Eternal Smile > The Sword Brings War
 

 
TORGリプレイ

『剣は誘う』

 

第二幕

 
シーン4 激闘(その3)
(ラウンド進行=戦闘シーン  1/2/3/4/5/6
 

 
6ラウンド目

GM:うわぁ、まただ! 悪役先攻、ヒーロー疾風! 推奨行動〈威圧〉と〈威嚇〉。城、壊されてるんだよね。でも多分、目の前のマキシムしか見えてないな。・・・特攻、急所攻撃。命中−5、当たったらダメージ+5でいきます。(コロコロ)ポシビリティ使う。

マキシム:打ち消す。

GM:了解。達成値は15だから、当たんないね。ヒーロー側どうぞ。疾風なので、2回行動できます。

マキシム:(小声で)“モノローグ”なんか持ってんだよな、今(笑)。

ユウイチ:いや、手はあるだろ。“モノローグ”で、相手を、自分の世界に引き込むんだ!

マキシム:ここでさ、鍔迫り合いしながら、“モノローグ”ってカッコいいかな?

ユウイチ:ああ、いいよ、いいんじゃない?

マキシム:よし、じゃあ“モノローグ”で・・・語りましょう!

ユウイチ:うん、頑張れ。

GM:では、ディアンが突っ込んできたのを、受け止めてもらって。

マキシム:剣で払って、少し離れてから、“モノローグ”。

GM:どうぞ。

マキシム:「お前が、守りたいものっては、そんなチンケなものだったのかよ。お前が守りたかったのは、そんなに安易な正義だったのかよ。確かに半人は、この世界では差別をされている。でも、だったら俺たちが、半人たちの権利を認めさせるように、戦いではなくて、アーディネイに直接、言ってやりゃいいじゃねぇか。剣を振るって説得しようだなんて、お前らしくもないぜ、ディアン」

GM:・・・なるほどね。

マキシム:「剣を捨てろよディアン。お前はそんなヤツじゃない筈だ。魔剣を手放せ」って言って、ディアンの持ってる魔剣に斬神刀を向ける。

GM:了解。〈説得〉かな?

マキシム:それはマスターに任せますよ。〈威嚇〉でいいんだったら〈威嚇〉の方が助かるけど。

GM:マキシム次第だな。ディアンに何をさせたいか。

マキシム:えーとね、できることなら、ディアンの意志力で、魔剣に、抵抗してほしいな。

GM:だったら、〈説得〉扱いだと思います。〈威嚇〉だと、「お前は敵わないんだから、剣を捨てて投降しろ」っていうイメージなのね。だから、《魅力》若しくは〈説得〉技能で。

マキシム:じゃあ、いきましょう。(コロコロ)4。ポシ使うね。

GM:打ち消します。

マキシム:マジかよ! 打ち消すかよ! 魔剣はー!

GM:カードはある?

マキシム:見せ場宣言で、“やり直し”を使う。

GM:了解。今の4を振り直せます。

マキシム:これで頑張って振らないとさ。(コロコロ)よし、13。ポシ使える?

GM:どうぞ。こっちはもう打ち消せないから。

マキシム:(コロコロ)23か。

ユウイチ:23? 厳しい? そんだったら“リーダーシップ”でカードあげようか。

GM:そうだね、ユウイチの場札の“ドラマ”を渡せばいいね。

マキシム:ディアンに叫んでやって。今回は。

ユウイチ:じゃあ言おう。「ディアン。おれはまだ、お前らとチームを組んで大した時間は経っていない。だが、おれが見た限り、お前はそんな、ちゃちな魔剣程度に負ける男ではない筈だ。お前は、お前の心でちゃんと判断して動ける、戦士ではないのか! マキシム。お前だってその程度で引き下がる男ではないだろう!」で、“ドラマ”と“貫禄”を渡そう。

マキシム:よっしゃ!

ユウイチ:4枚いただけるかな。(カードを引いて)うお、“ドラマ”だ。

GM:さらに、ユウイチが見せ場宣言することもできますよ。そうすれば、今引いた“ドラマ”を、マキシムの場札と交換できる。手札は、まず場に出してからじゃないと、使えないんだ。

ユウイチ:なるほど。じゃあ、見せ場宣言、いってみようか! “ドラマ”と“援助”を出して、交換しましょう。「ディアン。お前の根性はその程度か。お前自身、自我を持っているならば、そろそろ目を覚ます時じゃないのか?」

GM:了解。まずは、マキシムのダイスですな。“ドラマ”が2枚あるから、2回振り足し。23からスタートです。

マキシム:(コロコロ)33。33足す(コロコロ)、45。+12で、“貫禄“足すと+15。〈説得〉は12だから、27。

ユウイチ:さらに“援助”足すから、30。

GM:30ね。ディアンの〈意志力〉は・・・大丈夫、成功してます。

マキシム:あとは、ディアンに任せるしかない。これで戻んなかったら蹴飛ばすよ俺(笑)。

ユウイチ:でも、“モノローグ”使っても修正何もつかないんだね。あってもいいと思うけど。

GM:さて。剣を捨てろ、か。

マキシム:多分、自分の中で魔剣と精神力で戦ってると思うんだ。「くぅーっ!」って、頭を押さえるとか。

GM:では、ディアンは、魔剣を逆手に持ち替えて、さっきの、バランゾが自害した時のような・・・。

マキシム:やべっ!

