Portrait of Wu-Han Act1 Scene4b-TORG Replay-

ＴＯＲＧリプレイ

『アル男の肖像』

第一幕

ＧＭ：さて、どうします？　セバスとウー・ハンは図書館ですか？

ユウイチ：おれは、飛行艇を整備していよう。何事もね、自分の仕事が大切だ。

ロン：変な煙を上げてたしね。こっちはネカフェに行って調べてきます。宝石の来歴とか、あとは、ミルトン・アブリー卿が動きを見せていないか、とか。

ＧＭ：ミルトンの情報は、ネットには載ってないんじゃない？

ロン：例えば、どっかで宝石が盗まれた、っていうのがニュースになってれば、判るんじゃないかな。ドラゴンボールみたいに、何個か揃えれば願いが叶うとかだったら、動いてるだろうし。

セバス：じゃあ、〈推理〉いきまーす。物語や伝承とかを調べて、セバス・アーイ！（コロコロ）１６。〈推理〉１８。

ロン：（コロコロ）ポシも使っとこ。〈知識（コンピュータ）〉で１８。

ＧＭ：では、セバスチャンは、４時間ほどかけて文献を紐解き、ひとつ、思いついたものがあります。

ロン：ガラガラガシャーン！　雷が図書館に落ちて、みたいな（笑）。

ＧＭ：アメリカのスミソニアン博物館には、呪いの宝石と言われる、青いダイヤモンドがあります。

ＧＭ：元々そのダイヤは、インドのヒンドゥー教寺院の像に嵌まっていて、盗み出した男は酷い目に遭って、マリー・アントワネットが手にして、彼女は断頭台の露と消えて、マリリン・モンローも映画の撮影で身に着けたことがあって、等々の逸話（＊１１）がありまして、最終的にスミソニアン博物館に寄贈され、安住の地を得た、と言われています。

ユウイチ：あれから出てる特殊なイオン波みたいのが、関係してるという話もありますねー。

セバス：うわ、〈オカルト〉儀式に使ったら素敵そうー。

ＧＭ：そして、ロン・ウーが発見したページがこれです（Wikipedia）。

ロン：やっぱGoogleセンセーだよねー。これがあの、像のおでこに嵌まってたヤツなのか。

ＧＭ：ワシントンＤ．Ｃ．なので、コアアースのハードポイント、フィラデルフィアまで飛行機で行って、そこから陸路かな。

ユウイチ：もしくは、その近くでギズモを発動させれば、元に戻るかどうか。

ロン：多分、像に嵌めるまでやらなきゃダメじゃないかな。じゃあ、プリントアウトして、「こんなのググってきた」

ロン：ま、いいや、協定だから。「これはこれこれこういう情報でね」

ＧＭ／ウー・ハン：「ほう、そのような調べ方があるアルか。ワタシは今まで、ナイルの科学力は世界一ィィ！　と思っていたアルが（笑）、地球の技術も捨てたものではないアルね」

ロン：信託を受けたり、あとは、超コンピューター！　を使って計算してみたり。

ロン：多分こいつらが一番よくやるのは、知ってそうなヤツを拉致ってくる、なんですけど（笑）。

ロン：「うん、これだと思うよ。天啓までびしっ！　ときたから、完璧完璧」

ＧＭ／ウー・ハン：「つまり、その宝石にワタシのギズモを接続して、ポシビリティを引き出せば・・・」

ユウイチ：「もしくは、寺院に戻したところで、もっかいぽちっとな、をやれば」

ユウイチ：「だって、現地でやって、間違えてトカゲ人間と入れ替わったらイヤだろ？」

ＧＭ：では皆さんは、この後スミソニアンへ向かうということで、第一幕を終わりにしたいと思います。皆さんに１ポシビリティ。サイドストーリーが起きているセバスチャンには、もう１点、差し上げます。

幕間

ユウイチ：（カードを調整して）“キャンペーン”ってカードが来た。「サイドストーリーがひとつ、キャンペーンに取り入れられる」。どういうこと？

ロン：例えば、僕の“ロマンス”がキャンペーンになると、大河ロマンになります（笑）。くっついたり離れたり。“仇敵”だと、延々、ライバル関係が続きます。何かもう１枚サイドストーリーがないとダメなんですよ。

ＧＭ：だから、セバスの“個人的利害”も、ロン・ウーの“ロマンス”も、継続できるよ。

ＧＭ：あ、そうだ、忘れてた。ロン・ウーの〈知識（コンピュータ）〉、達成値高かったから、博物館のマップあげる。

ロン：わーい、やったー。ありがとうございます。これは超助かる！　建物の原型どんだけ残ってるかわかんねーけど（笑）。

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