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TORGリプレイ

『RELIVE』

 

第三幕

 
シーン4 The blessing
(ラウンド進行=戦闘シーン  1/2

 
1ラウンド目

GM:縛られてたエージェントが、ガトリングガンで撃たれて、倒れます。リーダーは自分で逃げました。

マッコイ:もう、ここまでされたら完璧に敵確定でしょう。

GM:外に出ると、お腹からガトリングガンを出してる、黒服がいて。

ディオルド:お腹から?

マッコイ:黒服はヘリから降りてます?

GM:んー、ヘリがあると思ったんだけど、何故かない。で、あれっ? って思ったら、ベキベキベキって音がして、耳が伸びて、頭がプロペラになります。で、ひゅんひゅんひゅんひゅん回転して、浮き始めますが(笑)。

ディ:何だそれは!

マッコイ:「おーおー、タケコプターか」って、思いっきり〈挑発〉してやるか。

GM:ってことで改めて。スタンダードシーン、ヒーロー先攻、悪役後攻、疲労。推奨行動は、〈威圧〉/〈威嚇〉。とりあえず、お互いに、向こうも戦闘に入ったんだな、ってのが判っていいです。

大悟:さっさと片付けんと。

GM:まずシオンたちの方から、先にやっていきましょう。

シオン:マスター、“仇敵”ってどんな相手ですか?

GM:あれは、オーロシュに走って、堕落の力をちょっとたしなんだ人間だというのが判ります。魔物にまだ堕ちてない。要するに、魔物の力を分けてもらって、 楽しくなっちゃってる連中。

シオン:つまり、悪魔に魂を売ったということだな。

GM:そうです。このまま堕ちきっちゃうと、死ぬとすぐ、魔物として転生ってことになっちゃうんで、早めに滅ぼした方がいいなっていうのが判ります。

シオン:うーん、プレイヤーは全然オーロシュの力に対して知識がないんだけど・・・。

GM:大丈夫。堕ちきる前は、ナイルの怪人とあんまり変わらないです。

シオン:硬いだけで殺せるのか。じゃあ、とりあえず【ワード・エネミー】(*19)を自分に使うよ。

GM:賢いな。宗教敵だしね。

シオン:そのための“仇敵”ですよ!

GM:では発動のチェックをしてください。発動さえしちゃうと勝ち目なくなるけど。

ディ:(マッコイに説明)【ワード・エネミー】は、物理的・魔術的攻撃が全て無効になる。

大悟:ずーっと祈ってないといけないけど。

GM:そう。結界を張る、っていう宣言に近いです。

マッコイ:なるほど。

シオン:(コロコロ)ポシビリティを使います。(コロコロ)+8。(ルールブックを見て)難易度0?

GM:要は、〈信教〉の効果値だけ出せばオッケー。

シオン:効果値は、今21。さらに“貫禄”2枚で+6つけとく。

GM:27か。解りました。その数字はちょっと、覚えといてください。

マッコイ:でも、敵が自分に向かってこなかったら、何の意味もない。

GM:あ、一応優先的にシオンに行くので。“仇敵”だから。挑発しといて、自分を狙わせといて、アストロン(*20)、みたいな。イヤなコンボですね(笑)。

シオン:後は任せた。

ディ:(背に庇いながら)「・・・ユキ」

GM:「わかった」と言うと、フロクトの木を、槍に変えて。

ディ:「いや、違う。逆なんだが」

GM/ユキ:「ちがうのか?」

ディ:「あの、男は、ユキを狙っている」

GM/ユキ:「そうか、かえりうちにしてくれる!」(笑)

ディオルド:ダメだこのヒロイン!

ディ:仕方ないから、「邪悪なる者よ、去れ!」と、剣を抜いて〈威嚇〉します。(コロコロ)達成値13。

GM:効かなーい。

ディ:了解。

GM:ではユキは、「わたしにむかってきたものは、わたしが倒さねばなるまい」

シオン:今は私に向かっているけどな(笑)。ただ祈り続けてるので何も言えません。

GM:しかし、かなり厄介そうな相手だな。えー、【インクリーズ・ストレングス】! 《筋力》増強!(コロコロ)ポシビリティを使います。

ディオルド:どこまで《筋力》上げる気だー!

GM:(コロコロ)おーっし! 《筋力》+7ー。身体が、メキメキメキメキと。

ディ:「ユキぃ?!」(笑)

マッコイ:え、《筋力》19とか、18とか・・・。

GM:うん、20になりましたよー?

シオン:きゃー。

GM:では、ユキ側は終わったので、ヘリ側。

ディオルド:えーと、今すっげぇカードをまわしたいので、“リーダーシップ”を発動して、“やり直し”と“アイデア”をマッコイに差し上げて、手札を4枚にする。さらに“リーダーシップ”を使って、大悟に“アドレナリン”と“だめ押し”を渡して、“アクション”を自分で使っておいて、4枚ひいて、よし、“知人”が来たー! “警戒”が来たー!

GM:すげー。何だあれー。

ディオルド:推奨行動は〈威圧〉と〈威嚇〉なんだよね。そしたら、相手に対して、「とっときのシルバーブレット、食らってみるか!」ターン! って撃って、〈威嚇〉をします。

ディ:今、スタンダードだから、カード自由に使えるしね。

GM:ドラマチックって言えば良かったと、マスター後悔してるんですけどね(笑)。

ディオルド:ふっ!(コロコロ)9で、ポシります。

GM:消します。

ディオルド:では“ドラマ”を使って、(コロコロ)20! 29。(コロコロ)32。

大悟:では私が、隣で変身しながら“援助”しましょう。

ディオルド:出目は32で確定で、+10。“アクション”と“援助”で、+16。〈威嚇〉が14なんで、達成値30。

GM:30! 30はそりゃヤバいわ。抵抗しないとまずいな。

ディ:よし、これで敵側の行動がなくなった。

ディオルド:「中途半端にいくな。魔物らしく、堕ちていろ!」

GM:えーと、ポシビリティも使わなきゃヤバい。では、あなたの言葉と銀の弾丸で、回転がちょっと落ちて、地面の方に寄ってきます。「貴様ッ! 今の気配、人間ではないな?」

ディオルド:「確かめてみるか?」

GM:完全に動きが止まりました。では2人、どうぞ。

大悟:じゃあ、そのまんまグワーッ! と襲い掛かります。(コロコロ)12。ポシビリティ。

GM:1点消す。

大悟:活劇の法則で、2点目使います。

GM:はい、どうぞ。

大悟:(コロコロ)19が出たんで、12+19=31。+10。まず命中が27。

GM:当たります。 ダメージください。

大悟:ダメージが、“だめ押し”3枚使って、さらに“アドレナリン”で《筋力》+3で、+12。基本値が19あるから、41点。

GM:では、空母真っ二つ級のダメージが、カミキリムシからもたらされるわけですが(笑)、不思議なオーラが、男の身体を守ります。攻撃への耐性(*21)があるので、《耐久力》が+10されます。で、ポシビリティで消すでしょ? はいまだ大丈夫。

大悟:そんなに硬いのか。

GM:ヘリ並ですから! けっけっけ。

マッコイ:そうか、通常武器はあんまり効かないのか。

ディオルド:しまった、問答無用で銀の弾丸一発ぶち込んどけばよかった!

マッコイ:〈威圧〉〈威嚇〉には使えるな。よろしい、じゃあ、まだ生き残ってるエージェントに司令。「同時射撃で威嚇攻撃!」

GM:なるほどー。今、生き残りはリーダーひとりだけですね。2人がかりなんで、達成値に2点足されます。

マッコイ:問題は〈威嚇〉スキルがないってことだな。(コロコロ)7か、流し。

GM:ではとりあえず撃ったけど、向こうは「ははは、怖かろう!」とか言うだけです。敵側の行動、黒服Aは“仇敵”のシオンを撃ちますが、【ワード・エネミー】で無効。黒服Bは逆転負けで行動できません。

大悟:首筋に、グワーって噛み付かれて(笑)。

ディ:マスター、“緊急行動”を使います。外から、尋常ならぬ叫び声が聞こえたので、「あちらでも、戦いが、始まっている筈だ。シオン、ここは守り抜くぞ」と言って、全員に、名誉の法則で、活力を与えます。

GM:活力の効果を及ぼすわけですね。解りました。全員、ショックダメージとかがあれば消えて、ついでに、手札が1枚ずつ補充されます。

大悟:あ、遂にサイドストーリー出ました。“個人的利害”。

GM:お。ネタが思いついたら言ってください。

マッコイ:今んトコ激しく要らないものが来た。“逃走”。

シオン:“逃走”は、むしろ敵が使ってくれないものか。

GM:わははははー。ということで、次のラウンドいきます。

 
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