GM:手を押し留めて、必死で抗ってる感じがします。

ユウイチ:止めようとしてるのが、ディアンだよね。魔剣は多分、自害させようとしてるんだから。

マキシム:なら、2人同時で、剣を叩き落とせば。

ユウイチ:それしかないかな。

GM:頑張ってねー! 武装解除は、命中判定−8です。

マキシム:2人でやった場合、どうなるんだろ。

GM:2人でやる場合は、どっちかがメインになって、もうひとりは難易度12をクリアしてくれれば、達成値に+1されます。

ユウイチ:じゃあ、おれが囮で動いた方がいいか。メインはそっちに任せよう。

マキシム:(頷く)当然、特攻、武装解除で。

GM:了解。そうすると、なりふり構わず武装解除させるってことで、命中判定は、−5になります。あと、ディアンも特攻したので、そちらの命中には+3つきます。

マキシム:合計−2か。

ユウイチ:まず、おれから振ろう。〈銃器戦闘〉で撃つ。(コロコロ)あら、7か。−2だけど、+3されて、達成値12。ピッタリになる。

GM:了解。では、ユウイチの攻撃が魔剣に当たって。

ユウイチ:カーン! カンカンカンカン!

マキシム:で、よろけるんだね。

ユウイチ:あとは(マキシムを見る)。

マキシム:じゃあ、「ディアン! 目を覚ませぇっ!」って叫びながら、魔剣を、叩き落とす!(コロコロ)16だから、+3で、〈白兵戦〉19−2+3=20。

GM:20か・・・あっ、待って、21だよ。ユウイチが協力した分の、+1がつくもん。達成値21ならピッタリ命中だ。

マキシム:そうなんだ。よかったよかった!

GM:ダメージを教えてください。

マキシム:えーと、ボーナスが+3で、ダメージ基本値が23だから、26。

GM:特攻、武装解除の分が+5、特攻している相手に当てたから、さらに+3。34か。

ユウイチ:剣が折れたか?

GM:うーんとね、魔剣自体は折れないんだけど、弾き飛ばされて、その時に、血飛沫が舞って・・・。

マキシム:!!

GM:刃がディアンの腕をザシュッと切り裂き、彼はそこに崩れ落ちます。KO入ったので、気絶します。

ユウイチ:よっしゃー。じゃあとりあえず、剣を拾うか。もう鞘に収まってんでしょ?

GM:いや、まだです。ディアンの剣帯に、鞘が留めてあるから。

ユウイチ:「おーい、鞘よこせー」って言おう。

マキシム:じゃあ、結んである紐を、剣で切って、鞘を投げる。

GM:なら、スパンと収まる。

ユウイチ:自然に収まる? じゃあおれ、拾おう。

マキシム:おい待て、拾うな!

ユウイチ:いや、鞘ごと拾えば問題ないでしょ。抜かなきゃいい(*12)んだから。だって、持っただけでヤバいんなら、おれらが最初にブーブー騒いでた時点でもう、洗脳されてるでしょ。

マキシム:抜いたからか、こいつが。

ユウイチ:うん、抜いちゃったからだねー。

マキシム:バカたれっ!(笑)

GM:なんか、もう一発殴られたっぽいな。

ユウイチ:とりあえず、鞘ごと紐で縛ってぐるぐる巻きにしておこう。

GM/魔剣:『解けー、我をここから出せー』

ユウイチ:「うるせえよ!」バンバン、地面に叩き付けるから(笑)。 「うるせえこの野郎、うるせえこの野郎」

マキシム:こ、こんなのでいいのか?

ユウイチ:最後はこうなる。さて、あとは、魔法使いがいるかどうかだけど。

GM:魔法使いですか?(ニヤリ)

ユウイチ:あ、余計なこと言っちゃったか? おれ(笑)。ババ引いた?
 

 
NEXT → 背後より凶弾が迫る。不意を撃たれた3人の運命は……
 


PREVIOUS

back to Eternal Smile


"Eternal Smile" Since 2002.02.02
Copyright (C) 2002-2020 Charmy. All Rights Reserved.

E-mail:charmy_s@mac.com