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第三幕

 
シーン４　The blessing（承前）
（ラウンド進行＝戦闘シーン  1/2）

 
２ラウンド目

ＧＭ：悪役先攻、ヒーロー後攻、推奨行動は〈威嚇〉／〈トリック〉です。黒服Ａは「死ね！」と言って、〈信教〉で、突破を試みます。これは邪悪な行動なので、自動的に振り足しがされます。（コロコロ）達成値２６。

シオン：無理ですね、こっち２７だから。

ＧＭ：通んねぇー！　結構頑張ったんだけどな。突っ込んでったところで、一瞬、光の十字架がガキーン！　となって、跳ね飛ばされます。黒服Ｂは、とりあえず、ヘリのローターで、３人をなで斬りにします。（コロコロ）エージェント込みで４人に対して、２１で。〈格闘〉か〈白兵戦〉で避けられます。

マッコイ：そりゃまずいな。えーと、〈回避〉は？

ＧＭ：そうだな、今回は特殊ルールで、彼は「飛び道具」なので、〈回避〉でもいいです（笑）。

大悟：〈格闘〉積極防御で２５。

ディオルド：敏捷度を“アドレナリン”で上げて、積極防御。（コロコロ）えーと、達成値２６。

マッコイ：〈回避〉で１７。ダメだ、届かない。

ＧＭ：エージェントにも当たります。ダメージは２８点で、《耐久力》に＋３していいです。

マッコイ：痛いぞー。１４差、２レベル負傷ＫＯ５ショック。１ポシ使って５ショック受ける。

ディオルド：厳しいなー。

ＧＭ：それで、敵側は終わりました。ヒーロー側どうぞ。

ディオルド：“緊急行動”します。“アドレナリン”で、《敏捷度》が上がっているうちに、勝負を賭けたい。

ＧＭ：正しいですよ、はい。

ディオルド：「なるほどな。首がもろそうだ」と言って、銀の弾丸で急所攻撃！「・・・ジーザス」

ディ：カッコいい！

ディオルド：（コロコロ）１５。ポシビリティを使います。

ＧＭ：消します。

ディオルド：えーとそしたら、おお、“ヒーロー”をくれるのか！　サンキュー！

大悟：『グギャー！』

ＧＭ：大悟の牽制で、体勢が崩れました。

ディオルド：（コロコロ）２０！　（コロコロ）３９。＋１１。“アドレナリン”で６足して、＋１７、２８引く８ペナ、達成値２０。

ＧＭ：うわ、当たった、ダメージください。

ディオルド：＋１１で、ダメージ基本値が１５だから、２６。急所攻撃で＋４入るから、３０。さらに、精神ダメージも入る筈なので。

ＧＭ：（苦しそうに）そう、ですね。

ディオルド：私は〈信教〉を持っていて、なおかつ「ジーザス」とか言ってるんで。

大悟：今度は、攻撃への耐性は効かないぞ。

ＧＭ：では、ズドンって入って、「ふん、そんなチャチな弾丸ごときで」って言った後で、「ぎ、銀だとォーーー！？」（笑）で、丁度、カミキリムシの攻撃で穴が開いたところが、壊死していって、回ってた首がですね、ぶちっ！　って千切れて、鮮血がびしゃーっ！　って飛び散ります。

大悟：また血ぃかぶるんかい、俺！

ＧＭ：因みに頭は、ぐるぐるぐると、慣性の法則に逆らえずに、どっか、あさっての方向に飛んでくわけですが。身体が、どさーっ！　と落ちて、血まみれのカミキリムシが横にいるっていう、何て言うんですか、情操教育によろしくない絵面が（笑）。

シオン：どうしよう。祈りを継続するか、もしくは〈挑発〉しようかな。

大悟：ヘタに行動すると、解けるで？

シオン：じゃあとりあえず、このラウンドは継続しましょう。

ディ：「ユキ、挟み撃ちだ！」と言って、走る〈トリック〉を仕掛けます。（コロコロ）８。“ひらめき”２枚使って、達成値１３。

ＧＭ：それだったら流す。向こうは「見え見えだー！」とか言って、気に留めません。ユキは構わずに、特攻・急所攻撃。（コロコロ）

シオン：“リーダーシップ”使います。「解った。お前たちは強い。思う存分やれ！」と、カードをユキに（＊２２）。

ＧＭ：ありがとうございます。当たりました。ダメージはこんぐらいです。／あー、あんまり痛くないですね。／マスター、そのフロクトの槍は、【ブロッサム・スピア】という奇跡で強化されているので、もしわずかでも傷をつければ、穂先の棘が肉に食い込み、追加で負傷をもう１レベル与えます。

シオン：【ブロッサム・スピア】かい！（笑）

ＧＭ：ジャカット、要するにラナーラの信者のみが、安全にこの棘を引き抜くことができます。非ジャカットが引き抜こうとすると、難易度１４で、〈医学〉ロールに成功しないといけません。

マッコイ：つまり、でっけぇ釣り針が刺さったってわけだ。

ＧＭ：ドスッ！　って刺さって、さらに逆毛みたいな棘がざくっ！　って出てきて、ものすごく痛そうです。

シオン：いわゆるアレだ、針飲んじゃった魚。

ＧＭ：通常武器への耐性あるんだよね。／うん、それで何とか保ったよ。えーと、帰っていいですか？　力ずくで槍を抜いて。（コロコロ）／マスター、わたし《筋力》２０あるんですけど。／そうですか（笑）。一応２０は超えたから逃げられそうだけど。／ならいいや。その槍は、引き抜く時に、１レベル負傷が自動的に入るから。

マッコイ：イヤだー！（笑）

ＧＭ：ではさらに負傷を受けて、ほうほうの体で帰っていきます。

シオン：泣きながら帰るホラー。

ＧＭ：ユキさんは追い打ちが巧く決められなかったので、なんか残念そうですが、とりあえずここは、戦闘終了ということで。はい。

大悟：ではその姿を見ながら、思い出します。俺がまだ人間で、日本にいた頃に、バイクに乗ってると妙に絡んでくる姉ちゃんがいた、ということを。

ディ：“個人的利害”か。

ＧＭ：ああ、いいですよ。ではサイドストーリー発動です。

 
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