た」 ユウイチ:すげー、剣術バカがいっぱいだ。 リリアン:言うな。 GM/アーク:「俺が戦うのは、友のため。そして我が主君、彼女のため」(*30) ギルドマスター、ジェシカ・E・フリートは、 ディアン:ギルドマスターだったのか! マキシム:そういうことか。 GM:宮本くんは、「こんなことをして、ニッポンに帰りたくはないのですか」って言われるんですけど、「いいんです。僕は僕の愛する人が、笑う姿を見た」 マキシム:・・・・・。 リリアン:で、抜刀ですな。 ディアン:“リーダーシップ”の分、カードを4枚ください。 GM:どうぞ。まだ見せ場宣言の途中なので、それも場に出していいですよ。 ディアン:やったー。では〈威嚇〉してみます。「オレの言葉が、間違っているなら、言い返してみろ!」 マキシム:怖いなー。 ディアン:(コロコロ)6。あれ? ポシビリティを使います。 GM:消します。 ディアン:“緊急行動”で、もう一回振ります。(コロコロ)20! GM:来た! ディアン:(コロコロ)31。ポシビリティを使います。 GM:えーと、彼は今、デバイスを持っていないので、消せません。 ディアン:(コロコロ)46、+13。誰か“貫禄”持ってませんか? リリアン:“貫禄”はないけど、“援助”はあるぞ。 ディアン:お願いします。オレが“貫禄”を1枚使って、合計+19。〈威嚇〉36です。 GM:逆転負け。 ディアン:よし! GM:金輪龍一は、その威に押されたかのように、半歩だけ後ずさりしました。表情は全く変わりません。「なるほど。あの時私を守ったのは、本気だったんですね(*31)。驚きました」 ディアン:! GM/金輪:「私も、上司の歓心を買うために、傷を負ったことがあるんですよ。効果はてきめんでした」 ディアン:(GMを睨みつける) マキシム:ホントの悪党だな。 GM:「なるほどなるほど。本気とは、面倒くさいものですね。ですが、デバイスの力を使えば、きみたちなど」って言ったところで、同時に、スラッチェンが、「伸るか反るかだー!」 ディアン:なっ?! GM:スティリー起動!(コロコロ)「来い、我が故郷! 天より来りて、滅ぼせ、テクノデーモン!」 マキシム:やばいだろそれ! GM:ハイロードは、ダークネスデバイスを持っていない時でも、スティリーを通して、デバイスの力を借りたりすることができるんですが、その繋がりが、スラッチェンの横槍によって、一瞬切れました。このラウンドは、デバイスからポシビリティを引き出せないし、デバイスの技能も借りられません。 ユウイチ:このラウンドで決めちまえ。 マキシム:そうだね。見せ場宣言で、「俺は故郷を取り返す」と言って、金輪龍一に斬りかかります。 GM/金輪:「その気持ちも買ってあげよう!」 マキシム:この野郎! (コロコロ)12か。悪くはない。ポシ。 GM:ポシは消します。 マキシム:“ドラマ”を使って振り足す。(コロコロ)23。“ヒーロー”2枚で、(コロコロ)33。(コロコロ)43。“計画”でもっかい回収して、(コロコロ)53! ディアン:10、振り足し! マキシム:(コロコロ)66。 GM:超えた! ディアン:マスター、名誉の法則は使えますか? “ドラマ”カードを“偉業”カードにする。 GM:使えます。1振らなければ大丈夫。 リリアン:頑張って。 ディアン:(コロコロ)よし、20。 GM:ダブルだ。では、ちょっと演出しましょう。一瞬ですけど、空に名誉の光が輝き、かのデュナド神の姿が浮かびます。 ディアン:おお、すごい。 GM:彼は、あなたたちの行為を承認したようです。祝福を受け、“ドラマ”カードが“偉業”カードに変化しました! マキシム:ダイス目は66で、+17だから、〈白兵戦〉43。 闇影:スラッチェンぐらいしか避けれないよ。 GM:一応積極防御。(コロコロ)きゃー、無理! 彼は、何となく盾を使うように、右手を持ち上げます。普段持っている筈のデバイスが、そこにはないので、止めきれずに両断されます。因みに、もしデバイスがあったら、斬神刀の方が折れます。ダメージください。 マキシム:17+25だから、42。“アドレナリン”と“だめ押し”で、48。 GM:48? はい? 満載のタンカーをぶった斬って、なお、お釣りがくるんですけど。 ユウイチ:後ろの建物ごと斬ったね。衝撃波で。 GM:あれだ。銀行がほぼ真っ二つになって、途中の壁とか全部なくなって、金庫の前までがスルーできるようになった。 リリアン:でも、颯爽と「風が吹いたわねぇ」ぐらいしか言わない。 マキシム:カッコいいー! GM:彼のアーマー基本値なんてものは、勿論、仕立てのいいスーツしか着ていないから、9! ずんばらりんと半分になって、「なるほど、ここでは私の負けか。では、きみたちはこのビジネスで何を得ると言うのだ?」 ディアン:「お前の本性を見た。オレたちは、もう、騙されない」 GM:「私は、きみのような人が好きですよ」と言って、酷薄に笑って、「まあ、このぐらいでしょうか。収支・・・決算は・・・」 マキシム:この・・・! 最後の最後まで。
ディアン:「あとは、スティリーだ」 "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |