Eternal Smile > Portrait of Wu-Han 『アル男の肖像』 第二幕
ユウイチ:「要は、最後に愛は勝つ、ってことですか」 GM/ウー・ハン:「だ、だがっ! 冷静になるのだウー・ハンよ。あ奴は、ワタシを差し置いて、カイロの総督になろうとした女アル! そんな女を許しておくわけにはー!」 セバス:「いや、もう、総督になるような感じじゃないだろ?」 ユウイチ:「ここで下手にツッコミを入れたら危険だからな?」 ロン:「(苦しそうに)ほら、人の恋路を邪魔する奴は、馬(と言いながらポチをちらっと見る)に蹴られて死んじゃうらしいぜ?」(笑) GM/ウー・ハン:「! わ、解ったアル。ワタシには何の文句もないアル」 セバス:「ところで、そのダイヤを貸してもらえんか」
セバス:「これを使えば、元に戻れるのかのう」 GM/ウー・ハン:「試しにここで、ワタシのギズモに繋いでみるアルか?」 セバス:「ふむ。繋いでみるか」 ユウイチ:えーと、離れとこ離れとこ。 セバス:「掛け声は、ぽちっとな、でよいのだな?」 GM/ウー・ハン:「何と言うか・・・貴様と共同作業するとは思わなかったアルよ!」 ロン:二人の初の共同作業ー。 ユウイチ:うわーい(笑)。 GM/ウー・ハン:「ではゆくぞ、ほれ!」 セバス・GM:「「ぽちっとな!」」 GM:・・・ぶーんと、ギズモのうなる音が。 ロン:あっ。 GM/ウー・ハン:「(セバスを指差し)あっ!」 セバス:「動いた。(ウー・ハンを指差し)ああーっっ!」(笑) GM/ウー・ハン:「貴様、ワタシの身体を、よくも手荒に扱ってくれたアルな!」 セバス:「貴様のせいで、わしの身体はどんなことになったと思っているんだ!」 GM/ウー・ハン:「ま、まあ、今日のところは勘弁してやるアル」 セバス:「これにて、休戦協定は終了、ということで、お互い居るべき場所に帰るとしようかのう」 ロン:そうやって話してる間に、僕がダイヤを回収しましょう。直触れはやめよう。さっき見たからな。 GM:えーと、そこにさ、“ヒーロー失敗”あるよね。 ロン:あるよ? GM:ではここで、ワタシは〈知識(犯罪王)〉(*20)を使うアル。そのダイヤは既にワタシが本物とすり替えた後アル! ロン:ああー、なるほどなるほど。 GM:手に入りさえすれば、あとは【テレポート】で逃げるだけアル! ロン:うん、僕はそれに気づかないよー。 GM/ウー・ハン:「はーっはっはっは! これでワタシの仕事は完了アル。さらばアルー!」 ユウイチ:でも、まだ、手錠外してないよね? GM:!!!
