Eternal Smile > The Sword Brings War
 

 
TORGリプレイ

『剣は誘う』

 

Epilogue

 
マキシム、ユウイチ、そしてディアンを乗せた飛行艇は、
バンバラ城を半壊させながら(!)帰途につく。
 

GM:・・・君らの使命は、城を取り返すことだった筈なのに。

マキシム:いや、ちゃんと城は取り返した。俺たちは、別に物を壊すなとは聞いてないから。

ユウイチ:うん。二回目女王様に言われたのは、ディを何とかしろってことだったし。問題ないよね!

マキシム:おぉっしゃぁー!

ユウイチ:以上です。城は半壊かもしれませんが、我々は気にしません。

マキシム:俺、バーバリアンだし(笑)。

GM:(こいつらー!)

 
上空にて、飛行艇の窓際に立ち、考え事をしているかのような表情のディアンに、
マキシムが話し掛ける。
 

マキシム:「・・・なんだ、随分と浮かない顔してるじゃないか。まだ、答えは出ないのか?」

GM/ディアン:「マキシミリアンは、ジェシカを、知っているだろう?」

マキシム:「ああ」

GM:(ユウイチに説明)以前、ジェシカという少女が、やはり、虐げられた民のため、女王として立ち上がったということがあったんですよ。ジェシカは南米の孤島に、エデンという名前の、新しいレルムを作ろうとしました。それは結局、ダークネスデバイスって呼ばれる、すごーく悪い道具に唆されてのことだったんですが、ジェシカを止めるために、ディアン自身が、〈説得〉かまして、“偉業”かまして、ダークネスデバイスをジェシカの手から弾き飛ばした、という過去があります(*13)。

ユウイチ:ふんふん。

GM/ディアン:「オレは、あの時、ジェシカに言った。戦いを終わらせるために、命を落とすのは、間違っていると。今のオレにも、同じことが、言えると思う。オレが剣に、負けたせいで、命を落とした半人たちがいる。・・・オレは、その罪を背負って、生きていかなければならない」

マキシム:「ま、お前らしい悩み方だな。でも俺たちはストームナイトだぞ。人々に希望を与えて、この世界を救うのが俺たちの使命。だったら、半人たちに、生きる勇気と希望を与えてやればいいとは思わないのか? それは、そんなちっぽけなことで悩むべきじゃないってことだ。これから、アーディネイ女王に謁見することになるだろう。俺は、アーディネイ女王に直訴して、半人の・・・そう、虐げられた奴らの、希望を少しでも、叶えてやりたいと思う。(ニヤリとして)お前も付き合うんだろ? ディアン」と言って、肩に手を置きます。

GM/ディアン:「女王陛下に、オレは、お会いすることは、できない・・・」

マキシム:「・・・・・」

ユウイチ:詰まってるんだったらいいかな。ポーンと館内放送。『えー、これより、魔剣を、始末します』下に火山島が見えます。

GM:おや、そんなトコまで飛んできたんだ。

ユウイチ:『あそこに捨てるけど、いいよな? 返答がない場合は了承と判断する。以上』

GM:「じょ、女王陛下に、見せなくて、いいの、か?」と呟くけど。

ユウイチ:(聞いてない)だって、おれらは処分するよって、言っちゃったもん、な!

マキシム:な! 別に持って帰れとは、言ってないもん、な!

ユウイチ:な!(笑)じゃあ、火山島へ降りていって、火山の真上に来たら、一気に急上昇して、コンテナ開く。カタパルト射出。

マキシム:ドカーーーン!

ユウイチ:剣の断末魔? 聞こえないな。マグマに落ちると同時に爆発して、融けただろう。ま、融けなくてもマグマから拾おうという馬鹿はいないだろう。で、そのまんま旋回しながら、『これより、女王様んトコ行くけど問題ないな。異議のある者は早めにこちらへ連絡してくれ。以上。なしと判断する』

GM:早っ!(笑)

マキシム:よっしゃ!

ユウイチ:で、そのまま、オックスフォードに向かいましょう。

GM:はーい、了解しました。
 

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