ロン:あと、ついでだから、さっき渡した鍵で外そうとしていいよー。 GM:「かかかか、鍵、鍵、あ、あれ?」がちゃっ、がちゃっ。 セバス:「・・・馬鹿なことをしとるのう」とか言いながら、ダイヤを回収(笑)。 GM/ウー・ハン:「貴様ら! 裏切ったアルか?!」 ロン:「ゴメンな?」と、鍵をセバスに。 セバス:「じゃあな」と言って、はい。(ウー・ハンの両手に手錠) GM:!!! ロン:完璧(笑)。 ユウイチ:さて、どうするか。 ロン:大変そうだねー。ここで置き去りは。 セバス:問題なかろう。聞きしに勝る十総督だからのう。 GM:「い、いや! 大丈夫アル! ワタシがこ奴らより先に円盤に乗り込めばいいアル!」ということで、「ストーマー共、これで勝ったと思うなアルよー!」と言って走り出す。 セバス:じゃあ、その時にさ、足引っ掛けてこけてくれると、多分さっきのボタン押してどっか飛んでくよね。 GM:そんなこと言ってると、“キャンペーン”発動させるよ? もう1回、替わっとく? 一同:いやいやいやいや! ロン:スペック上がったとか言って喜んでる場合じゃないですよ。パーティ内に必ずウー・ハンがいる、ってことなんですから(笑)。 セバス:それはイヤだな。 ロン:しかもあなたのお坊っちゃま、ナイルヒーローですよ? 間違いなく僕らと会った時に、「出たなウー・ハン!」ってなっちゃうじゃないですか。 セバス:それとも、ここで“知人”使って、坊っちゃん出しとく? GM:面白いですね。では、どこからともなく声がします。「見つけたぞウー・ハン! お前がここにいると、ミルトンから聞いたのだ!」 ロン:あ、売られた売られた(笑)。二束三文で売られたくせぇ。 セバス:じゃあ、そっち向いて、「なんと、坊っちゃま!?」 GM/エマニエル:「元気そうだなセバスチャン。しかし、僕は、この悪漢と決着をつけなければならないんだ!」 ユウイチ:その間におれは、飛行艇を出す準備してる。忘れないうちに。どっこいしょ。 GM:「さあ、覚悟しろ!」「う、ううー・・・。さらばアルー!」「待てー! ウー・ハン!」 ロン:そしたら地面にボタンが落ちていて、一言お願いします。 セバス:ぽちっとな。 ロン:で、カチッと起動して、お坊っちゃまと一緒に、転送。 ユウイチ:あーあ。 GM:(セバスに)よかったの? これで。 セバス:いいんじゃない? いつも大体これくらいのすれ違いで終わるし。 GM:(笑)では、そういうことで、皆さんは、ナイル帝国の企みを、見事に阻止しました。あとは、ホープ・ダイヤをどうするかですが。 ロン:とりあえず、神像に返してあげるのがいいとは思うんだけど。 ユウイチ:ヘタに触られるのも危険だから、ニューヨークの海かどっかに捨てちゃうのはどう? もしくは穴に埋めちゃうとかね。 GM:えーとですね、このダイヤは、アメリカ合衆国の持ち物だから、勝手に持っていってしまうのもどうかと。 ロン:だよなー。それは人としてまずいんだよねー。でもこれ、エタニティ・シャードだからなー。 セバス:何か、いいアイデアないッスかねぇ。 GM:おお、“アイデア”カードですね。 セバス:誰に預けるのがいいんだろうねぇ。 GM:方法としては、「これはエタニティ・シャードで、悪い奴に狙われるかもしれないので、安全な場所で保護します」って言って、自分たちが持ち続けるか、もしくは、信頼できるところ、例えば、アイルのペラ・アーディネイ女王のところに持っていって、「ちょっとこれ、保管しといてください」ってお願いするのはアリですね。 ロン:全て事が終わって、平和になったら、アメリカに返す、ってことで。 ユウイチ:ひっそりと返す。 ロン:呪い除去の儀式とかした後で。 セバス:っていうか、持ってった瞬間、速攻でされるんじゃね? GM:そうすると、アイルへ持っていく、というのでよろしいですか? ロン:はい。アメリカ政府の人宛に、借りてまーす、って手紙を残して(笑)。 GM:解りました。では皆さんは、アーディネイ女王にダイヤを預かってもらうために、リビングランドを後にします。ロン・ウーの傍らには、ダイヤよりも価値のあるものを得た、笑顔のジーンの姿がありました。・・・この辺で、今回のシナリオ『アル男の肖像』を、終わらせていただきます。ありがとうございました! 一同:お疲れさまでした!(拍手) 限りなく今に近い未来……… TORG Replay『アル男の肖像』 Fin. ---Thanx a lot for your reading! I hope you enjoyed this. (→postscript) "Eternal Smile" Since 2002.02.02 E-mail:charmy_s@mac.com |